北海道の地震は被害が次第に明らかになってきました。
違和感を感じたのはNHKのニュースがやたらと安倍晋三の動静を伝えることです(民放は知りません)。週末はずっとこんな感じでした↓


『安倍晋三が被災者を激励』なんて、延々テロップで流し続けるようなものでしょうか。。NHKのツイッターはもっと酷かったそうです(笑)。
それでもボクは基本的にはNHKには同情的です(笑)。夜7時、9時のニュースは全然ダメですけど、それでもNHKは民放より遥かにマシだからです。実際 NHKスペシャルやETVには良い物もあります。この前8月29日には朝7時の『おはよう日本』で人種差別や貧困を告発してピュリツアー賞を取ったばかりのヒップホップ・アーティスト、ケンドリック・ラマーのインタビューを放送しただけでなく、来日にあたって渋谷や霞ヶ関駅に貼られた日本の公文書改ざんを皮肉った彼のポスターのことまで放送していました。
●ケンドリック・ラマーのポスターが渋谷の街や霞ヶ関駅に貼られたのを報じる『おはよう日本』。彼のニューアルバム''DAMN''で日本の公文書を黒塗りにしています。

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昨年NHKは森友問題のスクープもやりました。ところが、この9月、スクープをものにした記者、相沢氏は現場から外されてNHKを退社、大阪日日新聞へ転職しました。もちろん現場から外れたのは55歳という年齢的なことも考えられないわけではないんですけど。

森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃|日刊ゲンダイDIGITAL
“左遷”の森友スクープ記者「記者続けたい」とNHKを退職へ|日刊ゲンダイDIGITAL
●相沢記者が大阪日日新聞に書いた転職のいきさつ

野分 大阪発・論点
少し前に見た映画『タクシー運転手』映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』 - 特別な1日(Una Giornata Particolare)では韓国の軍事政権が国民の目をそらすためにTVや新聞に統制を敷いていたことが描かれていましたが、日本の現状もそれに近くなってきたような気がします。
NHKもひどいとは思いますけど、民放もひどい。ついでにネットもネトウヨのデマだけでなく、リベラルを標榜していても根拠を明示しないでいい加減なことを書いている輩も多い。ただしNHKなどのマスコミにもネットにも、まともなものもごく僅かながら、ある。
結局 個人個人が『情報のソースを確認する癖をつける』、『怪しそうなマスコミやブログ、ツイートは信じない』、『単独のメディアしか報じない&後追い報道がないニュースは信じない』といった最低限のリテラシーを身につけるしかないんです。そうやって忖度のゴミの中からまともなニュースを拾い出す。今の政府の情報操作に対抗するにはそれしかありません。右でも左でも情報は批判的に見る、自分で納得しないことは信じない。
フェイクな世の中で身を守るためにはそれしかないと思います。
●週末は久しぶりに代々木の『曽さんの餃子』。店では相変らず金髪の中国人の女の子と男の子が餃子を1日中包んでいます。綺麗な店じゃないけど、女性客も多いです。これで一皿590円。モチモチッ!

●今週末はこれ


ということで、新宿で映画『マガディーラ 勇者転生』映画『マガディーラ 勇者転生』公式サイト

今から400年前、インドの架空の王国 ウダイガル王国。将軍として国を守る万能無敵の勇者バイラヴァは、国王の娘ミトラ姫と愛を誓い合う。しかし姫と王国を奪おうと考える王族のラナデーヴのたくらみによって命を落としてしまう。それから400年後のインド、ハイデラバード。バイクレーサーのハルシャは、町で出会った女子大生の手に触れた瞬間に運命のような奇妙な感覚にとらわれる。ハルシャは勇者バイラヴァの生まれ変わりだったのだ。ハルシャは見失ってしまった女性を懸命に捜し始めるが……。
今年2度も取り上げたようにインド映画『バーフバリ』は驚異の面白さでした。昨年末に公開されて未だに映画館にマヒシュマティ王国の臣民になった人たちが殺到しているように、面白さだけだったら生涯ベスト級と言っても過言ではありません。宣伝文句に『映画の神様は本当にいた!』とありましたけど、それは全然大袈裟じゃない。
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●ボクは今、夏に発売されたアニメ版を拝観中(笑)
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今回の『マガディーラ 勇者転生』はバーフバリの創造神(笑)、S・S・ラージャマウリ監督が2009年に発表した作品。脚本も監督が手掛け、原案、撮影、音楽、編集などは、ほぼ『バーフバリ』と同じチームが担当。この春 監督が来日した際 日本での熱狂ぶりに感動して、公開を希望したものだそうです
●400年前に非業の死を遂げた万能無敵の勇者バイラヴァとミトラ姫が現代に転生します。


それでも ブームにのったバッタものかと思って見に行ったのですが、これが面白い!
映画は400年前の勇者バイラヴァ、現代に転生したバイクレーサーのハルシャ、二人の話が並行して描かれます。現代の話は歌やダンスも交えてコミカルに、400年前の話はシリアスな語り口で徐々に謎が解き放たれていく、といった具合に、対照的に進んでいきます。
●400年前のダンスシーン。極彩色が美しい。

●現代のダンスシーン。ヒップホップの影響が多分に見られますが、カッコいい。現地のホンダ提供(笑)

当然のことながらインド国内市場をメインに考えて作られたのでしょう。ローカル色が強い。またそれが楽しい。ダンスも歌もカッコいいし、底抜けに明るい。踊りはバーフバリに勝ってます(笑)。俳優さん(ラーム・チャラン)もカッコいいし人懐っこいし、ダンスも超うまい。この人の涼しげな眼差し、ボクはちょっとゲバラに似ていると思う。女優さん(カージャル・アグルワール)はこの世のものとは思えないくらいにきれいです(好き!)。

確かにバーフバリで見たようなシーンはいくつかあるし、お話だって似ている。でもそれは欠点にならない。この映画でも普通にカッコいい!と思えるし、バーフバリではそれが数十倍にアップグレードされているからです。

強いて言えば、約10年前の製作だけあってCGの迫力はバーフバリに負けるのと(技術が違うので当たり前)、最後のシーンの脚本がやや息切れするというのは欠点だと思いますが、でも最後のシーンだって演技も脚色もすごいから、誰でも笑顔で拍手大喝采!千齢!万歳!万々歳!するはずです。
●極悪非道な悪役もどこかコミカルです。

●このオヤジが良いところをかっさらっていくところは涙なくしては見られません。やられた!

動物と女性に優しい、男でも感情移入できる可愛げのあるヒーローが大活躍し、女性は美しく気高い、で、思いもかけないような登場人物が涙をかっさらっていく。飛べ!踊れ!歌え!400年前も現代も、権力亡者のセクハラオヤジはみんなまとめてぶち殺せ!

バーフバリの1シーンのような400年前のシーンから始まり、現代のミュージックビデオになって、ロマンティックコメディに変わり、手に汗握る時代劇にかわり、ミッション・インポッシブルみたいな現代アクションになり、400年前の因縁がすべて晴らされるラストまで、2時間40分退屈している暇がまったくありません。出演者、スタッフが私服で踊りまくるエンドロールまでサイコーです。
どうかしてるくらい、面白い。『参りました』と、土下座あるのみ(笑)。これもDVDが出たら、絶対 買っちゃう。この映画のダンスシーンはもう、永遠に見ていたいです。超幸せな映画体験でした!
