当ブログもすっかりサボり気味だが、今週のお題は「ラーメン」ということで、勝手に指が動いてこれを書き始めている。福島県福島市に住んでいるが、ラーメン屋はそれなりに多く、どれも個性がある。リピートしている店もいくつかある。その中の一軒を紹介したい。

「ら〜めん 石狩」という老舗。昭和43年開業だからもうすぐ60周年になる。暖簾に福島名物の「円盤餃子」と書かれてあるが、長年通っていて一度も頼んだことがない。正直いって、釈然としない食べものだ。餃子としては食べ応えがあっさりとしすぎている。特に食感も良いわけではない。つまらない味がする。食べなくても損はしないから、このお店ではラーメンをいただきましょう。

いつも繁盛していて中を撮る機会に恵まれない。手狭な店内にはカウンターとテーブル席が並ぶ。昭和あたりから空気が入れ替わっていないであろう雰囲気。レトロブームに脳をやられている人はここで安楽死したくなるだろうか。接客はテキパキとしてこなれており、悪い気分になったことがない。どんな店にしろ、リピートするかどうかはそのあたりで決まると思う。味は決め手にならない。

「正油ら〜めん」

「みそら〜めん」

「みそチャーハンセット」

「半チャーハン」

「担々麺」

この店の看板メニュー「石狩辛みそら〜めん」は野菜がたっぷり摂れる。
総じて、この店の味は「食堂のラーメン」の系統だと感じる。ラーメンだけが美味しい店なら他にいくらでもあるが、ラーメンに比重を置いていないからこそのおいしさ、というのもあるはずだ。ラーメンに特化した店では、店主の妄執だかストレスだかが反映されたような刺々しい一品が出されることがあるが、この店にはそれがない。落ち着いた味がする。年々、それがありがたく感じてくる。