ハーシャッド数(2021.02.05)
2021.02.05記
レピュニット数とは各位が全て1の数であり,1,11,111,1111,…と続く. 進法では
の形であるから,2進法ではメルセンヌ数である.自然数
に対して
が
の約数であるとき
は
の約数となる.この証明は簡単で
が
で割り切れることからわかり,本問でもこの性質が活躍している.なお,本問では
と表現されている.
ハーシャッド数とは,自然数の各位の和が元の約数に含まれている自然数のことであり,本問から(10進法)の はハーシャッド数である.(1) はこれに関連した出題である.10進法で
がハーシャッド数となる証明では,各位の和を3で割った余りともとの数を3で割った余りが等しいことが活躍している.
(1) のとき,
は
で割れるが
で割れないので OK.
のとき,
であるが,
より,3の倍数であり,9の倍数ではないから,
が 3 で割りきれる回数は
が 3 で割りきれる回数より丁度1回だけ多い.よって帰納的に
は 3 で丁度
回だけ割りきれるので題意は成立する.
(2) であるから,
が27 で割りきれるならば,
が9の倍数であることが必要である.そこで
とおくと
であり,であるから,(1) により
が 27 で割り切れるための必要十分条件は
が3で割り切れることであり,よって
が 27の倍数であることである.
同様に考えると,(
は3と互いに素)に対して
であり,
であるから,
と
が3で割りきれる回数は等しく,(1) より
回である,と一般化できる.
本問(2)の場合,27 で割るという特殊なケースなので,次のように考えることもできる.
(2) であるから,
が27 で割りきれるならば,
が9の倍数であることが必要である.そこで
とおくと
であるから, を 9 で割った商は
であるから,
は27では割りきれない.
よって が 27 で割り切れるための必要十分条件は
が3で割り切れることであり,よって
が 27の倍数であることである.