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全Jリーグクラブを参入時系列順に並べる~2025ver.~【コラムその183】

Jリーグが開幕してから、丸30年を超えました。

そしてクラブ数は上限の60に達し、今後はJリーグへの生き残りをかけた恐怖の椅子取りゲームが始まっていきます。

 

そんな今、改めて全Jリーグクラブの参入時期を改めて確認してみましょう。

1993年

鹿島アントラーズ、浦和レッズ、ジェフ市原、ヴェルディ川崎、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水エスパルス、名古屋グランパス、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島

 

栄光のオリジナル10といえばこちら。

9クラブが実業団を前身としている中、清水エスパルスのみ市民クラブとしてオリジナル10に選ばれました。

 

地域密着という日本になかった新しい価値観を持ち込んだJリーグ、その象徴がエスパルスであり、企業名を廃した全クラブの名前にも表れています。

 

1994年

ベルマーレ平塚、ジュビロ磐田

 

オリジナル10の候補になりながら惜しくも漏れてしまった2クラブが翌年参入。

ベルマーレは中田英寿を輩出、ジュビロは黄金期を築き、日本サッカー界に確かな足跡を残しています。

 

1995年

柏レイソル、セレッソ大阪

 

更にオリジナル10から漏れていた2クラブが参入。

これでオリジナル10候補になっていたクラブは全てJリーグ所属となりました。

 

確かにいきなり千葉と大阪に2クラブになってしまうので、地域的な偏りを考慮したのでしょうね。

もっとも、この時点で横浜に2クラブ、川崎と平塚にそれぞれ1クラブと神奈川県だけで4クラブあったわけですが…。

 

1996年

京都パープルサンガ、アビスパ福岡

 

いよいよオリジナル10候補ではなかったクラブが参戦開始。

それがこの2クラブです。

 

そういう意味では、この2クラブの参入はJリーグのターニングポイントでした。

特に京都は清水に続く実業団を前身としないクラブであり、今に至るJリーグ拡大の第一歩だったと言えるでしょう。

 

1997年

ヴィッセル神戸

 

現Jリーグ王者、ヴィッセル神戸は1997年参入。

クラブ練習初日の朝阪神大震災に見舞われるなど、その船出は苦難の連続でした。

 

そこから楽天社長三木谷氏の援助もあり、Jリーグ連覇を果たすまでに成長しました。

何が起きるか分からないのは、フィールドの中も外も同じです。

 

1998年

コンサドーレ札幌

 

その翌年にはコンサドーレ札幌が参入。

この頃のJリーグは「移転」がキーワードとなっており、アビスパ福岡(静岡県藤枝市から)、ヴィッセル神戸(岡山県倉敷市から)、コンサドーレ札幌(神奈川県川崎市から)は全て生まれ故郷から移転したクラブです。

 

それぞれJ1で活躍するほど成長しましたが、一方でもし地元に残っていたらJリーグはどうなっていただろう、という想像も掻き立てられます。

 

1999年

ベガルタ仙台、モンテディオ山形、大宮アルディージャ、FC東京、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟、サガン鳥栖、大分トリニータ

 

この年、いよいよJ2が開幕。

それに合わせて一気に9クラブが参入してきました。

 

顔ぶれを見ると実業団あり市民クラブあり、今見るとなかなか濃ゆいメンツがそろっています。

そして何より、全クラブがJ1への昇格経験があるのが魔境Jリーグたるゆえんです。

 

特に川崎フロンターレはここから駆け上がり、J1で2度の2連覇を果たすなど一時代を築き上げました。

その一方でJ3まで転がり落ちたクラブが大宮と大分の2クラブあり、J2オリジナル9は酸いも甘いも経験してきています。

 

2000年

水戸ホーリーホック

 

そんなJ2に翌年参入してきたのが水戸ホーリーホック。

驚くことにここから一度も昇格も降格もしていません

 

J2の番人のように扱われるホーリーホックですが、どちらかというと降格をギリギリ回避するシーズンが多くなっています。

そんな中なぜ一向に落ちる気配がないのか、もはやJリーグの七不思議です。

 

2001年

横浜FC

 

横浜フリューゲルスが消滅した後、その遺志を受け継ぐため誕生した横浜FC。

とはいえ実質的には別クラブであり、新たに参入したという方が適切でしょう。

 

10年に1度くらいJ1に昇格しては降格するくらいの成績でしたが、ここ数年はJ1とJ2を行き来しています。

フリューゲルスほどではありませんが、マリノスがいる横浜において地味ながら存在感を発揮しています。

 

2005年

ザスパ草津、徳島ヴォルティス

 

2005年には2クラブが参入。

ここから更に地方クラブが増加、Jリーグは地方へと拡大していきます。

 

徳島ヴォルティスはJ1への昇格経験もあり、四国屈指の強豪クラブ。

ザスパ草津はJ2とJ3を行き来しており、なかなか苦しい状況が続いています。

 

2006年

愛媛FC

 

四国2クラブ目は愛媛FC。J3に降格したりもしましたが再度昇格し、しぶとくJ2で頑張っています。

 

2008年

FC岐阜、ロアッソ熊本

 

2007年は参入クラブがなく、2008年に2クラブが加盟。

今のところはどちらもJ1昇格経験はありません。ロアッソ熊本は惜しいところまではいったんですけどね。

 

2009年

栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山

 

2009年は一気に3クラブが参入。

このうちファジアーノ岡山は中国地方で2クラブ目のJ1昇格を決めました。

 

2010年

ギラヴァンツ北九州

 

2010年は福岡県から2クラブ目となるギラヴァンツ北九州が参入。

新スタジアムが完成しJ1への街道を駆け上がるかと思いきや、まさかのJ3沼へ…。一刻も早く報われてほしいクラブです。

 

2011年

ガイナーレ鳥取

 

続いて山陰地方初のJクラブとなるガイナーレ鳥取が参入。

地味ながらYAJINスタジアムを作り上げるなど存在感を発揮しています。

 

2012年

町田ゼルビア、松本山雅

 

ともにJ1へ駆け上がった町田と松本は2012年参入。

時期こそ違えど、それぞれJリーグに旋風を巻き起こしたクラブであることは間違いありません。

 

まだまだ新しいクラブにも可能性が残されている、そんな希望を感じさせる2クラブです。

松本はもう一度J1へ駆け上がりたいところ。

 

2013年

V・ファーレン長崎

 

続いて今を時めくスタジアムシティを作り上げた長崎が参入。

この2年間に参入した3クラブともJ1へ昇格経験があり、新興クラブでも十分やれることを示してくれています。

 

2014年

カマタマーレ讃岐、グルージャ盛岡、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFC、YSCC横浜、SC相模原、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、FC琉球

 

2014年にはJ3が開幕、一気にクラブが増えました。

しかし今のところJ1へ昇格したクラブがないばかりか、盛岡とYSCC横浜はJリーグを退会してしまいました。

 

このあたりのクラブが盛り上がってくるとJリーグも活性化されるように思いますが…。

 

2015年

レノファ山口

 

続いてレノファ山口が参入。

初年度でJ3優勝を果たすと以降J2で踏ん張っており、地味ながら地力のあるクラブです。

 

2016年

鹿児島ユナイテッドFC

 

ロアッソ熊本に続き南九州2クラブ目となる鹿児島が参入。

今のところはJ2とJ3を行き来していますが、果たして新スタジアムにこぎつけることはできるか…?

 

2017年

アスルクラロ沼津

 

静岡県勢4クラブ目となった沼津。

その中では唯一J2への所属経験がなく、エスパルスやジュビロとの対戦経験がありません。新・静岡ダービーを実現して欲しいところ。

 

2019年

ヴァンラーレ八戸

 

本州で最も北にある青森県からヴァンラーレ八戸が参入。

このあたりになるともうつい最近の出来事ですね。

 

2020年

FC今治

 

愛媛県勢2クラブ目のFC今治が2020年参入。

新スタジアムが完成、J2昇格とポジティブなニュースが多く、今四国で最も勢いのあるクラブと言ってもよいでしょう。

 

2021年

テゲバジャーロ宮崎

 

南国宮崎から新クラブが参入。

新しい形でのスタジアムを用意しこれからが期待されますが、なかなか苦しい事情もあるようで…。

 

2022年

いわきFC

 

Jリーグにフィジカル旋風を巻き起こしているいわきFCは2022年に参入。

怒涛の勢いで参入初年からJ3を優勝し、J2でも一気に成績を上げてきています。

 

近い将来、圧倒的なフィジカルを武器にJ1で躍動する姿が見られるかもしれません。

(問題は新スタジアムですが…)

 

2023年

FC大阪、奈良クラブ

 

2023年は近畿から2クラブが参入。

ともに昇格はなりませんでしたが、とりあえずJ3残留は確保しています。

 

FC大阪は昇格プレーオフにも進出し、今後の躍進が期待されます。

 

2025年

栃木シティFC、高知ユナイテッドSC

 

2024年を挟み、新たに2クラブがJリーグ加盟。

栃木県からは2クラブ目、高知県勢初で四国では5クラブ目です。日本全国にだいぶ多くなってきましたねえ…。

 

今後はJFLからJ3へ昇格するためにはJ3から降格してきたクラブと戦わねばならず、Jリーグ加盟はさらにいばらの道となりそうです。

 

4.まとめ

以上、全Jリーグクラブを参入時系列順に並べてみました。

当たり前ですが先行者利益で早い方がカテゴリが上位、後発クラブは下のカテゴリで苦しむことが多いようです。

 

実際2010年以降J1まで上がったのは町田、松本、長崎のみ。

2014年以降は1クラブも出てきていません。

 

その中でも可能性を感じるのは2020年参入のFC今治、2022年参入のいわきFCでしょうか。

この2クラブは一つ嚙み合えばJ1昇格を争える勢いとポテンシャルを感じます。

 

果たしてこれからJリーグに加盟するクラブを待っているのは夢への軌道か、はたまたJリーグの壁か。

あまりに遠いJリーグへの道、ジャンプアップするクラブは現れるでしょうか。

 

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