16ΣΣ4^k=5^n-4n-1
— 菫青/Kinsei (@_095y0) 2025年6月14日
より示された https://t.co/9csIVrYhEt
もちろん二項定理から,mod 16 で と求めるのが一般的であり,それで思考停止をした訳だが
(正しくは
)というのを見て,なるほどと思った.このX(Twitter)の投稿主は発見的に考えているが,この手の問題はその数列が満たす線形漸化式を考えるのが通例で,
(
)が常に
の倍数であることを示せば良く,
から題意の成立が確認できる.
この漸化式は の満たす線形4項間漸化式の特性方程式の解が
なので
シフト演算子 を用いて
と表され,
から
のように導かれる.
この関係式を差分演算子 を用いて表現すると
となるので,
の階差数列
,その階差
を考えると
が成立し,
,
とから
であることがわかる.よって
が成立するので
となる,という訳である.
まぁ,階差をとると多項式の部分の次数が1次下るので,1次式 を消すには2階階差を考えれば良いので
を考えると,
に注意して
となるといえばそれまでなのだが.
なお, の固有値(特性方程式の解)が
の固有値(特性方程式の解)よりも全て1小さくなるというのは基本的な考え方で,例えば
昔出したことがある - 球面倶楽部 零八式 mark II
などでも用いるし, 行列
の固有値が
のときに
,
とすると, の固有ベクトルはそのままに固有値を
,
と変化させることができ,その結果
,
,
となることもすぐにわかる.この感覚は結構大事だと思うのだけど,ちゃんと書かれた線形代数の本は結構少ない(書いてなくはないと読み取れる本はそこそこあるが).