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2025年(令和7年)東京大学-数学(理科)[4]

2025.02.26記

[4] この問いでは,0 以上の整数の2乗になる数を平方数と呼ぶ.a を正の整数とし,f_a(x)=x^2+x-a とおく.

(1) n を正の整数とする.f_a(n) が平方数ならば,n\leqq a であることを示せ.

(2) f_a(n) が平方数となる正の整数 n の個数を N_a とおく.次の条件(i),(ii)が同値であることを示せ.

(i) N_a=1 である.

(ii) 4a+1素数である.

2025.02.25記

[解答]
(1) n\gt a のとき n=a+kk\gt 0) とおくと
(a+k)\lt f_a(n)=(a+k)^2+k\lt (a+k)^2+2(a+k)+1=(a+k+1)^2
により f_a(n) は平方数ではないので,f_a(n) が平方数ならば n\leqq a

(2) f_a(a)=a^2 は平方数であるから N_a\geqq 1 が成立する.

f_a(n) が平方数 A^2A は非負整数) であるとすると n^2+n-a=A^2 であり,この式を4倍すると
(2n+1)^2-(2A)^2=4a+1
つまり
\{2(n-A)+1\}\{2(n+A)+1\}=4a+1
と変形できる.

この式で n=A ならば n=a が成立し,n=a ならば A=a=n が成立するので,n=An=a は同値である.

さて,奇数 4a+1合成数であるとすると3以上の2つの奇数 p,qp\leqq q) の積で表現できる.mod 4 で
pq\equiv 1 であるから,
p\equiv q\equiv 1 または p\equiv q\equiv 3
のいずれかとなる.

(a) p\equiv q\equiv 1 のとき:
p=4P+1p=4Q+1P,QP\leqq Q なる正の整数) とおけ,
n-A=2P,n+A=2Q により n=P+Q,A=Q-Pn,An\gt 0,A\geqq 0 なる整数) が得られるが
P\geqq 1 より n\neq A となるので,n\neq a となり,N_a\geqq 2 となる.

(b) p\equiv q\equiv 3 のとき:
p=4P-1p=4Q-1P,QP\leqq Q なる正の整数) とおけ,
n-A=2P-1,n+A=2Q-1 により n=P+Q-1,A=Q-Pn,An\gt 0,A\geqq 0 なる整数) が得られるが
nA は偶奇が異なるので n\neq A となり,n\neq a となり,N_a\geqq 2 となる.

よって 4a+1合成数ならば N_a\geqq 2 となり,対偶をとると N_a=1 ならば 4a+1素数である.

また,4a+1素数のとき 2(n-A)+1=1 から n=A,つまり n=a に限るので N_a=1 となる.

よって(i)(ii)は同値である.

オイラー素数生成多項式 x^2+x+41 の話もあわせてしたい.

tsujimotter.hatenablog.com
tsujimotter.hatenablog.com

上のリンクにあるオイラー素数生成多項式x^2+x+aa が正の整数)の場合であり,本問の x^2+x-aa が正の整数)とは異なるし,オイラー素数生成多項式素数となることが主眼であって本問の平方数になることとは違うのだけど、、、.

を見てみるか.




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