暦の上では「大寒」ということで、私の住んでいるあたりでも最高気温が0℃とかいう有様です。意外に思われるかもしれませんが、日中の気温が7℃とかよりも0℃の方が、外に出た時の体感としてさほど寒く感じないものです。湿度が極端に低いからでしょうね。気温も湿度も低い環境は「寒い」のではなく、「無感覚」の領域に入るということですか。とりあえず皆さん、そのへんで凍死とかしないようお願いします⛄️
話が変わりますが、ここんところ寒いので私も家にこもりがちです。これには良い面もありまして、家事が捗るんですよね。サボっていた浴室のカビ取りなどをしてますが、色々やりながら、家事だけで人生なんて余裕で終わるよなぁと思わざるを得ません。いまだに専業主夫&主婦をdisる声は多いけれど、ならばそのお前がいっちょやってみせろと言いたい。やればわかると思いますが、家事は新たな家事を発生させて、家事の輪廻を紡ぐのですよ。
家事は、多層的なタスクが複雑に入り込む魔境のようなもの。皿洗いや洗濯などは、毎日それをこなさなければ日常性が侵害されますから欠かせないですし、加えて、数日おきの指定日に合わせて集めたゴミを捨てにいくとか、半年に一度は床にワックスをかけるみたいなものもあり、多様なスパンで成り立っているわけです。さらには、洗濯機や掃除機をいつ買い替えようかみたいな、絶妙な「読み」を伴う投資的な感覚も必須ですし、もはや「運営」です。社会に出て言われるがまま、主体性を感じない仕事をするよりも、家事に真剣に向き合った方が経験として豊かなのかもしれないのですよ。

雪かき中、庭先で凍りついた動物たちが見てくる……
そんな家事の合間を見計らい、こうして文章など書いていると、まるでブログが家事の連続性に組み込まれたような感覚にもなります。いや、組み込まれたのではなく、私にとってブログとは、もはや家事なのかもしれない。数日おきに回収されるゴミを仕分けるように、ブログもまた、数日おきに回収されるのを見計らって準備をする「家事」の一種と捉える方が、実態に近いようにも思えてきます。
長く続いた趣味はみんなそういうものか、なんて思ったんですけど、ブログはそもそも家事と近しい部分があるのかもしれませんね。家事は多層的なタスクだと上で書きましたが、多彩な家事に取り組むのと同じ心理的な軸上に、ブログもまた存在しやすいではないか。ブログは人によって投稿頻度が異なりますよね。毎日投稿する人もいるし、一週間おき、または何ヶ月かに一度というように多様ですが、いずれにせよ、生活の中でブログをいかにして位置付けるか、という共通した感覚があるはずです。
ある人は、炊飯器に研いだお米をセットして炊けるまでのあいだブログを書いているのかもしれない。ある人は、子供を学校まで送り届けたあとでブログを書いているのかもしれない。ある人は、長いあいだ続けている親の介護の合間合間でブログを書いているのかもしれない。それぞれが構築している暮らしの流れの中にブログが置かれて、家事と家事の合間の橋渡しとなる、個人的な「家事」として、すでに成り立っている方々がいるのではないかなと想像します。
めちゃくちゃ寒そうなMVといえばこれ。