注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は仙台89ERSおよび秋田ノーザンハピネッツの試合観戦のためにカメイアリーナ仙台および秋田市立体育館(CNAアリーナ★あきた)を訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
秋の東北旅ということもあり、とにかく新米を求めてさまよいました。
おまけに観光もなかなかに充実させることができ、かなり満足できる旅になりました。東北はやっぱりいいですね。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・仙台で試合観戦+仙台グルメ

ほぼ始発の新幹線に飛び乗りやってきました仙台。
まずは行ってみたかった半田屋へ。24時間営業している仙台のローカルチェーンです。
戦後復興期の青葉通りで営業した「めしのはんだや」にルーツを持ち、庶民においしいものを安くたくさん食べて欲しいという思いから始まったまごころのお店です。
半田屋の歴史は仙台の歴史なのです。

半田屋はセルフサービスで食べたいものをどんどん乗せていくスタイル。
朝食なので大人しめにするつもりでしたが、ついつい手が止まらなくなりお盆いっぱいに…。
お腹も心も満たされる最高の朝食でした。
いつか夕食でもっとガッツリ行ってみたいですね。

続いて仙台駅に店舗があるパンセへ。こちらも仙台の人気ローカルチェーンです。
オシャレな店内に似合わない店員さんの威勢のいい呼び声が面白かったです。

仙台のシンボルと言えば青葉通り。
青葉通りは戦後舗装するにあたって仙台駅前で10度曲げて仙台駅正面に接続するか、それとも直線にするかでもめにもめたそうです。
これは住民の立ち退き問題があってこじれたそうですが、結果的には10度曲げる案を採用しました。
その後仙台駅が大きくなったので、結果的にはどちらにせよ仙台駅にぶちあたるようになったそうな。
また戦前の仙台は樹木が豊富で文字通り「杜の都」にふさわしい地でしたが、戦争で焼け野原になってしまいました。
青葉通りに植えられたケヤキ並木は「杜の都」仙台のシンボルであり、かつての姿を今に伝える仙台市民の心のよりどころでもあるのです。

道すがらいい感じの球場を見つけました。
こういう小さいながらも立派な球場ってなんだかいいんですよね。興奮してきたな。

こちらは広瀬川。
杜の都仙台の姿を今に伝える、そして大都会仙台の姿も垣間見えるスポットです。

青葉城址に行くか迷ったのですが、以前行ったこともあるし、今回は行ったことのないこちらに来てみました。
朝から早速坂上りです…。

荘厳な森の中を登っていきます。これぞ杜の都。

やってきたのはこちら瑞鳳殿。端的に言うと、伊達政宗のお墓です。
政宗の遺言に従って2代目の忠宗が建立したもので、忠宗以降の歴代藩主も祀られています。
ただ戦災によって建物がすべて焼失してしまい、今あるのは政宗生誕400周年を機に復元されたものです。

お墓と思うとちょっと緊張しますね…。

門がいくつもあって大変立派です。

いよいよご対面。

こちらが瑞鳳殿。大変立派な建物です。
これだけ祀られたらきっと政宗も本望でしょう。

この石スケートシューズに似ているということでちょっと有名らしいです。
仙台出身である羽生結弦ファンの聖地になっているとか。鰯の頭も信心から…ちょっと違うか。



あいにくの天気ではありましたが、朝からいい運動になりました。
いい運動になりすぎたかも…。

左の階段から登って右の階段から戻ってきます。
一周1時間もあれば十分回れますね。歩くだけなら20~30分くらいでしょうか。

この先にも建物があるらしいですが、クマが出ると脅されたのでやめました…。
自分の墓は建てたくありません。

戻ってきたら雨の中鳥が川で大量に休んでいました。
サギというやつでしょうか?のんきなもんです。

地下鉄に乗って薬師堂というところに来てみました。
駅名にもなっていてちょっと見てみたかったのです。

薬師堂は8世紀前半に創建された陸奥国分寺の建物で、伊達政宗によって再興されたのだそうです。
仙台には伊達政宗あり、です。
今はお薬師さんの手づくり市というのを定期的にやっていて、この日も準備で忙しそうでした。

またも地下鉄に乗ってやってきたのは地底の森ミュージアム。
小学校を作ろうとして地面を調査したところ、遺跡が発掘されてそのままミュージアムになったという面白い経緯があります。
2万年前の森林や旧石器人のキャンプ跡が見つかり、人類と自然の関係が遺跡になっている世界的にも珍しい発見だったそうです。
小学校の予定地でよかったなと思います。民間だったらちょっともめてたかも…。

こちらが遺跡全体。2万年前の姿が残っていると思うととてもロマンがあります。
特殊な処理をしており、無味無臭で状態を保存することができるのだそうです。

たき火の跡も残っていました。
イメージではマンモスの肉とか焼いてるイメージです。

断層も見ることができます。年代ごとに違った色をしているのが面白いです。
2万年前の仙台は今より寒く、寒冷地でしか見られない植物が生えていたそうです。

シカのフンがとてもキレイな状態で残っていました。
まさかシカもフンがキレイに保存されて2万年後に展示されているとは思わなかったでしょうね。

こちらは地下鉄の駅構内。
試しに車内を探してみたら本当に後ろ向きのイクスカすずめがいました。

カメイアリーナ仙台で仙台89ERSの試合を観戦。ハイキューの聖地だそうです。
見た目はなんだか図書館みたいですね。

試合を終えて市街地に戻ってきました。
ポストの上に政宗公がいます。青葉城址に行く代わりということで。

本日の夕飯はたんや善治郎へ。こちらも仙台のローカルチェーンです。

もちろん牛タンを食べる予定だったのですが、寒かったことと期間限定という文字に惹かれて牛鍋定食を注文。
山形の芋煮風で具沢山、大変美味しかったです。栗もホクホクでした。
しかしたんや善治郎で牛タンを食べるという宿題が残ってしまった…。
2日目・秋田で試合観戦+秋田グルメ

朝食はパンセで購入した牡蠣カレーパン。
牡蠣の風味がかなり強く大変美味しくいただけました。あとずんだ餅入りメロンパンも美味しかったです。

楽天もいろいろあったけど応援してもらっているのはありがたいことですね。

朝のケヤキ並木は散歩にちょうど良いです。

繁華街の国分町を抜け…

アーケードを通ります。




朝早すぎてお店はほとんど開いていませんが、歩くだけで結構楽しめます。

まだ朝焼けの残る仙台駅です。

駅前も立派です。大宮駅に似ています。

まだ人も少ない仙台駅。平日ならサラリーマンが多いんでしょう。

というわけで朝一のこまちに乗り込みます。
仙台発秋田行きのこまちは1日1本だけです。



東北~秋田新幹線に乗っていると、田園やら渓谷やら様々な景色が楽しめます。
これは東海道新幹線では味わえない醍醐味ですね。

秋田駅に到着。降りた瞬間秋田の魅力がわんさか押し寄せてきます。わんわん。

振り返っても秋田の名物だらけ。

秋田駅から伸びる通路が好きなんです。

エレベーターから見る秋田駅。

下から見る秋田駅。


入る時間はありませんでしたが、秋田駅前の千秋公園は散歩に最適です。
特に名前の通り秋が最高ですね。久保田城跡でもあり、見どころもたくさんあります。

秋田の中心地にある木内百貨店。
が、ご覧の通りコロナ以降は休業中です。実質閉店、でしょうか。
ただ、夜には煌々とネオンが光っているといううわさもあります。
幽霊屋敷みたいですね…。

こちらは秋田の繁華街川反。
仙台の国分町よりこじんまりしていますが、地方らしくてこれもまた味があります。

名前の通り川があるのが良いですね。

秋田は車社会ゆえ大変道路が広いです。

そんな道路沿いには、秋田竿燈まつりの提灯をモチーフにした街灯があります。
その名も「竿燈大通り」と言い、竿燈まつりの邪魔にならないよう電線がありません。

そんなこんなで秋田ノーザンハピネッツの試合を観戦。

千葉ジェッツ相手に劇的な勝利を飾りました。いい試合でした。

帰りは八橋大通りを歩きます。竿燈大通りに比べると地元住民向けの道路です。

ナイスや、

いとくといった秋田のローカルスーパーが並びます。
ローカルスーパー好きにはたまりません。

秋田のたけやのパンを大量購入。
秋田は交通網の整備が遅れたために大手の製パンが進出できず、未だにたけやのパンが幅を利かせています。

ついでにいとくにてお寿司やお酒などいろいろ買ってきました。
特にお寿司がめちゃウマでしたねえ。さすが秋田です。

そんな中ベイスターズが日本一に輝きました。めでたい!
3日目・田沢湖一周の旅

朝の大通りは大変いい天気です。この時までは…


このあたりのお店や通りはなかなか味がありますね。
歩いていて楽しいです。

そんな近くにずっと行ってみたかったねぶり流し館があります。

竿燈の迫力や重さを体感することができます。
子供用のやつはさすがに持ち上げられましたが、大きな方は無理そうです。達人は手はおろか肩や腰でも持ち上げるのだから驚きです。
秋田竿燈まつりは元々、願いを短冊に書いて練り歩いた「眠り流し」が原型とされています。
それがいつの間にか提灯になり、巨大化し、今の状態になったそうです。
東北三大祭りに数えられており、見栄えの良さから日本各地でもその妙技が披露されるようになっています。

それに隣接するのが旧金子家住宅。
江戸時代後期の商家の姿を残した建物です。

こちらは元々蔵で、ちょっとしたイベントに使えそうな広さがあります。

外観は古くからある家って感じですね。キレイに整備されています。

正面から見る金子家。

秋田のお土産自販機なんてのもありました。
秋田って結構地のものが多くて、お土産には困らない感じです(多すぎて選ぶのが大変かも)。

実は昨日こちらのせきやに行きたいとも考えていました。閉店していたので諦めましたが。
こちらはかなり渋めのお惣菜がそろっているようで、年配のお客さんが多いです。

続いてやってきたのは秋田市立赤れんが郷土館。先ほどのねぶり流し館はここの分館にあたります。
木がもしゃもしゃで外観は見えにくいですね。

こちらは旧秋田銀行の本店として1912年に完成した建物を利用しており、当時の雰囲気を味わうことができます。
盛岡の岩手銀行赤レンガ館と似ているのはやっぱり東北だからでしょうか。

ここは金庫っぽいですね。いかにも重厚な扉です。

中の部屋も美しいものばかりです。



朝の川反を歩いてみました。柳もしだれていて風情があります。

この木にはいわれがあって、悪いお侍さんに切られてしまった座頭の杖から根が伸びてイチョウの木になったのだそうです。
樹齢400歳とのことですから、これからも秋田の移り変わりを見守っていくでしょう。

その隣にある華の湯で旅の疲れを癒します。
褐色の天然温泉で大変気持ちよくいただきました。

秋田市民市場を通り抜けました。
ここにある回転寿司にとても惹かれましたが、この後行きたいお店があったので諦めました。


秋田の市街地を抜けていきます。
秋田は東京からのアクセスが良くないにもかかわらず、盛岡を上回る北東北最大の都市です。

回転寿司を諦めてでも来たかったのは、秋田駅の商業施設トピコに店を構えるいさばや。
トピコには魅力的なお店が多いのですが、今回は秋ということで是非とも来てみたかったのです。

このお店のウリは新鮮な魚、そしてきらきらと輝くご飯!
秋田水産が営むお店で、獲れたての魚を使ったてんぷらはもちろんのこと、かまどで炊いたあきたこまちのおいしいこと!
しかもご飯お代わり自由というのが何とも太っ腹。
少食ではありますが頑張ってお代わりをいただきました。ご飯でご飯が食べられるくらいおいしかったです(?)

名残惜しいですがそろそろ秋田を発ちます。
個人的に秋田の食べ物のおいしさは全国トップ3に入ると思いますね。

こんなところでジェフユナイテッド千葉のグッズを見るとは思いませんでしたね。
さすがJR東日本のチームです。

何度見てもこまちの艶やかなフォルムがたまりません。

新幹線のトイレが好きなんです。
こまちは車両間のドアに稲穂が描かれていてまた雅です。

こまちを途中下車。

やってきたのは田沢湖駅。その名の通り田沢湖の最寄り駅です。

最寄と言っても田沢湖まではとても歩いて行ける距離ではありません。
そこで田沢湖一周バスを利用しました。これに乗れば、田沢湖をぐるっと一周して帰ってくることができるのです。
しかし朝まで快晴だったのに、このタイミングで土砂降り…。
いくらバスとはいえちょっとガッカリです。

この雨の中、人通りもないのにババヘラアイスを売っていました。
なんという根性なのでしょう…。

田沢湖は面積こそそれほど大きくありませんが、最大深度は日本一を誇ります。
「日本のバイカル湖」とも呼ばれ、寒い秋田でも湖面が凍り付くことはありません。

バスは結構森の中も抜けていきます。

ううむ、雨でよく見えない…。

田沢湖にはもともとクニマスなどが住んでいて漁業も盛んだったようなのですが、戦時中に国策で玉川の水を引き入れたところ水質が変わってしまいました。
その結果魚類がほとんどいなくなり、漁師も仕事を失ってしまったとのことです。
現在に至るまで水質改善はできていないとのこと。こんなところにも戦争の影響が残っているのです…。

バスは2ヶ所途中停車し散歩することができます。

こちらは田沢湖のシンボル辰子象。
辰子は美しい女性でしたが、自らの美しさに気付いてからその美を失うことを恐れるようになりました。
そこで観音菩薩に願掛けをしたところ、泉の水を飲むようお告げがありました。
辰子はその通りに水を飲んだところますますのどが渇き、水を飲むのを止められなくなってしまいました。
やがて辰子は竜へと姿を変え、自分の身に起こった報いを悟った辰子は泉を湖へと広げました。
これが今の田沢湖だということです。
娘が竜になったことを知った母は悲しみ、別れを想って松明を投げ込みました。
これが魚へと変貌し、クニマスになったということです。

まあ、確かに竜でもいそうな天気ではありますけど…。

晴れていたらキレイな湖畔が見えたことでしょう。
これはこれで幻想的かもしれませんが…。


ちなみに辰子像の周りはこんな感じで、お土産屋さんや食堂があります。

田沢湖は結構キレイで丸に近い形をしています。竜が広げたからかもしれませんね。

しかし願いが通じたのか、雨が上がりわずかに晴れてきました!

こちらはハ・ジョンウンさんという人の碑だそうです。
盛岡冷麺なんかも在日朝鮮人の人が持ってきた文化ですし、東北って意外と朝鮮半島とつながりがあるようです。

最後にわずかながら夕焼けも見え、田沢湖の全貌を見ることができました。

コバルトブルーと呼ばれるその湖面も、わずかに確認することができました。
より水質の改善が進むといいですね。

田沢湖一周とても楽しかったです。

厳島神社みたいですね。
湖ではありますが水が押し寄せ、意外と波があります。

車内から見る夕焼け。

ここはその水の色がよく確認できます。

駅に戻るころには暗くなっていました。

田沢湖駅の駅舎は大変立派ですが、お店はほとんどありません。


それでもジオラマなんかがあり楽しめます。

晴れていればああいう景色だったんだなあ…と思う辰子象。

本当は在来線で行きたいのですがあまりに時間がかかるので。


在来線よりこまちの方が本数が多いです。

在来線と新幹線が並ぶスポットは日本でも数少ないでしょう。

お土産は山吹まんじゅう、夕飯は比内地鶏の鶏めしです。

少し冷えていましたがおいしく食べることができました。
秋田に来たら鶏めし、間違いないですね。
まとめ
以上、秋の東北旅でした。
東北は本当に食べ物がおいしくて、しかも秋はご飯が最高でした。
日本でこれ以上おいしいご飯が食べられるところはほとんどないでしょうね。
これを知ると、そんじょそこらのご飯は食べられなくなるかも…?(でもご飯はなんでも美味しい)
その他の遠征記についてはこちら!↓