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正三角形とスチュワートの定理

2024年第1回束大実戦理系1番

[1] 1辺の長さ1の正三角形 \rm ABC がある.点 \rm D が辺 \rm BC 上の端点以外を動くとき,三角形 \rm ABD の内接円の半径 r_1 と三角形 \rm ACD の内接円の半径 r_2 の和 r_1+r_2 のとりうる値の範囲を求めよ.

角の二等分線に関する公式 \rm AD^2=AB\cdot AC-BD\cdot DC は有名ですが,正三角形の場合,角の二等分線でなくてもこの公式が成立します.
というのもスチュワートの定理
\rm AC^2\cdot BD+AC^2\cdot DC=BC(BD \cdot DC+AD^2)
を一辺の長さが a の正三角形に適用すると
a^3=a ({\rm BD \cdot DC+AD^2})
から {\rm AD}^2=a^2-{\rm BD\cdot DC} =\rm AB\cdot AC-BD\cdot DC
となるからです.

[解答]
{\rm AD}=x{\rm BD}=p{\rm DC}=qp+q=1)とおくとスチュワートの定理から
x^2=1-pq
が成立する.
注)(スチュワートの定理を用いない方法)
余弦定理により x^2=1+p^2-p=1+q^2-q であるから
px^2=p+pq^2-pqqx^2=q+p^2q-pq
となり辺々加えると x^2=1-pq が成立する.

\dfrac{\sqrt{3}}{4}p=\dfrac{1}{2}(1+p+x)r_1\dfrac{\sqrt{3}}{4}q=\dfrac{1}{2}(1+q+x)r_2 により,
r_1+r_2=\dfrac{\sqrt{3}}{2}\cdot\left(\dfrac{p}{1+p+x}+\dfrac{q}{1+q+x}\right)
=\dfrac{\sqrt{3}}{2}\cdot\dfrac{x+2pq+1}{(1+p+x)(1+q+x)}
=\dfrac{\sqrt{3}}{2}\cdot\dfrac{x+2pq+1}{x^2+3x+2+pq}
=\dfrac{\sqrt{3}}{2}\cdot\dfrac{x+2(1-x^2)+1}{x^2+3x+2+(1-x^2)}
=\dfrac{\sqrt{3}}{6}\cdot\dfrac{-(2x^2-x-3)}{x+1}
=\dfrac{\sqrt{3}}{6}\cdot(3-2x)
である.\dfrac{\sqrt{3}}{2}\leqq x\lt 1 により
\dfrac{\sqrt{3}}{6}\lt r_1+r_2\leqq\dfrac{\sqrt{3}-1}{2}
となる.




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