以下の内容はhttps://star-watch0705.hatenablog.com/entry/20240612/1718185652より取得しました。


かつて好きなものを偽っていた。

 

耳に挟んだのですが、いわゆるZ世代の方は、自分が好きなものについて他人が把握しようとすること自体、「センシティブ」なものだという感覚があるのだそうで、例えば好きで聴いてる曲だとか、バンドだとか、そういうのを仲間内でもおいそれと話題にしないんだそうです。そういうのって、私はなかなか奥ゆかしくていいかもなと思いますね。なんか古風な雰囲気すら漂っている。


あと、その好きなものを口にしない傾向の背景として、具体的になにが好きかを相手に説明するのが難しくなっている、ってこともありそう。今って音楽はサブスクで聴くし、そうすると、具体的なバンドとかアルバムを自分で選んで意識的に聴くというよりかは、たまたまリストに入ってた曲を気に入ってリピートする聴き方になるので、「どんなの聴いてんの?」とか言われても、「んああ?」となり、自分でもサブスクの履歴を見ないとはっきりわからない。


で、それが米津玄師や宇多田ヒカルの曲なら知名度抜群だからいいとして、「ああ、石川セリの『愛の分量』を聴いてる」とか言っても大抵の人には伝わらず、ビミョーな反応をされる、というパターンがこれまで以上に増えてきてるからこそ、自分の好きなものをなるべく秘匿する傾向が出てきたわけでしょうね。ていうか、今はもう「何が好きか」っていうのが、個人個人の中でごちゃごちゃした混沌と化していて、人に入ってほしくない部屋みたいになってきているのかも。

 

 


ちなみに私も好きなものを他人に聞かれたときに、説明する難しさをずっと感じてきた人間なので、そういう感覚は理解できます。10代後半で私は洋楽にどっぷりハマり、しかもそこそこマニアックな方向に行ったため、「最近なに聴いてるの?」とか言われても相手が知らないのが当然なので、教えることが非常に億劫という時期を過ごしましたし、なんなら今もそうです。そこでちょっとした処世術を身につけました。つまり、「仮の好きなもの」を作ったのですね。


その「仮の好きなもの」っていうのは、バンドでいったらB'zだったり、スピッツだったりミスチルだったり、かなり知名度が高い面々です。「仮」と言っても好きではあります。好きな曲もあるし、カラオケで歌える曲だってある。でも、普段そんな積極的に聴くわけでもない。ライブに行こうとも思わない。こう言ったら彼らのファンに失礼かもしれないですが、社会的な付き合いをやり過ごすための「芸」として、好きになっておいた、という感じでしょうか。


これがあることで切り抜けた機会があったので、それはよかったです。一方、自分の本当に好きなジャンルに関してはほぼほぼ秘匿状態で、人には明かしませんでした。それができたのがようやく30代に入ってからです。そう、このブログを始めたあたりでようやく自分の趣味を表に出せるようになってきました。え、ところで最近なに聴いてるんですかって? ちょっと待ってくださいねサブスクの履歴を見ますから。あ〜、なんか新居昭乃のアルバムを聴いてるっぽいです。


youtu.be

 




以上の内容はhttps://star-watch0705.hatenablog.com/entry/20240612/1718185652より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14