2025.02.17記
により定まる点
(1) の値を求めよ.
(2) 四面体 の体積を求めよ.
2025.02.17記
(1)
であるから,
となる.
(2) ,
,
(
は
が直角の直角三角形) である.
座標軸を新しく取り直し,(
),
,
,
となるようにする.このとき
,
,
であるから,,
,
が成立する.
よって求める体積は となる.
2025.03.28記
何か,四面体の6辺の長さがわかっているのでオイラーの公式や Cayley-Menger 行列の行列式を利用して解く,というのを見た.このあたりについては
四面体の体積を求めるオイラーの公式 - 球面倶楽部 零八式 mark II
に書いたが,Cayley-Menger 行列の行列式の 倍の平方根が,四面体の体積を求めるオイラーの公式に一致する証明は書いてなかったな.Cayley-Menger 行列の行列式は
,
,
としたときに
となるので,まず行の基本変形
「1〜3行目から4行目を引く」,「1〜3行目から5行目のそれぞれ 倍を引く」
を行い,次に列の基本変形
「4列目,5列目から1〜3列目の4〜5行目の成分を0にする」
を行うことにより
が成立する.
この最後はオイラーの公式で考えるグラム行列の行列式の8倍に一致している(この結果を余弦定理で書き直すと内積を並べたグラム行列の2倍が得られ,行列式はグラム行列の 倍となる)ので,Cayley-Menger 行列の行列式の
倍の平方根が,四面体の体積を求めるオイラーの公式に一致することになる.
なお,これら公式はコンピュータに計算させるには向いているが手計算だと一般に大変である.但し,本問のように直角三角形が含まれる場合
( とし,このとき
となる),グラム行列の成分に0が登場するので少し計算が楽になる.実際,
となり, である.
長さ の対辺の長さは
,長さ
の対辺の長さは
,長さ
の対辺の長さは
となっていることに注意.