注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】

福島競馬場は、1918年開場、福島県福島市にある中央競馬の競馬場。
東北地方では唯一の中央競馬が開催されているが、中央競馬の競馬場では最も小さいという特徴も持っている。
その歴史は非常に長く、1918年の開場ですでに100年以上の歴史を重ねている。
第二次大戦後には食糧難のため、農場として使用されたこともある。このあたりの使われ方は甲子園と似通っている。
開催される重賞は中央競馬の競馬場で最も少ないが、複勝やワイド馬券を全国で初めて取り入れたという歴史も持っている。
きっと生き残りのため、創意工夫を重ねてきたのだろう…。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆

最寄はJR福島駅。
距離はあるとはいえ、主要駅から直接行ける競馬場は全国的に見ても結構珍しい。新潟競馬場とか金沢競馬場とかなくはないが。
最寄から★★☆☆☆

福島駅からはバスで15分ほど。
競馬場前はちょっとしたバスターミナルになっており。福島駅からの多くのバスが停車する。

また仙台からの高速バスは福島競馬場が終点になっており、仙台から来る場合は高速バスが一番便利。
ただし特に競馬開催時には多くの人が乗車するため積み残しも発生する。
しかも本数が1時間に1本くらいしかないので、乗れないとかなり時間をロスすることになる。
仙台から高速バスで来る場合には30分くらい前から並んでおくくらいの覚悟が必要となる。
そうでなければ電車で福島に向かう方が無難。
無理やり仙台から福島競馬場へ向かった旅程はこちら。

また臨時のバス停も設けられており、おそらく福島駅とのシャトルバスになっているはず。
福島競馬場は中央競馬としてはかなりアクセスが悪いが、バスの本数には問題ない(ただし運賃は現金のみで230円)。
【観戦環境】★★★★☆


中央競馬の楽しみはやっぱり芝の上をかけていくお馬さんたちを見られること。
地方競馬のダートコースもいいが、やっぱり芝生は目にも鮮やか。


一方ダートコースは遠くてよく見えない…。ダートはやっぱり地方。

今回、たまたまゲートの引き入れの様子を見ることができた。
芝生を傷めないようにシートを引いているんだなあ。

もちろんスタートも目の前。スタート直後は馬と言えどスピードが出ないことも実感できた。
いい勉強になりました。

こちらがウィナーズサークル。お馬さんを一番近くで見られる場所かも。
フラッシュ撮影はお馬さんをびっくりさせてしまうので厳禁。

お馬さんもどこか誇らしげ。

スタンドは中央競馬としては小規模な方だが、それでも十分すぎる大きさ。
冷静に考えてこれほどの大きさの建物って街中見渡してもなかなかない。

こちらはパドック。多くの人でごった返す。

人が多くてうんざりする場合は、意外とスタンドの3階が空いているのでオススメ。
馬体を見るのには向かないが、混雑は少ない。

こちらがスタンドの吹き抜け。開放感があってとてもキレイ。
最近の中央競馬場はどこもオシャレだ。

こちらがスタンドの1階。割と殺風景。
投票機やフードコートなどの各種施設がそろう。

2階は開放的なガラス張り。

3階もガラス張り。本当にキレイな建物だ。
ただし場内のほとんどの座席は今や有料指定席になっている。中央競馬は混雑が激しいのだ…。

重賞の賞品はそんなスタンドの隅でひっそり展示されている。

他にもグッズショップや、

子供用、初心者用のブースもあったり、

玄人向けの展示コーナーもある。福島と馬の関係が解説されていてかなり面白い。
競馬が初めての人も詳しい人も、みんな楽しめる空間になっている。

こちらはJRA70周年の特別展示コーナー。

ディープインパクトやキズナの蹄鉄も展示されていた。これは貴重だ…。

福島らしいピーチコーナーなんてものがあったのでウキウキしながら行ったら、ただの他場中継ホールだった。
このピーチ、熟れすぎてます…。

通路を通って馬場の中にも行くことができる。
通路はかわいらしいイラストのお馬さん解説コーナーになっていて、大人も子供もなかなか勉強になる隠れた良スポット。
ただし人の往来が激しいのであんまりゆっくり見ていられない。
ものすごくいい展示なのでもうちょっとじっくり見たいなあ…。

馬場の中はグルメあり、遊び場あり、発売所ありのまさに楽園。
競馬に興味が無くてもここならずっと楽しめるだろう。


ダートコースなら実はここが一番近くでレースを見られる。
玄人カメラマンはここで写真を撮るようだ。

大きなビジョンを近くで見ることができる。
手前にあるのは三春駒と言って福島の伝統工芸品。坂上田村麻呂の伝説に由来する、福島と馬を結びつけるキーアイテムだ。

復興祈念の樹も植えられている。
震災時にはスタンドの5階が崩落し見るも無残な姿となったが、1年の時を経て復活した。

その脇は西洋風の庭園になっていて、地味ながら花の香りも香るなかなか良いスポット。
【雰囲気】★★★★☆

福島らしい山並みが見え空気がおいしい。
中央競馬なのでさすがに人は多いが、他の競馬場に比べればまだマシで動きやすくはある。
それでもゴール前の歓声やヤジなど、中央競馬のエッセンスは十分感じられる。その一方でカップルや親子連れなども多く来場している。
なんというか、ちょうどいい雰囲気の競馬場だ。
【グルメ】★★★★★

東北の楽しみは、やっぱりメシ。
福島のみならず東北ご当地メニューがずらっと並んでおり魅力たっぷりだ。

メインは1階のフードコート。
福島名物、東北名物がずらっと並び目移りしてしまう。

福島競馬場の必食グルメは鳥ぎんのもつ煮。
なんといっても具だくさんで、大根もぷりっぷり。朝から行列の絶えない、福島競馬場一番の名物グルメだ。

その隣にあるのは、日本三大ラーメンの一つである喜多方ラーメンの赤井。
あっさりした醤油スープにちぢれ麺が良く絡みあい、これぞ中華そばという王道のいでたち。
100年近くの歴史を持つ喜多方ラーメンを、会津まで行かなくともここ福島競馬場で食べられるとはなんともありがたい。
福島の歴史を感じられる一杯。

2階にあるのは凍天(しみてん)という福島名物のお菓子。

お餅を水に漬けて乾燥させた凍み餅を水で戻し、ドーナツ生地で包んで焼き上げたという手間暇のかかった福島のソウルフード。
外はサクサク中はもちもちで、独特な食感が何とも心地よい。

同じお店にて福島名産ももを使ったスムージーを購入。普通に買うよりセットだと100円安いので思わず手が伸びる。
甘ったるいのかと思いきやスムージー自体は結構さっぱりしていて、上のクリームとのバランスがちょうどいい感じ。
小腹が空いた時のおやつに最高のセットだ。

他にも東北きっての名物駅弁「牛肉どまん中」専用コーナーもある。こんなに牛肉どまん中が積まれているなんてなんて贅沢な…。
これでも昼くらいには売り切れてしまっていた。購入したい場合はとにかく早く買おう。

福島競馬場にはまだまだ名物弁当がある。
それがこちらの肉の上杉さんの米沢牛肩ロース弁当2000円。
それなりにいい値段はするが、それも納得の品質。肉と米がうまい!
このお弁当は牛肉どまん中より数が少なく、それだけ売り切れるのも早い。急げ!
他にも「駅弁味の陣2018」でグランプリを受賞した福豆屋の福島競馬場限定「夏の万福べんとう」や会津名物のソースカツ丼、
そしてからあげが8個も刺さったボリュームたっぷりのからあげ串やみちのく福島路ビールなど名物が盛りだくさん。
とても胃袋が一つでは足りないグルメの豊富さだ。
馬のようにモリモリ食べて馬券もいっぱい当てて、お腹も財布もパンパンにしよう!
【満足度】★★★★☆
とにかく福島競馬場の特徴と言ったら、あまりにも豊富すぎるグルメだ。
東北唯一の中央競馬場ということもあってか、とにかく東北中のうまいものが集結している。
これを競馬場利用者だけのものにしておくのはあまりにももったいない。
競馬があろうがなかろうが開放して、道の駅みたいに利用してもらうのはどうだろうか?
索引を作りました!
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