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2024年(令和6年)山梨大学医学部後期-数学[1](5)

2025.04.02記

[1](5) 平面上の点 (6,18) を通る傾き m の直線 l と放物線 y=\dfrac{1}{2}x^2+\dfrac{1}{2}x-\dfrac{3}{8} が2つの共有点 \mbox{A}\mbox{B} をもつとし,線分 \mbox{AB} の長さを d とする.ここで m=0 のとき d =\fbox{ ク } である.また,d=12 となるような m の最小の値は \fbox{ ケ } である.

本問のテーマ
放物線の弦の長さ
(4次)相反方程式

2025.04.02記
4次相反方程式は x+\dfrac{1}{x}=t とおいて t2次方程式に帰着させる方法が有名ですが,その流れを追うと
x^4+ax^3+bx^2+ax+1=(x^2+px+1)(x^2+qx+1)
因数分解できるはずなので p+q=apq=b-2 となる p,q を探すことになります.本問では m^4-13m^3+38m^2-13m+1=0 が登場するので p+q=-13pq=36 なる p,q を探して \{p,q\}=\{-4,-9\} となり(m^2-4m+1)(m^2-9m+1)=0因数分解できることがわかります.

[解答]
直線 l の方程式は y=m(x-6)+18 であるから
\rm A,Bx 座標は 4x^2+4x-3=8m(x-6)+144,つまり
4x^2+4(1-2m)x+48m-147=0
の2解となるので,
d^2=\mbox{AB}^2=(m^2+1)\cdot \dfrac{16(1-2m)^2-4\cdot 4\cdot (48m-147)}{16}=4(m^2+1)(m^2-13m+37)
となる.

よって m=0 のとき d=2\sqrt{37} である.また d=12 のとき 144=4(m^2+1)(m^2-13m+37) から
m^4-13m^3+38m^2-13m+1=0,つまり
(m^2-4m+1)(m^2-9m+1)=0
が成立する.よって m=2\pm\sqrt{3}\dfrac{9\pm\sqrt{77}}{2} となる.

注)交点を与える m2次方程式の判別式の m^2+1\gt 0 倍が d^2 ですから,d^2\gt 0 であることと,判別式が正であることは同値になります.よって d^2=144 を解いて得られる実数 m は全て判別式を正にします.

8.5^2=72.25\lt 773.5^2\gt 12 により
2-\sqrt{3}-\dfrac{9-\sqrt{77}}{2}=\dfrac{\sqrt{77}-\sqrt{12}-5}{2}\gt\dfrac{8.5-3.5-5}{2}=0
となるので,4つの解のうち最小のものは \dfrac{9-\sqrt{77}}{2} となる.

よって \fbox{ ク }=2\sqrt{37}\fbox{ ケ }=\dfrac{9-\sqrt{77}}{2} である.

m+\dfrac{1}{m}=kk\gt 2)の2解において大きい解は k について単調増加,小さい解は k について単調減少となることがグラフからわかります.

[うまい解答]
m^4-13m^3+38m^2-13m+1=0,つまり m^2+\dfrac{1}{m^2}-13\left(m+\dfrac{1}{m}\right) +38=0 が成立する.ここで
m+\dfrac{1}{m}=M とおくと (M^2-2)+13M+38=(M-4)(M-9)=0 より m+\dfrac{1}{m}=4,9 が成立する.

m+\dfrac{1}{m} のグラフを考えると,この条件を満たす m の中で最小のものは m+\dfrac{1}{m}=9 を満たす m の小さい方であるから,m^2-9m+1=0 の小さい解 \dfrac{9-\sqrt{77}}{2} が最小のものとなる.




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