注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】

岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷マスカットスタジアム)は、1995年開場、岡山県倉敷市にある野球場。
球場名のマスカットは岡山県の名産「マスカット・オブ・アレキサンドリア」に由来するもので、ブドウの収穫量で岡山は山梨、長野に次いで山形と並ぶ日本3位となっている。
岡山ではかつて岡山県野球場がメインとして使われておりプロ野球も行われていたが、老朽化とキャパシティの小ささから新球場の計画が進行。
その結果できたのがこの収容人数30494人の倉敷マスカットスタジアムである。
これは12球団の本拠地球場を除けば、日本で最大規模を誇る。札幌ドームは考えないものとして
この大きさを生かして、現在では倉敷市の成人式も行われているようだ。雨とか降ったらめちゃくちゃ寒そう。
また1995年にはサッカーのサンフレッチェ広島とロシアのチームのエキシビションマッチが行われた歴史もある。
当時はそれほどサッカーのスタジアムがなかったということだろう。
プロ野球では阪神タイガースがほぼ毎年試合を行っているほか、阪神のファーム、巨人、広島、そして星野仙一の縁で楽天が主催試合を行ったことがある。
とはいえプロ野球で十分に活用されているとは言い難いのが現状で、一応新球団結成や誘致の話もあるものの実現には至っていないのが現状だ。
こんなに大きな球場があるのに、宝の持ち腐れ感がある…。
この球場におけるもっとも大きなエピソードとしては、川尻哲郎が1998年に達成したノーヒットノーランであろう。
川尻は前日に飲みすぎて二日酔いだったが、練習で体が軽くなりベストコンディションになったというあぶさんみたいな話も残っている。
暗黒に沈んでいた当時のタイガースにおいて、数少ない明るい話題であったことは想像に難くない。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆

最寄はJR山陽本線中庄駅。
岡山駅から10分少々、倉敷から一駅とアクセスは良好。プロ野球開催時には臨時列車も運行されるなど、運転本数もまずまず。
ただし大都会岡山ゆえ2両だったり4両だったりしかないので、輸送能力には少々不安も残る。
どうしても乗り遅れたくない場合は早め早めの行動を。
最寄から★★★★☆

中庄駅からは徒歩10分ほど。駅からはわずかにスタジアムも見える。わずかに…。

駅から球場への通りはマスカット通りと名前がついている。
ま、動物病院くらいしかないけど…。

道中には岡山名物用水路もある。
特に暗くなったら非常に見えにくくなるので、あまりスタジアムでべろべろに飲まない方が良いだろう。
そして行きも帰りも落ちないようよく注意しよう。
そんな岡山と香川でうどんを食べまくった旅の記録はこちら。
【観戦環境】★★★★☆

日本最大規模の球場の一つだが、試合の見やすさについては特に問題ない。
スタンドの角度も十分にあり、どの席からでも視界を遮るものはなさそうだ。

グランドの面積は日本最大規模で、特にファウルゾーンは他に類を見ないほど大きいとのこと。
そのためグランドから少し遠い感印象を受けることは否めない。見にくいというほどではないが。

スコアボードはLEDで見やすいのだが、左右に無駄な空白がある。
これは大型ビジョンの設置を前提として作られたものだが、ビジョンを使う機会は現状限られるためそのままになっている。
もったいない…。
またスコアボードには、よく見ると野球場には必要ない45分計も設置されている。
しかしサッカーが行われたのは前述の通り一度だけなので、45分計が使われたのも一度だけ。前後半で2回か。
錆びついて動かなくなってそう。

内野スタンド全景。バックネット裏の席にはドリンクホルダーがついているし、内野席全体に背もたれがある。
それにしてもデカい。

外野スタンド全景。内野スタンドとは分離していて行き来はできないようになっている。

スタジアム全景。天然芝の芝目が美しい。
球場全体を通してなんとなくほっともっとフィールド神戸に似ている気がする。新幹線で一駅だからかな。

コンコース。地方球場感はぬぐえないが、非常に広くて歩きやすい。
キャッチボールくらいならできそう。

スタジアム自体は二層構造だが、一層目部分のスタンドは大きすぎてコンコースが二層になっている。
つまりこの上にもう一つコンコースがあるという巨大さ。ただ一軍の試合でもなければ開放はしないようだ。
というわけで今回は入れなかった。

コンコースからグラウンドが見える球場大好き。ズムスタとかね。

このコンコース上には放送席の入り口がある。
ここで張っていれば有名解説者に会える…かも。

横にもう一つサブ球場がある。こっちはこっちで味があって面白そうな球場だ。

スタジアムから駅方向へ伸びる大通り。左側にフジパンの工場がある。

一応グラウンド内にブルペンがあるが、位置的に近くからは見えにくい。

外野スタンドを外から。屋台があって内野よりこっちの方が楽しそうなんだけど…。
【雰囲気】★★★★☆

二軍戦ながらマスコットのキー太も来ていた。いや二軍戦だからこそか。
球場を盛り上げるべく孤軍奮闘。




うーん、やっぱり野球を見るならナイター派だなあ。いろいろなスタジアムの顔が見られる。
阪神側は応援団も来ていてそれなりに盛り上がり楽しかった。
一部荒々しい感じの阪神ファンが来てたけど、岡山の地元の人なのか、それとも関西から出張してきた人だったのかは不明。
二軍の試合でそんな熱なるなや。

またいつか来たい。今度は一軍の試合でも。
【グルメ】★★☆☆☆

内野スタンドでは焼きそば、焼き鳥、牛串など売っていたものの、焼きそばが500円でこの量はちょっと寂しいねえ…。
でもまあ、ひと昔前の球場飯ってこんなのばっかりだったよな…。とちょっとノスタルジックな気持ちに。
チケット買って屋台のある外野スタンドに入ろうかと思ったよ。

これだけでは寂しいので岡山駅地下の岡山木村屋で買ってきたサンドイッチも食べる。
これとてもおいしかった。桃太郎トマトおいしいねえ。

からあげにレモンの味付けをするあたりはさすが瀬戸内って感じだね。
以上は番外編です。
【満足度】★★★★☆
球場自体はとても大きくて迫力もありよかったのだが、設備面も含めて全体的にはなんとなくひと昔前の野球観戦を思い出させるものであった。
特に食べ物はもうちょっと頑張りが欲しいかな…。味はそのままでもいいからせめてもうちょっと量をください。
現在では一軍の試合は年に1回、二軍の試合もあるかないかくらいなので、プロ野球試合の開催が増えれば運営面はいろいろ変わってくる気もするが…。
現状ではその巨体を持て余している感じがある。
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