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2024年(令和6年)九州大学後期-数学[3]

2024.12.09記

[3] n自然数とし,z_0=1 とする.さいころn 回投げて以下の規則により複素数 z_1,z_2,…,z_n を定める.

(a) さいころを投げて k 回目に奇数が出たとき z_k=z_{k-1} とおく.

(b) さいころを投げて k 回目に偶数 2mm=1,2,3)が出たとき z_k=i^m z_{k-1} とおく.ただし,i虚数単位とする.

以下の問いに答えよ.

(1) z_n が正の実数となる確率を P_n とおき,z_n が負の実数となる確率を Q_n とおく.P_1,Q_1,P_2,Q_2 bを求めよ.

(2) (1)で定めた P_nQ_n を考える.すべての n について P_n+3Q_n=1 が成立することを示せ.

(3) (1)で定めた P_n を求めよ.(文章確認)

本問のテーマ
マルコフ過程

2024.10.04記
正四面体の各面をそれぞれ 1 の面,i の面,-1 の面,-i の面とし,始めは 1 の面が下にある.
確率 1/2 で四面体をそのままに,確率 1/6 ずつで隣りの面を下にすることを考えれば,
P(z_n=i)=P(z_n=-1)=P(z_n=-i)
であることはすぐにわかるだろう.

[解答]
状態は 1,i,-1,-i の4つあり,

「同じ状態のままである確率が \dfrac{1}{2} であり,複素数が90度回転,180度回転,270度回転される確率はどれも \dfrac{1}{6} であるから,他のどの状態に遷移する確率も \dfrac{1}{6} で等しい.」…(★)

(2) z_0=1 と初期状態が 1 であるから(★)により
P(z_n=i)=P(z_n=-1)=P(z_n=-i)
が成立する.よって P_n+3Q_n=1 となる.

(3) (★)により同じ状態のままである確率は \dfrac{1}{2} であり,他の状態から戻ってくる確率は \dfrac{1}{6} だから
P_{n+1}=\dfrac{1}{2}P_n+\dfrac{1}{6}(1-P_n)=\dfrac{1}{3}P_n+\dfrac{1}{6}
が成立する.よって P_0=1 より
P_n=\dfrac{1}{4\cdot 3^{n-1}}+\dfrac{1}{4}
となる.

(1) P_n+3Q_n=1 から Q_n=-\dfrac{1}{4\cdot 3^{n}}+\dfrac{1}{4} となるので,(3)とから
P_1=\dfrac{1}{2}P_2=\dfrac{1}{3}Q_1=\dfrac{1}{6}P_2=\dfrac{2}{9} となる.




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