このブログはメインブログよりも趣味寄りのノリで始めたつもりでして、そこは今も変わらないんですけど、なんかこう、もう少し気軽に投稿していきたいなぁ思いつつ、ちょうど年末年始にかけて掃除をしていて、昔買い集めたCDなんかを賽の河原みたいに積んだり崩したりしてるうちに、ああ、音楽の話でも書こうかと思いつきました。
どこから始めるか。音楽を聴く行為って意識的な場合と無意識的な場合がありますね。でも、だいたい自意識や自立性の発達とかで徐々に意識的、具体的になってくるはずです。とか当たり前のこと言ってますけど、そういう意識的、具体的に聴いた音楽については、私はなんぼでも書ける。一億字書けるんですが、あえて曖昧に漂う夢の残滓のような音楽の話からしていこうと。つまり、まだなに考えてんだか自分でも定かではない幼児の頃に遡ってみます。

その時代、もちろん「ちょっと加山雄三でも聴くか」なんていって聴ける能力があるわけもない。半強制的に、親が聴いていた曲、お店で流れてた曲、テレビから流れてきた曲などを耳から脳に通してきたのでして、そういうのでちゃんと覚えてるのが、親の車の中で流れていたユーミン、竹内まりあ、山下達郎、アン・ルイスとかですね。カーステがCD対応になった時代とも重なるのでしょう。80年代末から94年あたりまでは、親の車に乗せられる度にひたすら聴かされていたはずです。こういうのも意図しない刷り込み教育かもしれない。
もちろん、いま流れているのが竹内まりあか、なんて当時は認識ができる訳もなく、でも、歌手の歌声の差異や、曲のメロディの特徴、一部の歌詞は曖昧でも覚えているもので、大きくなってから探索して突き当てるきっかけになりますし、実際に突き当てました。ちなみに竹内まりあでよく覚えてるのは「ケンカはやめて〜」って曲です。
原曲は河合奈保子が歌ってますが、親の車で流れていたのは竹内まりあがカバーしたバージョン。ぶっちゃけ、勉強をしたため現在の私は80年代の音楽に詳しいのですが、その竹内まりあのカバー曲が入ってるのは1987年発売の“REQUEST"というアルバムです。
後年、河合奈保子の歌ってるのを聴いて、え、これなんか違う、と思ったので、竹内まりあのその歌声は私の中でしっかり記憶されていたのだろうと。その他でよく覚えている曲というと、ユーミンの「ブーリーザードブリザー」って曲や、
アン・ルイスはガンガン流れてました。
ちなみに、私の両親の音楽嗜好としては、まあ語ることもさほどないでしょう。売れている曲、アルバム、歌手を順当に追っていた、ごくごく大衆的な聴き方かと。90年代はB'zやスピッツ、2000年代に入ったら宇多田ヒカルやスキマスイッチあたりを聴いていくような感じ。その柔軟性はなかなかだと思いますが。
あとなんかテクノポップっぽい、跳ねるような感じで歌声もなんかかわいい曲を聴いてたなというのは覚えてまして、当の親に聞いても知らんというし、自力で探索して突き止めました。南野陽子でした。
“ガーランド“という、87年発表のアルバムだったようです。改めて全曲通して聴くと、好きになりました。これも当時のチャートじゃ首位だったそうで、ああ、やっぱり売れてるものを聴いていた、趣味的には凡庸な親であったなと。それだと南野陽子やその他をディスってるみたいですが、そうじゃない。つまり私の両親は、とくに個人的な趣味趣向に固執せず、雑食的にその時代の音、つまり最新の音を聴いていく人たちであり、そういう人たちの聴いてきた音楽を聴かされてきた私というものがいるわけですよね。いるわけだからなんなんだって言われちゃ困るんですけども。こんな感じで続きます。