アニメ映画「がんばっていきまっしょい」 の舞台である 愛媛県 松山市 に行ってきました。
原作は小説で、過去には実写映画やテレビドラマにもなった……というのは なんとなく知ってたけど、そのどれにも触れたことはない。正直ほとんど期待はしておらず、まさかこんなに大好きな作品になるなんて思ってもいなかった。
「2024年のアニメ映画で、いちばんの良作は?」と聞かれれば本作を挙げる *1 。それくらい好きです。
作品の舞台になった松山にも行きたいな~、まあ今すぐにはムリだろうけど、チャンスがあったら行けるようにプランだけはまとめておくか………… あれ、これ頑張ったら すぐにでも行けるんじゃね……? と思ったら もう我慢ができない。月曜に決心して水曜に出発するという暴挙に出たのであった。
目次
出発前に
関西から松山へは、高速バスを利用するのが安価かつラクチンである。朝に出発すれば、神戸からなら昼過ぎに、大阪からでも 2時過ぎには到着して、乗り換えなし・片道 7000円前後 で松山に行ける。(夜行バスもある。)
そして 公式の聖地巡礼マップ を見れば分かる通り、「がんばっていきまっしょい」(以下「しょい」)に登場した場所は、松山城の城下町である中央エリアと海沿いの三津(~港山~梅津寺)エリアに固まっていて、比較的回りやすい。
……ただし、ボート部の大会が行われた 玉川湖 を除いては。
松山市から玉川湖へは路線バスで 約50分。そこから松山市に帰るバスが来るまでの時間は 30分 ~ 1時間20分 *2 。行って・滞在して・帰ってくるのに 2時間強 ~ 3時間 近くかかる。時間に余裕があるならともかく、短い滞在日数でこれは痛い。
だが、今治からなら玉川湖へは 約20分。松山から向かうより断然早い(というか、玉川湖の所在地は今治市である)。
そこで今回は、関西からの交通手段に直通の高速バスを使わず、今治を経由して玉川湖に立ち寄り、それから松山に向かうルートを取ることにした。
1日目(12/11 (水) )

朝、新幹線で某駅を出発。

[ 9:30 ] 福山駅 着。初めて降りたけど、かなり大きな街なんですね…。

[ 10:00 ] 福山駅前のバス乗り場から、しまなみ海道を通る高速バス(しまなみライナー)に乗り込む(余談だけど しまなみ海道は景色がすごく良くて、車窓から何枚も写真を撮ってしまった)。

これで 11:24 に 今治駅前 に着いて 11:35 発 の路線バスに乗れば、正午前には玉川湖に到着するはず!

[ 11:31 ] あっ……。
事故?……だったのかどうかは不明だが、四国上陸直前に足止めを食らってしまう(でもこれ、この足止めがなかったとしても どっちみち間に合ってなかった気がする。この現場に着くまでの時点で既に遅れ気味だったので……) 。

結局 今治駅前に到着したのは、予定より 20分 遅れた 11:45 ごろ。乗るはずだった路線バスは当然もう出ており、次のバスが来るのは 1時間半後。
やむなくタクシーで玉川湖に向かうことにした。バスなら 620円 だったのに、4000円強 かかってしまった……。予定外の出費は痛いが、これ以上 時間を無駄にすることのほうが勿体ない。

[ 12:15 ] 玉川湖に到着。遅れはしたが、この程度で済んでまだ良かった……と考えることにしよう。
玉川湖
(↑「玉川湖」の見出しをクリック/タップすると Googleマップに飛びます(以下同じ))
劇中でボート部の大会が行われたダム湖。
「劇中」だけではなく、ここでは実際にボートの大会や予選が行われている。

この建物、ボート関連の施設だというのは なんとなくわかるが、劇中で詳しい説明はされない。現地でも目立った看板などはなかったが、どうやら「今治市営 玉川艇庫」らしい。



道路を挟んで艇庫の向かいには「玉川湖畔の里」という、道の駅的な売店がある。
「しょい」でも、遠景の端のほうにその姿を確認できる(キャプチャ画像左上)。


ボートにゆかりが深い湖ということにちなんでか、オールをモチーフにしたハンドメイドのストラップが何種類も販売されていた。
劇中で三津東高校のボート部が使ってたオールと似たデザインのはないかな……と探したら 1つだけあった!(いま思えば、ライバル校の港山高に似たデザインのも探せばよかったな……。)












写真を撮って回っていると、あっという間に時間が過ぎる。
[ 13:40 ] 路線バスで出発。松山市への道中もかなり景色が良かったのだが、山道に揺られて酔ってしまい、写真を撮る余裕はなかった……。
松山市駅 周辺

[ 14:40 ] 松山市駅に到着。「松山駅」は JR で、「松山市駅」は伊予鉄道。市内の交通の主役は伊予鉄道の方である(詳しくは後述)。



大街道

市の中心部にある大きな商店街。南の端は駅前から延びるもうひとつの大きな商店街「銀天街」と、北の端は「ロープウェー商店街」と繋がっている(画像の位置は北端にあたり、市内電車の 大街道駅 のすぐ近く)。
「しょい」では、部活離脱時の主人公・悦ネエ(村上悦子)がウインドーショッピングに訪れた。
松山三越
大街道内にある百貨店。劇中には登場しないが、出入口や 5F のジュンク堂では「しょい」の等身大パネルが展開されていた。




ここで大街道を離れて、徒歩で次の目的地に向かう。
珈琲館 赤煉瓦

ロープウェー商店街にある喫茶店。
「しょい」では、悦ネエの部活離脱時にリー(高橋梨衣奈)がここでバイトをしていて、ヒメ(佐伯 姫)が来店した。



こちらではケーキセットをいただきました(抹茶ケーキ)。
コーヒーにはミルクも砂糖も入れる人間だけど、ここでは一口目はブラックで飲んで「苦……」と劇中のヒメのまねっこをしました(美味しいコーヒーでしたよ! 念のため…)。
ここから大街道駅に戻り、市内電車で次の場所に移動。
鉄砲町駅近くの踏切

悦ネエの部活離脱時のシーンで、リーがひとりで登校(?)するカットの場所(自宅が近くにある?)。
X (旧Twitter) の TL で、有志がこの場所を特定したのが流れてきた。
……なんでわかるんだよ!(助かりました、ありがとうございます。自分だと絶対無理だった……)
「あっ、これ遠くから望遠で撮らないと同じように写らないやつだ…!」と直感したので、このためだけにコンデジを持ってきた(他は全てスマホでの撮影です)。
道後温泉
言わずと知れた、日本最古級の温泉。
「しょい」の劇中には登場しないが、描き下ろしのコラボイラストが制作された。

せっかく来たのに、外観の写真を撮るだけというのもなー……と思ったので、入浴したりおみやげを買ったりしました。普段シャワーで済ます人間なので、肩まで浸かって 100 数えて上がったけど……(幼児か?)
知らなかったんだけど、5年半かけて行われていた大規模な保存修理工事が完了して、この 7月にリニューアルオープンしたばかりだったらしい。館内はピカピカで、設備がすごくハイテクでびっくりした。
道後温泉、床の案内表示がプロジェクションマッピングじゃん…。
— srgy (@srgy_htn) 2024年12月11日
すごいな pic.twitter.com/7QcwF32j1k
もう暗いので、この日はここまで。チェックイン予定時刻も迫っているのでホテルに向かう。
……で、ホテルには到着したものの、館内への入り方がわからない(一般的なホテルとは違って完全セルフサービスで、フロントがなく従業員も常駐していない)。連絡先の電話番号も繋がらない。すわ、野宿か……!? と焦るが、2回目にかけた電話が繋がって、なんとか事なきを得る。
2日目(12/12 (木) )
この日はいよいよ 三津〜港山〜梅津寺エリアに向かう。早朝にホテルを出発。
三津駅


松山市駅から 郊外電車の高浜線 で 6駅、時間にして 20分弱。
劇中では、おそらく悦ネエとヒメの家の最寄り駅。花火大会の待ち合わせ場所としても登場した。


ここは 公式の ARスタンプラリー (2025年 3月末まで開催中) のチェックポイントでもある。条件を満たせばカメラを通してキャラクターが登場してイベントが発生する……という定番のタイプ。この場所の担当キャラはリー。

N's Kitchen & labo 前

三津浜商店街にあるベーカリー。営業時間外でも、一部の商品は店外の自販機で買うことができる。
「しょい」の劇中には登場しないが、エツ姉とヒメは このお店の前を通って登下校をしている……と思われる。
ここもスタンプラリーのチェックポイント。担当キャラはイモッチ(井本真優美)。

辻井戸

三津浜商店街の中に存在する、古くて立派な井戸。
「しょい」ではオープニングタイトルのあとのシーンで、悦ネエと登校するためにヒメがここで待ち合わせていた。
ここもスタンプラリーのチェックポイント。担当キャラはヒメ。

セブンイレブン 松山三津浜港前店
劇中、花火大会で慣れない下駄を履いて靴ずれしてしまった悦ネエが絆創膏を買ったコンビニ……の、モデルと思われる(映画では実名での登場ではない)。
(追記:2025年 4月下旬、惜しまれつつ閉店してしまいました……。)


恵美須神社
上記のコンビニのシーンのあと、この神社の前で親しげに話すボート部の男子・二宮とリーの姿を悦ネエが目撃してしまい……。


三津浜港前の句碑
正岡子規の俳句が刻まれた石碑。劇中には登場せず。スタンプラリーのチェックポイントで、担当キャラは悦ネエとヒメ。

ここは「エクストラスポット」で、セリフはテキストのみでボイスはなく、また、回らなくてもコンプリート特典には影響しない(全 9ヶ所のうち、6ヶ所がメインスポット、3ヶ所がエクストラスポット)。
三津の渡し

三津地区と港山地区を結ぶ渡し船。無料で利用でき、乗船時間は約 1分。
「しょい」では冒頭のクラスマッチのあと、梅津寺海岸から自宅に帰るために悦ネエとヒメが乗船していた。


この渡し船の乗り場(三津側)もスタンプラリーのチェックポイント。担当キャラは悦ネエ。

港山駅
三津駅と同じく、ここでもホームから大きな看板が見られる。


ソフトタイム

港山駅のすぐそばにある お好み焼き屋……もとい、喫茶店。
スタンプラリーのチェックポイントにも指定されている。


「しょい」では、5人揃っての初めての部活のあとや、ボート部の大会で最下位を脱出したあとの打ち上げの会場として登場。





名物は「三津浜焼き」。
大きめに切った肉とキャベツが入った太麺の焼きそば(または焼きうどん)の上に生地をかぶせたお好み焼きで、広島風お好み焼きともモダン焼きとも違う。オムそばの卵の代わりに、お好み焼きの生地をかぶせたもの……という感じだろうか?(作っているところを見ていたわけではないので、全然 的はずれなことを書いてるかもしれないけど…)
後で調べていた時に見つけた こちらのサイト によると、作り方や使用する食材は提供するお店によって様々あるようだ。……なので、あくまで「ソフトタイムの三津浜焼きを、私が食べた感想」ということで……。

かなりのボリューム。朝食抜きだったけど、このあと夜まで何も食べなくても大丈夫なくらいお腹いっぱいになった。ごちそうさまでした!
このあとは梅津寺海岸へ向かいます。

梅津寺海岸 周辺
劇中では三津東高校のボートのクラスマッチが毎年行われ、ボート部の艇庫もある海岸。


劇中の位置に艇庫は存在しないが、海岸の南の端には松山市内の高校や大学のボート部の艇庫が集まっている一角がある。

海岸にあるカフェ「ブエナビスタ」付近にはスタンプラリーのメインスポット最終地点がある。メインの 6ヶ所をコンプリートすると、ご褒美に画像がゲットできる。





梅津寺駅 周辺


海岸の北側にある駅。「しょい」では、おそらくダッコとイモッチの家の最寄り駅でもある。


これでひとまず三津〜港山〜梅津寺エリアの周遊は完了。撮り直したい写真があった三津駅に寄ってから、一旦 市の中心部に戻る。
くるりん(いよてつ高島屋の観覧車)


いよてつ高島屋 の屋上にある観覧車。1周・約 15分。
「しょい」では部活離脱時の悦ネエが乗って、その風景に初心を思い起こし、復帰を決心する。




シネマサンシャイン衣山
全国的には一部を除いて上映終了してしまった「がんばっていきまっしょい」だが、愛媛県内のシネマサンシャイン 3館では引き続き上映中だった(この時点で「12月下旬まで」とアナウンスされていた)。




これで 10回目の鑑賞。まさか年内にまた観られるとは思ってなかった……!
レイトショーなら予定に組み込みやすかったんだけど、上映は 午後 2時過ぎ ~ 4時。どうするか かなり迷ったけど、この機会を逃すと次に観られるのはかなり先になるかも……ということで、強引に観に来てしまった。劇場に着いたのはギリギリだった……。
平日のこんな時間だけど、客入りはまずまずだった。さすが聖地。
鑑賞後、一旦 鉄砲町駅に向かって写真に再チャレンジ。それから次の目的地に向かう。
興居島
みかんをはじめ、果物の産地として有名な島。難読地名(恥ずかしながら、つい最近まで読み方を知らなかった…)。
「しょい」には、作品の舞台としては登場しない(強いて言えば、梅津寺海岸や観覧車からの風景にその姿は見られる)が、島内にスタンプラリーのチェックポイントが存在する。
梅津寺駅の次、伊予鉄道 高浜線の終点である 高浜駅 近くの港から島へ渡るフェリーが出ている(フェリーの 乗り場案内 ・ 時刻表 )。

島への航路は 由良港行き と 泊港行き の 2つがある。
スタンプラリーのチェックポイントである観音寺へは、由良港からなら 徒歩 5分 もかからないが、泊港からだと 1時間 近くはかかる。
島内をゆっくり観光するなら泊港でもいいが、スタンプラリーが主目的なら由良港行きに乗るのが無難だろう。
由良港行きのフェリーの乗船時間は 15分ほど。運賃の 250円 ※ は乗船後に船内で支払う ( ※ 追記:2025年 5月 1日 から、運賃は 300円 に値上げされている)。

観音寺
島内に 2つあるフェリー乗り場のうち、由良港のほど近くにある お寺。

この階段を登った先にスタンプラリーのチェックポイントはある。が……
ARイベントが発生しない……!
今回のスタンプラリーは、現地到着後に所定のオブジェクト(郵便ポスト、看板など)をスマホのカメラで認識させることでイベントが発生する。……のだが、辺りが真っ暗でトリガーとなる石碑を認識してくれない。
……えっ、これ、明日また来ないといけないやつ……? と焦るが、持って来てたサブのスマホのライトで石碑を照らすと、なんとか認識してくれた……!(ARアプリ起動中はライトが使えないので、1台ではムリだった) 参加予定の方はご注意ください。

担当キャラはダッコとイモッチ。一応イベントは発生したものの、真っ暗なせいで風景に関するセリフの内容が噛み合っていない。シュール(←自分のせい)
ここはエクストラスポットなのでボイスはなし。
この日 最後のフェリーが出るまで それほど時間はない。急いで港へ向かう。

フェリーで戻った先、高浜港の待合室には「しょい」のポスターが掲示されていた。
……余談だけど、この待合室のトイレでスマホが水没しかけてしまう。
立ち上がったはずみでポケットからポロッと……。すぐに引き上げたが「USBポートは無効になっています」というメッセージ。……えっ、充電できないってこと? このままだと文鎮化……?? 焦る。めちゃくちゃ焦る。
幸い、しばらく経つとメッセージは消えて正常に動くようになった。もう、昨日のホテルのときより焦ったよ……。今はスマホがないとホントに何もできないので……
……さておき、ホテルへ帰る……前に、もう 1ヶ所寄るところがある。
肉汁餃子のダンダダン 松山千舟町通り店

大街道と銀天街の中間にあたる地点に存在する餃子店。12/6 まで行われていた「しょい」とのコラボイベント は終了してしまったが、期間中に有志が作成したイラストは引き続き掲示されていた。


3日目(12/13 (金) )
最終日。帰りの高速バスが出る昼すぎまで、まだ訪れていない場所や、既に行ったけど写真を撮り直したい場所 *4 を回ったりする(今にして思えば、この計画は甘かったかもしれない……)。
伊豫豆比古命神社(椿神社)

郊外にある大きな神社。映画本編には登場しないが、入場特典のオーディオドラマで悦ネエたちが初詣に来ている。
ここへの行き来に思ったより時間を使ってしまった(交通手段は路線バスで、最寄りのバス停から神社まで 15分 くらい歩いた)。


松山市駅前
「しょい」では、三津駅から高浜線で到着した悦ネエとヒメがここで市内電車に乗り換えて、高校の最寄り駅へ向かっていた。
1日目にこの前を通った時には写真を撮らなかったため再訪。

このあと、大街道と赤煉瓦を再訪(写真は既に掲載)。
松山東高校

悦ネエたちが通う三津東高校のモデルになった高校。
映画と実物の校舎を見比べると「特徴的なとんがり屋根が校門の正面にない」「時計の位置に校章がある」など、結構 違いがあるのがわかる。


このあと、道後温泉と鉄砲町駅近くの踏切を再訪(写真は既に掲載)。
城山公園

松山城跡を整備した大きな都市公園。
「しょい」では、赤煉瓦でのバイトを終えたリーとヒメがこの公園の西側にある「堀之内」というエリアを歩きながら、悦ネエのことについて話していた。


……しかし、松山城の東に存在する赤煉瓦にいた 2人が、次に登場したシーンでは城山公園の西側である この場所を歩いていた……ということは、「2人は赤煉瓦近くの乗り場からロープウェーに乗って松山城まで行き、そこから歩いて ここまで下りてきた」……と考えていいのだろうか?
(現地を自分の足で歩くと、こういう想像を膨らませることができて楽しい……)
本当は あといくつか回りたい場所もあったんだけど、帰りのバスの時間が迫っている……。後ろ髪を引かれる思いでバス乗り場に向かう。
まとめ
高速バスの乗り場である JR松山駅前 へ。一旦、駅構内でトイレを済ませたりコンビニで昼食を買ったりする。(余談だけど、 JR松山駅はなんかカオスな状態になっていた )
バス乗り場に戻ると、ほどなくして乗る予定の便が到着する。車内では食べられないだろうな……と、急いでサンドイッチを口に押し込んで乗車する。
動き出したバスの車内で、今回の旅を振り返る。
街の中心部と海沿いの地域、「しょい」で見た松山のふたつの顔を実際に体感できて、すごく良かった。ちょっとしたトラブルがいくつかあったり、何箇所か回れなかった場所もあったけど、遠くないうちに また来たいな…………と、ここで重要なことに気付く。
ARスタンプラリー、1ヶ所 回ってないわ……。
メインスポットの 6ヶ所はコンプしたけど、エクストラスポットの最後の 1ヶ所である松山城をすっかり忘れていた……。というか、チェックポイントは「松山城」じゃなくて「城山公園」(写真を撮ったあたり)だと思い込んでた(劇中に登場したのはこっちなので)。実際は天守閣付近に行かなくてはならなかったのだ。ということは、3日目のプランがそもそも間違っていたということに……。
「遠くないうち」という曖昧な時期ではなく、イベント開催期間である 3月末までにまた来る理由ができてしまった。
必ずリベンジします!! 今年中はさすがにムリだけど、できたら 1月か 2月には……!
(追記)再訪しました(12/25(水) ~ 26(木))
すぐ上↑で「今年中はさすがにムリ」なんて書いておいて、結局年内にまた行っちゃいました。
松山から帰ってきて、 この記事を書いてアップして、それから予算・スケジュール・交通手段・ホテルについて検討したところ行けそうだったので、じゃあ行っちゃえ!と。
年末ということで懸念してた高速バスやホテルの予約が取れたのが大きかった。
日程は前回のちょうど 2週間後、12/25 (水) ~ 26 (木)。今回は玉川湖を経由せず、関西から直通の高速バスを利用しました。
(1度目で行った場所への再訪がかなり多かったのですが、それらの記述は割愛、または簡単にとどめています)
1日目(12/25 (水) )
朝に関西を発って昼過ぎに到着。「まずは腹ごしらえ」と、赤煉瓦へ。
今回はミートスパゲティとコーヒーをいただきました。なんと「しょい」の劇中でヒメが座っていたカウンター席に案内され、コーヒーカップもヒメが使っていたのと同じもの!
なんとも幸先のいいスタート。


萬翠荘

大正時代に建てられた格式のある洋館。 重要文化財。
「しょい」に登場した、ダッコの自宅のモデル……という説があるが、公式にそう明言されているわけではない。
実際に見比べてみると、特徴的なバルコニーの 3連アーチなどは確かに似ているが、「そっくりそのまま」という訳でもない。「参考にした可能性はある」……くらいの感じだろうか。
この日、館内に入ってすぐの「謁見の間」では室内楽のクリスマスコンサートが行われていて、入館料のみで聴くことができた。




愛媛堂


いよいよ松山城へ向かう。再び赤煉瓦の前を通り、……ふと、そのすぐ近くにある古書店「愛媛堂」が目に留まる。
店内を物色してみると……ビンゴ! ずっと探していた「がんばっていきまっしょい」の原作小説(文庫版ではなく、最初に出たハードカバーの単行本)が売られていた。
ネットでも在庫が払底していて、3万円超とかのプレ値での出品しかなかったのだ。もちろん、こちらのお店では常識的なお値段だった。
今回の旅で最大の(物理的な)収穫でした。
松山城
赤煉瓦からしばらく歩き、松山城がある山の上へのロープウェイ乗り場へ。同じチケットでロープウェイかリフト、好きな方に乗ることができる。この日はロープウェイに乗りました。
ロープウェイは 10分に 1便の運行で、乗車(?)時間は 3分ほど。乗っている間、後方の車窓(?)からは松山の街を見ることができる(満員だと難しいけど)。

ロープウェイが到着した駅から少し歩いて登ると、とうとう前回逃したスタンプラリー最後のポイントがある本丸広場に着いた。
天守のすぐ側の地点で、ようやくコンプリート! 感無量……。


ここまで来たら、もう天守の中を見ていかないという選択肢はない。
城内には武具・甲冑などが展示されており、また、現存12天守のひとつである城自体が貴重な建築物で一見に値する。
……のだが、それ以上に最上階からの景色に目を奪われてしまった。
天守の中に入る前の本丸広場でもそうだったのだが、市街地、遠くの山々、そして興居島の浮かぶ海。360°のパノラマで松山の街や自然を望むことができる。
この日の天気や時間帯もあいまって ものすごく綺麗で、これだけでもここまで登ってきた価値はあったと思う。


シネマサンシャイン衣山(2回目)
11回目の鑑賞。今回の上映時間は 18:40 ~ 20:25 で、前回よりも予定に組み込みやすかった。
ロビー中央、クリスマスツリー付近のコーナーは他作品のものに変わっていたけど、ポスターや等身大パネルはまだ健在だった。



2日目(12/26 (木) )
今回は 1泊2日 なので、この日が最終日。7時過ぎにホテルを出て、朝イチで向かうのは……。
興居島(2回目)
一応、スタンプラリーはコンプリートしたものの、前回の真っ暗な中での ARイベントは自分の中で納得がいってなかった。
当初は 朝5時台 にホテルを発つプランを考えていたのだが、日が昇る前に行っても前回の二の舞だな……と思い直した。

観音寺で、無事に(セリフと風景に齟齬がない形で)ARイベントを完了。



……したのも束の間、慌ただしく港へ引き返す。今回、島に滞在した時間は 15分足らず。
機会があればまた訪れて、その時はゆっくり島内を観光してみたいな……。
三津~港山~梅津寺(再訪)
興居島を出て高浜港に到着したのは 午前9時前。帰りの高速バスの時間は 午後6時前 なので、今日はかなりスケジュールに余裕がある。
電車で三津駅まで行き、もう一度スタンプラリーの順路を巡る形で歩くことにした(一度目の松山訪問の時と重複する内容が多いので詳しくは割愛)。

途中、お昼ごはんを食べるためにソフトタイムへ。
すると、ポスターの上に前回はなかったファンアートが増えていた。どなたかが寄贈されたのだろうか……?


スタンプラリーの終点、ブエナビスタにも入ってなにか飲み物を……と思ったのだが、この日は定休日だった……残念。必ずまた来ます!
カレッジ・ロード

前回 踏切を撮影した鉄砲町駅のすぐ北にある、松山大学と愛媛大学の敷地の間を通る道。
「雨の日にエツ姉とヒメが下校しているシーンの道は、松山東高校前の道ではなく このカレッジ・ロードがモデルになっている」という情報を目にしたので来てみた。

比較すると、塀の向こうの建物やレンガ風のブロックで舗装された歩道など、確かにこちらの方がずっと劇中の風景に似ている。
この時は葉が落ちていたので わかりにくいが、ストリートビューで過去の風景を確認すると 街路樹の雰囲気もこちらの方が近い。
二之丸史跡庭園
カレッジ・ロードを後にして、再び松山城へ。リフトで上まで登り、少し散策した後、黒門口登城道から下山。
そして登城道の終点にある 二之丸史跡庭園 に立ち寄ってみた。

「しょい」の劇中には登場しない……かと思いきや、ヒメとリーが堀之内を歩いているシーンの背景に外観が映っている。

きれいに整備された庭園と、昔からの門、櫓、大井戸などが共存する居心地の良い空間。
入園料は 200円 とお手頃なので、松山城にお越しの際はこちらにもぜひ。




大街道~銀天街~松山市駅
城山公園を出た時点で 午後3時半。まだまだ時間に余裕はある。そこで大街道から松山市駅までぶらぶら歩くことにした。
大街道と銀天街が接続する地点から千舟町通りを少し西に歩くと、「しょい」のエンドロールに「協賛」として名前のある 高橋写真館 が見えてくる。
その縁からか、入り口の脇にはポスター貼られていた。


そこから銀天街の入り口に引き返し、前回も訪れたダンダダンで少し早めの夕食。
レジ後ろのファンアートは、新たに二宮が加わっていた。


銀天街を歩いていると、テナントビル「BE-FLAT」の大きなショーウィンドウ(?)に 5人の等身大パネル。
そしてその中に入っている アニメイト にはエツ姉の等身大パネルがあった。



まとめ(2回目)
帰りのバスの乗り場がある松山市駅に到着したのは、発車時刻の 1時間前。今回は余裕のあるスケジュールで回ることができた。
スタンプラリーはコンプリートできたし、興居島のリベンジも果たせた。前回も立ち寄りたかったが、時間がなくて断念していた萬翠荘と二之丸史跡庭園にも行けた。
やりたかったことは、ひと通りやりきることができた……はずだったのだが、あちこち歩き回って いろいろ考えていると、新たに松山で行きたいところ・やりたいことが増えてしまう。
また、そう遠くないうちに訪れることになる……予感がします。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
今回の旅のきっかけになった「がんばっていきまっしょい」は、王道の部活もので、観終わった頃には登場人物みんなのことを好きになっている。「CGかあ…」と忌避する人もいるかもしれないけど、従来のセルルックの 3DCGアニメとは違った実写的なアプローチがされていて、CGのキャラクターによる繊細な演技が素晴らしい。万人に勧められる、正に「良作」と呼ぶのにふさわしい作品だと思います。
[以下、2025年 7月上旬 更新]
- ブルーレイ・DVD は好評発売中! レンタル DVD もリリースされています( TSUTAYA、GEO )。
- 現在、ネット配信サービスでは FOD、および Amazon プライムビデオ内ので独占見放題配信中。
- 各動画配信サービスではレンタル配信中。
- このうち、、Apple TV、YouTube、Rakuten TV では、視聴期限のない「購入」も可能。
少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度ご鑑賞下さい。
(おまけ)松山市内の交通手段について
[以下、2025年 3月下旬 更新]
上の方で書いた通り、「松山駅」は JR の駅、「松山市駅」は伊予鉄道の駅。
「しょい」の聖地巡礼で、移動手段の主役になるのは伊予鉄道の方である。
JR の駅は街の中心部からは離れた場所にあり、今回の旅では帰りのバスに乗るために立ち寄っただけだった(運行会社が JR四国バスなので)。
そして、伊予鉄道の路線は大きく分けて 2種類 ある。
市の中心部、松山城の周りをぐるっと循環する路面電車の「市内電車」と、松山市駅から郊外に向かう 3路線の「郊外電車」(今回利用したのは高浜線)である。
(また、交通手段というよりは観光用だが、かつての蒸気機関車を再現した「坊っちゃん列車」もある(土・日・祝のみの運行))
市内電車と郊外電車では、運賃体系や支払い方法にも違いがある。
- 市内電車
- どこで乗って降りても、運賃は均一の 大人 230円。
- 支払い方法は「降車時に運賃箱に現金を入れる」「交通系 ICカード(Suica、ICOCAなど)」「ICい~カード (後述)」「降車時にアプリの画面を見せる (後述)」の 4種類。
- 路線は、以下の 5路線(なぜか 4号線は欠番)。
- 松山市駅を出発して、松山城の周りをぐるっと時計回りに運行する 1号線
- 1号線のルートを反時計回りに運行する 2号線
- 松山市駅 と 道後温泉 を往復する 3号線
- JR松山駅前 と 道後温泉 を往復する 5号線
- 松山市駅 と 本町六町目駅 を往復する 6号線



- 郊外電車
- 距離に応じて運賃が上がっていく、一般的な料金体系。
- 支払い方法は「乗車前に駅で切符を買う」「交通系 ICカード」「ICい~カード」「降車時に(または改札で)アプリの画面を見せる」の 4種類。
- 郊外電車では交通系 ICカードは使えなかったが、2025年 3月 18日から利用可能になった。
- 路線は「高浜線」「横河原線」「郡中線」の 3路線。このうち、高浜線と横河原線は直通運転を行っている。



ICい~カード は 伊予鉄道 独自の ICカードで、交通系 ICカードとの互換性はない。
旅行者でも発行可能……だったが、2025年 3月 17日 をもってカードの販売は終了。
その一方で、3月 18日 からはそれまで使えなかった郊外電車等でも交通系ICカードが利用可能に。これにより、旅行者にとっては大きく利便性が増した。
(なお、ICい~カードは 2025年 9月 30日 でのサービス終了がアナウンスされている )



さて、旅行者にとって心強い味方である「1日乗り放題きっぷ」的なやつは伊予鉄道にも存在する。……が、現在 紙の切符は発行されていない。
「みきゃんアプリ」内で購入して、降車時に(または、郊外電車の有人駅の場合は改札で)スマホの画面を見せて使用する。

- みきゃんアプリ



……で、このアプリから伊予鉄道の乗り放題チケットが購入できる(メイン画面の「電車」アイコンから)。



しかし、購入しただけではチケットは使えない。
そのチケットを、使いたい日の当日に「有効化」する必要がある。
(メイン画面下側の「交通券使う」アイコン → 画面下側の「購入済み」アイコン → 画面上側の「使用前」 → チケットを選ぶ → 「チケットを使う」ボタン)
チケットの「購入」は 使用する日の 10日前 からできる が、チケットの「有効化」は使用する当日に行う必要がある。
(逆に言うと、購入したチケットは 10日以内 に有効化して使う必要がある)
そして、有効化したチケットの使用期限の区切りは 毎日 午前4時。
つまり、午前0時 をまわって「日付が変わったから今のうちに有効化して、朝すぐに使えるようにしておこう」……と有効化してしまうと、そのチケットの使用期限は 午前3時59分 までになって、朝には使えなくなってしまう。くれぐれもご注意ください……(体験談)



……で、有効化したチケットの画面を乗車時や降車時に見せることで使うことができる。
(メイン画面下側の「交通券使う」アイコン → 画面下側の「購入済み」アイコン → 画面上側の「使用中」 → チケットを選ぶ → 「チケット画面へ」ボタン)



- 市内電車の場合は、乗車時は何もせず、降車時にだけ運転手さんに画面を見せればよい。
- 郊外電車の場合は……
- 有人駅から乗るとき:改札口で係員さんに画面を見せてホームへ。
- 有人駅で降りるとき:列車を降りた後、改札口で係員さんに画面を見せて駅を出る。
- 無人駅から乗るとき:何もせず、そのまま乗ればよい(市内電車のときと同じ)。
- 無人駅で降りるとき:降車時に列車の乗務員さんに画面を見せる。
これまでの手順をまとめると……
みきゃんアプリをインストールする
↓
アカウント登録
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銀行口座かクレジットカードを登録
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口座かクレカからアプリにチャージ
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チャージしたアプリの残高からチケットを購入
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購入したチケットを有効化する
↓
電車に乗り降りするときにアプリの画面を見せる
こんな感じ。
そして、肝心の乗り放題チケットについて。
以前は「市内電車のみ利用可能な 1日券(800円) ~ 4日券(1700円)」が存在したのだが、2025年 3月中旬に廃止されてしまった(恐らく交通系ICカードの全面導入と同じタイミング……?)。
現在 存在するのは、市内電車と郊外電車が 1日乗り放題になるチケット (1900円) と、市内電車とリムジンバス(松山空港・松山観光港)が 1日乗り放題になるチケット (2000円) の2種類である。
市内電車・郊外電車の乗り放題チケットの場合、市内電車だけで利用するなら 1日に 9回以上 乗り降りすれば元が取れる 計算になる。
郊外電車の方は、「しょい」の聖地巡礼だと……
- 松山市駅から三津駅までの運賃は 370円。
- そこから歩いてスタンプラリーのメインスポットを回り *5、梅津寺駅から松山市駅に戻るなら 430円 で、計 800円。
- スタンプラリーのあと興居島にも立ち寄るなら、梅津寺駅から高浜駅までは 230円。そこから興居島に行って帰ってきて、高浜駅から松山市駅までは 490円 で、計 1090円(これとは別に、フェリー代が往復で 500円)。
これらの順路に加えて、市内電車を 4~5回以上 利用すれば元が取れる。
一方、市内電車・リムジンバスの乗り放題チケットの場合、最も運賃の安い[松山市駅 - 松山空港]のリムジンバスは 800円。最も高い[松山観光港 - 道後温泉駅前]のリムジンバスは 1200円。
これらに加えて、市内電車を 4~6回以上 利用すれば元が取れる。
それで、「この乗り放題チケットはお得なのか」だが……正直、人による。
それぞれの聖地巡礼のプラン、旅行のスタイルによって変わってくると思う。
1日の間にあちこち移動して、頻繁に電車に乗るなら十分 元は取れる(自分はこちらのタイプ)。
でも、訪れた場所に長く留まる、ゆったりしたスタイルの旅だと、かえって高く付く……かもしれない。
あ、あと みきゃんアプリにチャージしたお金の残額の使い方。
チェーン店も含めて わりと多くの店舗で使える……が、「どこででも使える」という程ではない。
今回 立ち寄ったところだと、道後温泉や くるりん(観覧車)では使えたが、ソフトタイムや赤煉瓦、ダンダダンでは使えない。
一六タルトで有名な一六本舗の各店では使えるので、おみやげを買うのもいいかもしれない。
最後の手段としては、コンビニ。各チェーンに利用可能店舗があるので、ギリギリまで残額を減らすのは難しくない(さすがにゼロにするのは難しいけど……)。
利用可能な店舗は、アプリ内から検索できますよ!

*1:ちなみに「2024年を代表するアニメ映画は?」だったら トラペジウム を挙げます(トラペジウムは、単なる「良作」という言葉の範疇に収まる作品ではないので……)。どちらも大好きな作品なので、どっちの方が上とかではないですよ!
*2:玉川湖に着いた 9分後 に来る帰りのバスもある(16:21着・16:30発)……が、これだと逆に滞在時間が短すぎて何もできないため除外した
*3:海岸側のホームに来るのは「高浜駅行き」の電車。この画像が 2人の登校中のシーンなのだとすると、学校へ行くための「松山市駅行き」の電車に乗るには踏切を渡らなくてもいいはずだが……?
*4:1日目は日が傾き始めてから回った場所が多く、明るい時間帯の写真も撮りたかったので
*5:ARスタンプラリーは 2025年 3月いっぱいで終了してしまったが、作品に登場した舞台の多くをカバーしていた。聖地巡礼のコースとしても普通に優れているので、引き続きオススメしたい。