注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】

さいたま市大宮公園サッカー場(NACK5スタジアム大宮)は、1960年開場、埼玉県さいたま市にある大宮アルディージャのホームスタジアム。
何を隠そう、日本最古のサッカー専用スタジアムである。
1964年東京オリンピックのサッカー競技や、2002FIFAワールドカップでは優勝したブラジルの練習場としても用いられ、さらにアルゼンチンのディエゴ・マラドーナが国際試合デビューを果たしたこともある、由緒正しきスタジアムだ。
Jリーグ最初期には、浦和レッズの準ホームとして使われていたという歴史もある。今ではよっぽどの事情がないと考えにくいが、当時はアルディージャもなかったからね。
そんな大宮アルディージャは1999年よりJリーグに参戦するが、その前身であるNTT関東サッカー部はもともと浦和に本拠地を置いていたチームである。
なんだかんだで持ちつ持たれつの関係、それが大宮と浦和である。
しかし2000年、埼玉スタジアム2002の完成に伴い、このスタジアムを解体する話が持ち上がる。
必然、大宮アルディージャは埼玉スタジアム2002への移転が決定しかけるが、「浦和にあるスタジアムなんか使えるかい!」ってことでアルディージャサポーターから署名運動も起こるほど大反対される。
結果、もともと埼玉県の持ち物だったこのスタジアムは大宮市へと移管され、無事に残されることになった。近くて遠い街、それが大宮と浦和である。
大宮と浦和のライバル関係についてはこちらにもまとめています。
そして大宮アルディージャのホームになりかけた埼玉スタジアム2002はこちら。
【アクセス】
最寄まで★★★★★

最寄はJR大宮駅。東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の分岐駅であり、北日本からのアクセスはバツグン。
鉄道博物館もあるほど、鉄道に恵まれた土地である。ちなみに盆栽の町でもある。
最寄から★★★☆☆

大宮駅からは徒歩20分ほど。道中氷川神社への参道を通り、平日疲れたサポーターの心を癒してくれる。

氷川神社はパワースポットとして有名で、大いなる宮、すなわち「大宮」という地名の由来ともなっている。この神社に護られている大宮アルディージャは連戦連勝…
というわけにはいかないのがスポーツの難しいところである。現実は非情なり。道は自分で切り開け!
【観戦環境】★★★★★


サッカー専用スタジアムということもあり、見やすさは随一。Jリーグでもトップクラスだ。

歴史があるスタジアムだが、改修されており古さは全く感じない。快適。

スコアボードはJリーグによくあるサイズ。NTT東日本の文字がまばゆく光る。

メインスタンドなのにコンコースはかなり狭い…。でもトイレはキレイ。

フリーWi-FiがあるのはNTTならでは。スタジアムって人多すぎてハーフタイムとかつながりにくくなるのでありがたい。
【雰囲気】★★★★☆

ゴール裏には非常に角度があり、傍から見るとさながら切り立った崖である。
そのおかげで、ピッチに対する威圧感がハンパない。

ホームアルディージャのサポーターはオレンジに光る「アレ」を持っている人がいてキレイ。
また試合中もチャントが流れていて、コロナ前の雰囲気に近くなるよう工夫されている。

この日は手話で応援する試みも行われた。声が出せないことを逆手に取ったアイデアで、よく考えられているなと感心した。
こういう非常事態こそ人間の頭脳が役に立つ。

私のお気に入りの夕暮れスタジアム。曇ってるけど…。

バックスタンドの裏にはプロ野球も開催される県営大宮球場がある。真っ暗な球場ってこんなに不気味なのか…。
明るいときの大宮球場はこんな感じです。

この角度から見るスタジアムも素敵。
【グルメ】
何か食べようと売店に行ったら、「今節までは食べ物売れないんですよー」と言われた。
ガーン…知っていたら何か食べてきたのに…。これで21時まで飯抜き確定だ。こればっかりは自分のリサーチの甘さを恨むしかない。
しかし、逆に言えば慎重にコロナ対策をしていることの表れだ。これだけやっていたら観客としても信頼できるというもの。ぶっちゃけ、結構甘いスタジアムもあるからね…。
これでまた次回行く楽しみができたというものだ。

しかし転んでもタダでは起きない私。大宮駅で関東限定っぽい駅弁を買い込み、グリーン券をSuicaに記入し、帰りの電車に飛び乗った。
ああ…うまい…。疲れと空腹で倒れそうな私の胃袋に、そぼろの一粒一粒がこぼれ落ちる音が聞こえる。 どんなにスポーツ観戦が楽しかろうと、人間は食欲には勝てないのだ。
そんなバカなことを考えながら、満足した私は眠りについた。
【街との一体感】★★★★★


改札からはスタジアム側の出口まで案内がされている。これだけのターミナル駅を抑えているというのは大きい。

若干昭和の香りがする飲み屋街すずらん通りはアルディージャ一色。

駅前にもアルディージャのフラッグが大量にはためいている。

アルディージャのグッズショップもある。
駅からスタジアムに至るまでアルディージャ一色になっており、気分も高揚していく。
道中の商店街ではアルディージャの曲も流れていた。ここまでするクラブもなかなか無いだろう。
また大宮駅では発車メロディーとして「Vamos Ardija」が採用されている。サッカー関連でご当地メロディーが採用されたのは日本で初めてなのだそうだ。
【満足度】★★★★★
日本最古のサッカースタジアムでありながら、見やすさ、快適さではJリーグでもトップクラスと言っていい。
これだけの立派なスタジアムがあるなら、是非ともまたJ1で見たいものだ。というかもったいない。
そして個人的な宿題であるがグルメを食べにまた絶対に来たい。
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