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1936年(昭和11年)東京帝國大學農學部-數學[3]

2022.08.11記

[3] 連續函數 f(x) ガ一點 x=a ニ於テ極大又ハ極小ナル爲必要ナル條件ヲ述ベ且之ヲ證明セヨ.

2025.01.05記
f(x)x=a において(狭義に)極大,極小であることの定義は

ある正の実数 \delta が存在して,

(1) 0\lt |x-a| \lt \delta において f(x)\lt f(a) が成り立つとき,f(x)x=a で極大,

(2) 0\lt |x-a| \lt \delta において f(x)\gt f(a) が成り立つとき,f(x)x=a で極小

という.

というものであり,f(x)x=a の近傍で連続であるときも同じ条件となり,条件が定義そのものとなるので問題になっていない.そこで f(x)x=a の近傍で微分可能であるという条件をつけることにする.

[解答]
f(x)x=a の近くにおいて微分可能であるという条件を加える.

このとき,求める条件は「(1) f(a) が極大値となるためには f'(a)=0 かつ x=a の前後で f'(x) が正から負へと符号を変える必要があり,(1) f(a) が極小値となるためには f'(a)=0 かつ x=a の前後で f'(x) が負から正へと符号を変える必要がある」となる.

証明:
(1) f(a) が極大値となるためには
xa に十分近く x\neq a のとき,f(x)-f(a)\lt 0 が成立することであり,このとき

x\lt a ならば,\dfrac{f(x)-f(a)}{x-a}\gt 0x\to a の極限から f'(a)\geqq 0 が必要であり,平均値の定理から
f'(c)\gt 0x\lt c\lt a)となる.

同様に

x\gt a ならば,\dfrac{f(x)-f(a)}{x-a}\lt 0x\to a の極限から f'(a)\leqq 0 が必要であり,平均値の定理から
f'(c)\lt 0x\lt c\lt a)となる.

よって f'(a)=0 かつ「xa に十分近く x\lt a のとき,f'(x)\gt 0 であり,xa に十分近く x\gt a のとき,f'(x)\lt 0 であることが必要である.

(2) も同様である.

なお,

(1) x\lt a ならば \dfrac{f(x)-f(a)}{x-a}=f'(c)\gt 0x\lt c\lt a)から f(x)\lt f(a) となり,x\gt a ならば \dfrac{f(x)-f(a)}{x-a}=f'(c)\lt 0x\lt c\lt a)から f(x)\lt f(a) となるので十分である.

(2) も同様である.




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