軸上の線分要素
を
方向に垂直な直線に正射影した線分要素は
だから,これを全方向で積分すると,
となる.よってこれを凸図形の周で積分すると,凸図形の表と裏で重なることに注意すると
,
つまり
,
が成立する.定幅曲線(幅 )の場合の周長
は
より で一定となる.
平面上の面積要素
を
方向に垂直な平面に正射影した面積要素は
だから,これを全方向で積分すると,単位球の表面積が
で計算されることに注意すると
となる.よってこれを3次元凸図形の表面で積分すると,,凸図形の表と裏で重なることに注意すると
,
つまり
,
が成立する.単位球の場合は
であるから,単位球の表面積は となる.
もっとも,この関係式を導くのには用いていないが,この関係式を使って計算するときに全方向の積分,すなわち単位球の表面積が になることを使用するので,鶏と卵である.
では4次元凸図形の3次元表面積ではどうなるだろうか.
4次元空間における 空間上の面積要素
を
方向に垂直な平面に正射影した面積要素は
だから,これを全方向で積分すると,単位球の表面積が
(
)
で計算されることに注意すると
となる.よってこれを3次元凸図形の表面で積分すると,,凸図形の表と裏で重なることに注意すると
,
つまり
,
が成立する.単位球の場合は
と成立している.
最後の式から,
と関連して,
が成立することが見えてくるだろう.実は表面積と対比させた積分は超球の体積を求める積分になっている.
次元単位球体の体積を
,
次元単位球面の
次元体積を
とする.ここで
次元単位球面は
次元単位球体の境界となることに注意しておく.
次元凸図形の
次元表面積について
面積要素 は
で,これを全方向で積分すると,
となる.よってこれを積分すると,,凸図形の表と裏で重なることに注意すると
,
つまり
となる.
発端となった動画の結果は
の形にしており,
なっている.この形で,小林昭七先生の問題を考えると
となっていることがわかる.
一般に 次元空間においては
となる.
は が奇数のときは有理数となり,偶数のときは
の有理数倍となる.
これは のとき
となり, のとき
となることからもわかる.
一般に 次元空間においては,
のとき
となり, のとき
となる.