2025.10.13記
[4] 三角形
の内接円の半径を
,外接円の半径を
とし,
とする.また
,
,
とおく.
(1) となることを示せ.
(2) 三角形 が直角三角形のとき
が成り立つことを示せ.また,等号が成り立つのはどのような場合か.
(3) 一般の三角形 に対して
が成り立つことを示せ.また,等号が成り立つのはどのような場合か.
本問のテーマ
2025.10.13記
外接円と sin なので正弦定理を使うことは思いつくでしょう.
[解答]



であるから,正弦定理より
などを用いて

が成立する.よって
を示すには
なる任意の
に対して

となることを示せば良く,
を消去することにより,任意の
に対して


が成り立つことを示せば良い.
であるから,正弦定理より
が成立する.よって
となることを示せば良く,
が成り立つことを示せば良い.
とおくと,
であるから, は
に関して定数関数であり,対称性から
に関しても定数関数になる.
であるから,任意の
について
が成立するので
が成立する.
(2) ,
として良く,このとき
は において,
のときに最大値
をとるので不等式は示された.等号成立は
のときであるから,三角形が直角二等辺三角形のときである.
(3) において
を固定して
(
)の関数とみて微分すると
であるから のときに前後で符号を正から負へと変化させるので,
は極大かつ最大となる.
このとき は
のときに最大値
をとる.
よって, は
,つまり三角形が正三角形のときに最大値
をとることがわかり,題意は示された.
2025.10.20記
2006年(平成18年)京都大学後期-数学(理系)[4] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR と似た方針で Jensen の不等式により(3)を示すことができる.
[解答]
(3)
(
)とおくと
,
であるから
は
で上に凸である.よって Jensen の不等式により


が成立するので,
が成立する.
(3)
が成立する.