Jリーグが開幕してから、丸30年を超えました。
そしてクラブ数は上限の60に達し、今後はJリーグへの生き残りをかけた恐怖の椅子取りゲームが始まっていきます。
そんな今、改めて全Jリーグクラブの参入時期を改めて確認してみましょう。

- 1993年
- 1994年
- 1995年
- 1996年
- 1997年
- 1998年
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2005年
- 2006年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 2025年
- 4.まとめ
1993年
鹿島アントラーズ、浦和レッズ、ジェフ市原、ヴェルディ川崎、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水エスパルス、名古屋グランパス、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島
栄光のオリジナル10といえばこちら。
9クラブが実業団を前身としている中、清水エスパルスのみ市民クラブとしてオリジナル10に選ばれました。
地域密着という日本になかった新しい価値観を持ち込んだJリーグ、その象徴がエスパルスであり、企業名を廃した全クラブの名前にも表れています。
1994年
ベルマーレ平塚、ジュビロ磐田
オリジナル10の候補になりながら惜しくも漏れてしまった2クラブが翌年参入。
ベルマーレは中田英寿を輩出、ジュビロは黄金期を築き、日本サッカー界に確かな足跡を残しています。
1995年
柏レイソル、セレッソ大阪
更にオリジナル10から漏れていた2クラブが参入。
これでオリジナル10候補になっていたクラブは全てJリーグ所属となりました。
確かにいきなり千葉と大阪に2クラブになってしまうので、地域的な偏りを考慮したのでしょうね。
もっとも、この時点で横浜に2クラブ、川崎と平塚にそれぞれ1クラブと神奈川県だけで4クラブあったわけですが…。
1996年
京都パープルサンガ、アビスパ福岡
いよいよオリジナル10候補ではなかったクラブが参戦開始。
それがこの2クラブです。
そういう意味では、この2クラブの参入はJリーグのターニングポイントでした。
特に京都は清水に続く実業団を前身としないクラブであり、今に至るJリーグ拡大の第一歩だったと言えるでしょう。
1997年
ヴィッセル神戸
現Jリーグ王者、ヴィッセル神戸は1997年参入。
クラブ練習初日の朝阪神大震災に見舞われるなど、その船出は苦難の連続でした。
そこから楽天社長三木谷氏の援助もあり、Jリーグ連覇を果たすまでに成長しました。
何が起きるか分からないのは、フィールドの中も外も同じです。
1998年
コンサドーレ札幌
その翌年にはコンサドーレ札幌が参入。
この頃のJリーグは「移転」がキーワードとなっており、アビスパ福岡(静岡県藤枝市から)、ヴィッセル神戸(岡山県倉敷市から)、コンサドーレ札幌(神奈川県川崎市から)は全て生まれ故郷から移転したクラブです。
それぞれJ1で活躍するほど成長しましたが、一方でもし地元に残っていたらJリーグはどうなっていただろう、という想像も掻き立てられます。
1999年
ベガルタ仙台、モンテディオ山形、大宮アルディージャ、FC東京、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟、サガン鳥栖、大分トリニータ
この年、いよいよJ2が開幕。
それに合わせて一気に9クラブが参入してきました。
顔ぶれを見ると実業団あり市民クラブあり、今見るとなかなか濃ゆいメンツがそろっています。
そして何より、全クラブがJ1への昇格経験があるのが魔境Jリーグたるゆえんです。
特に川崎フロンターレはここから駆け上がり、J1で2度の2連覇を果たすなど一時代を築き上げました。
その一方でJ3まで転がり落ちたクラブが大宮と大分の2クラブあり、J2オリジナル9は酸いも甘いも経験してきています。
2000年
水戸ホーリーホック
そんなJ2に翌年参入してきたのが水戸ホーリーホック。
驚くことにここから一度も昇格も降格もしていません。
J2の番人のように扱われるホーリーホックですが、どちらかというと降格をギリギリ回避するシーズンが多くなっています。
そんな中なぜ一向に落ちる気配がないのか、もはやJリーグの七不思議です。
2001年
横浜FC
横浜フリューゲルスが消滅した後、その遺志を受け継ぐため誕生した横浜FC。
とはいえ実質的には別クラブであり、新たに参入したという方が適切でしょう。
10年に1度くらいJ1に昇格しては降格するくらいの成績でしたが、ここ数年はJ1とJ2を行き来しています。
フリューゲルスほどではありませんが、マリノスがいる横浜において地味ながら存在感を発揮しています。
2005年
ザスパ草津、徳島ヴォルティス
2005年には2クラブが参入。
ここから更に地方クラブが増加、Jリーグは地方へと拡大していきます。
徳島ヴォルティスはJ1への昇格経験もあり、四国屈指の強豪クラブ。
ザスパ草津はJ2とJ3を行き来しており、なかなか苦しい状況が続いています。
2006年
愛媛FC
四国2クラブ目は愛媛FC。J3に降格したりもしましたが再度昇格し、しぶとくJ2で頑張っています。
2008年
FC岐阜、ロアッソ熊本
2007年は参入クラブがなく、2008年に2クラブが加盟。
今のところはどちらもJ1昇格経験はありません。ロアッソ熊本は惜しいところまではいったんですけどね。
2009年
栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山
2009年は一気に3クラブが参入。
このうちファジアーノ岡山は中国地方で2クラブ目のJ1昇格を決めました。
2010年
ギラヴァンツ北九州
2010年は福岡県から2クラブ目となるギラヴァンツ北九州が参入。
新スタジアムが完成しJ1への街道を駆け上がるかと思いきや、まさかのJ3沼へ…。一刻も早く報われてほしいクラブです。
2011年
ガイナーレ鳥取
続いて山陰地方初のJクラブとなるガイナーレ鳥取が参入。
地味ながらYAJINスタジアムを作り上げるなど存在感を発揮しています。
2012年
町田ゼルビア、松本山雅
ともにJ1へ駆け上がった町田と松本は2012年参入。
時期こそ違えど、それぞれJリーグに旋風を巻き起こしたクラブであることは間違いありません。
まだまだ新しいクラブにも可能性が残されている、そんな希望を感じさせる2クラブです。
松本はもう一度J1へ駆け上がりたいところ。
2013年
V・ファーレン長崎
続いて今を時めくスタジアムシティを作り上げた長崎が参入。
この2年間に参入した3クラブともJ1へ昇格経験があり、新興クラブでも十分やれることを示してくれています。
2014年
カマタマーレ讃岐、グルージャ盛岡、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFC、YSCC横浜、SC相模原、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、FC琉球
2014年にはJ3が開幕、一気にクラブが増えました。
しかし今のところJ1へ昇格したクラブがないばかりか、盛岡とYSCC横浜はJリーグを退会してしまいました。
このあたりのクラブが盛り上がってくるとJリーグも活性化されるように思いますが…。
2015年
レノファ山口
続いてレノファ山口が参入。
初年度でJ3優勝を果たすと以降J2で踏ん張っており、地味ながら地力のあるクラブです。
2016年
鹿児島ユナイテッドFC
ロアッソ熊本に続き南九州2クラブ目となる鹿児島が参入。
今のところはJ2とJ3を行き来していますが、果たして新スタジアムにこぎつけることはできるか…?
2017年
アスルクラロ沼津
静岡県勢4クラブ目となった沼津。
その中では唯一J2への所属経験がなく、エスパルスやジュビロとの対戦経験がありません。新・静岡ダービーを実現して欲しいところ。
2019年
ヴァンラーレ八戸
本州で最も北にある青森県からヴァンラーレ八戸が参入。
このあたりになるともうつい最近の出来事ですね。
2020年
FC今治
愛媛県勢2クラブ目のFC今治が2020年参入。
新スタジアムが完成、J2昇格とポジティブなニュースが多く、今四国で最も勢いのあるクラブと言ってもよいでしょう。
2021年
テゲバジャーロ宮崎
南国宮崎から新クラブが参入。
新しい形でのスタジアムを用意しこれからが期待されますが、なかなか苦しい事情もあるようで…。
2022年
いわきFC
Jリーグにフィジカル旋風を巻き起こしているいわきFCは2022年に参入。
怒涛の勢いで参入初年からJ3を優勝し、J2でも一気に成績を上げてきています。
近い将来、圧倒的なフィジカルを武器にJ1で躍動する姿が見られるかもしれません。
(問題は新スタジアムですが…)
2023年
FC大阪、奈良クラブ
2023年は近畿から2クラブが参入。
ともに昇格はなりませんでしたが、とりあえずJ3残留は確保しています。
FC大阪は昇格プレーオフにも進出し、今後の躍進が期待されます。
2025年
栃木シティFC、高知ユナイテッドSC
2024年を挟み、新たに2クラブがJリーグ加盟。
栃木県からは2クラブ目、高知県勢初で四国では5クラブ目です。日本全国にだいぶ多くなってきましたねえ…。
今後はJFLからJ3へ昇格するためにはJ3から降格してきたクラブと戦わねばならず、Jリーグ加盟はさらにいばらの道となりそうです。
4.まとめ
以上、全Jリーグクラブを参入時系列順に並べてみました。
当たり前ですが先行者利益で早い方がカテゴリが上位、後発クラブは下のカテゴリで苦しむことが多いようです。
実際2010年以降J1まで上がったのは町田、松本、長崎のみ。
2014年以降は1クラブも出てきていません。
その中でも可能性を感じるのは2020年参入のFC今治、2022年参入のいわきFCでしょうか。
この2クラブは一つ嚙み合えばJ1昇格を争える勢いとポテンシャルを感じます。
果たしてこれからJリーグに加盟するクラブを待っているのは夢への軌道か、はたまたJリーグの壁か。
あまりに遠いJリーグへの道、ジャンプアップするクラブは現れるでしょうか。
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