私の姿かたちは、常識あるひとりの人間だと思います。
どこにでもいるような、特に目立つこともないし、害もない人間だと思います。
人見知りで、人前でしゃべることも苦手でおとなしい人間です。
ところが精神年齢は、中学生 、いや小学生です。
私は人並み以上の好奇心を持ち、物事に対して疑問を持ちます。
妻と一緒にクルマで買い物に行くとき、周りの家を見ながら、どうして
カーテンは外から見ると、無地で殺風景なのだろう。
せっかくきれいな家なのに、外からきれいな柄が見えれば楽しいだろうと言うと、
妻は、カーテンは外から家の中を見えなくするのと、家の中の雰囲気をよくする
ための物で外見はどでもいいでしょう、いつもバカなことを言うと呆れられます。
スーパーの近くのラーメン屋さん、まだお昼まで時間があるのに行列です。
妻にどうして行列なんだろうと聞くと、きっとおいしいからでしょうと言う。
私はおいしいだけではなく何かほかにも秘密があるのだろうと言うと、妻は、
だったら私に聞かないで自分で食べに行ったらどうなのと呆れています。
何事にも興味を持ち、疑問に感じたことはいつも妻に聞いています。
妻はいつもいつも私が子供じみた事を聞くのでうんざりしています。
スーパーで買い物をしているとき、若い母親が、店内を走り回るやんちゃな
子供に大声で暴言を吐いていました。
「てめ~、言うことをきかないと、ぶっころすぞ」と言っていました。
周りのお客はそれを聞いてみんな驚きの表情でした。
その後、店員に商品の場所を尋ねるときは、何もなかったようにおとなしくて
普通の人のように礼儀正しく会話していました。
まったく別人です。
私は彼女の本性を見たような気がしました。
私は一緒にいた妻に、人前で本性をだす彼女に親しみがわくと言ったところ、
バカかと言われました。
お肉の売場に行きました、そこには今日が賞味期限の商品に2割引きのシールが貼って
ありました。
私は妻に聞きました、明日と明後日の賞味期限の商品があるが、日にちが違うのに
両方とも同じ値段なのはおかしい、今日が2割引きなら明日のは1割引きでも
いいのではと。
妻は呆れて無言でさっさと先に進んで行きました。
アイスクリームのコーナーに行きました。
そこにはハーゲンダッツという小さくても値段が高い商品がありました。
私は妻にどうしてこんなに高いアイスが売れるのかと聞きました。
妻は、おいしいだけではなく、今日頑張った自分へのご褒美として売れていると
言いました。
私は、それなら別にこれを買わなくても、スイーツやフルーツなどほかの
おいしくて自分へのご褒美になるものでもいいのではないかと言うと、
妻は、別にそれはあなたに買ってもらうためにあるのではなく、若い女性には
喜ばれるのよと私を軽蔑の眼で見ました。
買い物が済んで、お昼にはとんかつ屋さんでランチを食べることにしました。
裕福な家庭ではないので、お昼に外でとんかつを食べるのは数年ぶりでした。
そこでランチを注文すると、ごはん・ミソ汁・キャベツ・漬物のおかわり自由と
書いてありました。
注文のとき疑問に思って、店員さんに、私はおかわりはいらないのでそのぶん、
値段は安くなるのかと聞くと、妻は慌てて私の口をふさぎました。
そのあと、恥ずかしいからもう二度と一緒に食べに行かないと言いました。
会社では普通の常識人ですが、私は妻といる時はいつも変なことばかり
言ってバカにされます。
つい、妻の前では常識から外れて気持ちが無防備になってしまします。
妻は私と話をすると疲れると言いますが、いつもそれを忘れて私の話に付き合います。
そして私をバカにします。
もしかして、私がバカになることで夫婦生活がながく円満に続いているのかも
しれませんね。