2026.03.16.23:56:08記
(2) は無理数であり,有理数
および正の整数
により
と表されるとする.このとき,
が成り立つような有理数
を求めよ.また,そのような有理数
の組はただ一つに限ることを示せ.
2026.03.17.01:02:38記
(1)
と
の両方が成り立つとき,この差から
が成立する.ここで と仮定すると
となり,左辺は無理数,右辺は有理数となって矛盾する.よって
となり,
の組はただ一つである.
(2) から
,
,
となる.
と
の両方が成り立つとき,この差から
が成立する.ここで と仮定すると
であるから,この つの
のうちどちらかが
となる.ここで
が有理数であると仮定すると が無理数であることに矛盾するので,これは無理数であり,それを
とおくと,
(
は有理数)の形となる.ここで
は有理数となることに注意する.
とすると
が有理数となって矛盾するので
であり,このとき,
から
( である)が成立し,
が無理数であることに矛盾する.よって
である.
このとき (
は無理数)となるが,(1)と同様にして
となり,よって
の組はただ一つである.
代ゼミの解答速報では「一般に,解の公式の形を考えると,有理数係数の 次方程式の解に
(ただし
は無理数)があらわれることはないため,これは矛盾である.ゆえに,
が分かる」とありましたが,これを明らかとして良いかは微妙な気がします.
2026.03.17記
結局は が無理数のとき,
も無理数であり,
(
が有理数)
ならば となることを示せば良いことになるので,それを示した解答をしてみます.
(2) 整数 に対して
が無理数のとき,
も無理数である.
ここで有理数 に対して
が成立する場合, ならば(★)より
,
ならば(★)より
となり,
なら
と(★)より
となるので,
の場合について考える.
このとき から
と(★)から
,
が成立し,
となり,
となり
が無理数であることに反する.よって
「整数 に対して
が無理数のとき,
ならば
である.」…(☆)
さて, から
,
,
となる.
と
の両方が成り立つとき,この差から
が成立し,
,
つまり
が成立する.よって(☆)から
となり, が成立する.よって
の組はただ一つである.