2026.03.18.12:25:14記
(1) を示せ.また,
は無理数であることを示せ.
(2) を解にもち,係数がすべて有理数の
次方程式を
つ求めよ.また,その
次方程式の解をすべて求めよ.
(3) を解にもち,係数がすべて有理数の
次方程式は存在しないことを示せ.
2026.03.18.15:37:01記
直感的には 乗するとルートが外れるので,二つのルートを外すには
乗する必要があるということです.ガロア理論と言えば格好良いでしょうか.
(1)
ここで
(2) とおくと
であるから
となり,
が求める方程式の一つである.この方程式から
となるので,この方程式の解は
(複号任意)となる.
(3) を解にもつ係数が有理数の
次方程式
(
)が存在したと仮定する.このとき
は
有理数を係数とする (
,
)の解となり,よって
が成立する.一方(2)より
であるから,
が成立し,これと から
が成立する.
一般に が有理数で
が無理数のとき,
ならば
である.実際
とすると
となり有理数と無理数が等しくなって矛盾するので
でこのとき
となるからである.
よって が成立する.
(i) のとき:
から
となり
が有理数であることに反する.
(i) のとき:
から
を消去して
,つまり
となり,
から
となり
が有理数であることに反する.
以上,全ての場合に矛盾が生じたので を解にもつ係数が有理数の
次方程式は存在しない.
なお,
が成立します.ここで[解答]で示した「 が有理数で
が無理数のとき,
ならば
である」を用います.
と
が成立する.
(i) のとき:
だから
「,
(
)」,
「,
」,
「,
(
)」,
「,
」,
のいずれかとなるが,いずれも となる.
(ii) のとき:
だから
は全て
ではない.通分して分母を払うことによって,
が整数であるとして良く,さらに
(絶対値はなくても良いが)となるように約分してあるものとする.このとき①より
または
が
の倍数であり,②より
は
の倍数であることから
は両方とも
の倍数となる.よって
とおくと
,
となり,
は両方とも
の倍数となる.よって
はすべて
の倍数となり,
に矛盾する.
(3)
有理数を係数とする
が成立するが