2025.04.09記
(1) 直線
,
から等距離にある点全体のなす図形を求めよ.
(2) 直線
,
,
,
に共に接する球面の中心と半径の組をすべて求めよ.
2025.04.09記
例えば交わり一致しない 平面上の2直線
と
から等距離にある点全体のなす図形は
平面と
平面ですから(1)の答は
平面における2直線のなす角の2等分線(2本ある)に垂直な2平面をあわせたものとなる.
交わり一致しない2直線
直線 の方向ベクトルとして
(長さ
),
直線 の方向ベクトルとして
(長さ
) をとることができるので,平面
上で直線
,
のなす角の2等分線の方向ベクトルは
であるから,点
を通りこれらのベクトルを法線ベクトルとする平面を求めて
と
をあわせた2平面が答えとなる.
(2) 同様にして直線 の方向ベクトルとして
(長さ
)をとることができるので,
直線
,
から等距離にある点全体のなす図形は点
を通り
であるから,点
を通りこれらのベクトルを法線ベクトルとする平面を求めて
と
をあわせた2平面となる.
また 直線 の方向ベクトルとして
(長さ
)をとることができるので,
直線
,
から等距離にある点全体のなす図形は点
を通り
であるから,点
を通りこれらのベクトルを法線ベクトルとする平面を求めて
と
をあわせた2平面となる.
よって3つの2平面
または
,
または
,
または
の交点の座標が求める球面の中心となる.ここに登場する6平面は全て平行ではないので,それぞれの2平面の片方を選んだ8通りの3平面から求まる8つの交点が求める球面の中心となる.
(i) ,
,
の交点の座標は
,
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(ii) ,
,
の交点の座標は
,
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(iii) ,
,
の交点の座標は
,
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(iv) ,
,
の交点の座標は
,
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(v) ,
,
の交点の座標は
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(vi) ,
,
の交点の座標は
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(vii) ,
,
の交点の座標は
,
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
(viii) ,
,
の交点の座標は
,
,
を解いて
となる.これと
軸との距離を求めて
となる.
以上をまとめて複号の場合は同順で
中心 で半径
,
中心 で半径
,
中心 で半径
,
中心 で半径
の8つの球面が求める答えである.
真面目にやると例えば次のようになる.ここで 直線
,
,
から等距離にある点全体のなす図形は,
直線
,
から等距離にあるという条件から「
直線
,
までの距離の和が直線
までの距離の2倍になる」と考えることにより計算が非常に簡単になる.ここで登場する「
」を利用した解法は今のところ見ていない.
(1) 直線
「直線
となる.同様に
「直線
となる.
直線
,
から等距離にある点は①と②が等しいような点
であるから
,すなわち
を経由して2平面
または
となる.
(2) 直線 上の点は
と表すことができるので,(1)と同様にして
「直線 と点
との距離の2乗は
」…③
となる.よって 直線
,
から等距離にある点は②と③が等しいような点
であるから
,すなわち
を経由して2平面
または
となる.
よって 直線
,
,
から等距離にある点は
「 または
」かつ「
または
」
を満たし,これは「(a) かつ
」 または 「(b)
かつ
」または「(c)
かつ
」 または 「(d)
かつ
」
であり,整理して
「(a) 」 または「(b)
かつ
」または「(c)
かつ
」または 「(d)
かつ
」…④
となる(条件(a)〜(d)はそれぞれ直線の方程式を表すので3つの直線から等距離にある点の集合は一般に4直線の方程式となる).
さて,直線 (
軸) 上の点は
と表すことができるので,
「直線 と点
との距離の2乗は
」…⑤
であるから, 直線
,
,
から等距離にある点全体のなす図形は,①と⑤が等しい,③と⑤が等しいという条件から
①と③の合計が④の2倍になる,つまり から
…⑥(かつ①)
となる.
よって4直線から等距離にある点は「④かつ⑥」(2平面と4直線の交わりである8点)となる.よって複号同順で
(a)のとき: から中心
で半径
となる.
(b)のとき: から中心
で半径
となる.
(c)のとき: から中心
で半径
となる.
(d)のとき: から中心
で半径
となる.
①②③⑤の値が等しい(4つを等式で結ぶので3つの等号が登場する)ので4直線からの距離が等しい点は
「①②
③」かつ「③
⑤」
を満たすが,これは
「①②
③」かつ「①
③
2
⑤」
と同値である.「①②
③」は「(a)または(b)または(c)または(d)」と同値で,「①
③
2
⑤」は「⑥」と同値なので求める必要十分条件は
「(a)または(b)または(c)または(d)」かつ「⑥」
となり,これは
「(a)かつ⑥」または「(b)かつ⑥」または「(c)かつ⑥」または「(d)かつ⑥」
と同値となる,という寸法である.