2024.09.15記
ただし,
(1) ならば,
であることを示しなさい.
(2) かつ
ならば,
であることを示しなさい.
(3) 自然数 に対して,
,
,…,
のうちで
であるものの個数を
とするとき,
であることを示しなさい.
2024.09.15記
は時刻,
は位置を表している.周期境界条件
,
は
個の升目が環状になっていると考えれば良い.
一般のセル・オートマトンは, ではなく
で表現する.このとき遷移ルールは
| 時刻 |
111 | 110 | 101 | 100 | 011 | 010 | 001 | 000 |
| 時刻 |
1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
となり,このルールを,時刻の状態
を2進数とみたときの自然数
を用いて「ルール184」と呼ぶ.
このルールにおいて「0は車がいない状態」,「1は車がいる状態」を表す.そして
ルール1:ある升目に車がいて,次の升目に車がいる場合,その車は動かないので車はいる
ルール2:ある升目に車がいて,次の升目に車がない場合,その車は動いてその升目に車はいなくなる
ルール3:ある升目に車がいなくて,前の升目に車がいる場合,前の升目の車は動いて、その升目に移動してくるので車はいる
ルール4:ある升目に車がいなくて,前の升目に車がない場合,その升目に来る車はないので車はいないままである
というルールであるから,車の自然渋滞モデルとして用いられる.
本問は,周期境界条件のルール184セル・オートマトン(自然渋滞モデル)であり,「
この渋滞のモデルでは時間が1進む毎に渋滞の先頭が解消し,2番目以降は動かないという仕組みになっている.
(1) 第1マスの車は渋滞の先頭から 番目以降であるから,この車が動くには少なくとも時間が
以上進まなければならないので,時間が
進んだ時点では動いていないので時刻
において第1マスには車がいることになり,
である.
(2) この渋滞のモデルにおいて車が連なっている場合,車がいない場所は1マスずつ後方に移動するので、 台以上の車が連なっている渋滞において時間が
進むと、車がいない場所は丁度
マス後方に移動するので時刻
における第
マスの車がいない場所は時刻
における第
マスに移動しており,よって
である.
(3) 全体の車の台数 は時刻によらないので
である.
(1)
…,
と逐次的に成立し,よって
となる.
(2) かつ
より
かつ
,
かつ
,
…,
かつ
,
かつ
と逐次的に成立し,よって
となる.
(3) が
から
に変化するのは
のときであり,このとき
は
から
に変化するので,
の個数は変化しない.
また, が
から
に変化するのは
のときであり,このとき
は
から
に変化するので,
の個数は変化しない.
よって ,
,…,
のうちで
であるものの個数は
によらず一定となり,
が成立する.
要するに, に登場する
を
(
を
とした)に書き換えると次の時刻の状態になるのだから,1の数は変わらないということ.