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2022年(令和4年)九州大学前期-数学(IIB)[3]

2022.03.05記

[3] k を実数とし,整式 f(x)
f(x)=x^4+6x^3-kx^2+2kx-64
で定める。方程式 f(x)=0虚数解をもつとき,以下の問いに答えよ。

(1) f(x)x-2 で割り切れることを示せ。

(2) 方程式 f(x)=0 は負の実数解をもつことを示せ。

(3) 方程式 f(x)=0 のすべての実数解が整数であり,すべての虚数解の実部と虚部がともに整数であるとする。このような k をすべて求めよ。

2022.03.05記

[解答]

(1) f(x)=(x-2)\{x^3+8x^2+(16-k)x+32\}因数分解できるので,f(x)x-2 で割り切れる。

(2) f(x)=0 は実数係数であるから,f(x)=0虚数解を x=\alpha とすると,共役複素数 x=\bar{\alpha} も解である.このとき,4次方程式 f(x)=0 の解は 2,\alpha,\bar{\alpha} 以外にもう1つあるので,それを \beta とすると,3次方程式 x^3+8x^2+(16-k)x+32=0 の3解が \alpha,\bar{\alpha},\beta となる.

3次方程式 x^3+8x^2+(16-k)x+32=0 の 解と係数の関係の定数項をみることにより,\alpha\bar{\alpha}\beta=|\alpha|^2\beta=-32 となるので,\beta=-\dfrac{32}{|\alpha|^2} は負の実数である.

(3) \alpha=p+qi\bar{\alpha}=p-qip,qは整数でq\gt 0)とおくと,
\beta=-\dfrac{32}{p^2+q^2} であるから,
p^2+q^2=1,2,4,8,16,32 となるので
(p,q,\beta)=(0,1,-32)(\pm 1,1,-16)(0,2,-8)(\pm2,2,-4)(0,4,-2)(\pm4,4,-1)
となる.これらの中で,3次方程式 x^3+8x^2+(16-k)x+32=0 の 解と係数の関係の x^2 の係数をみることにより,
\alpha+\bar{\alpha}+\beta=2p+\beta=-8
つまり
2p+\beta=-8
をみたすものは
(p,q,\beta)=(0,2,-8)(-2,2,-4)
であり,これらについて 3次方程式 x^3+8x^2+(16-k)x+32=0 の 解と係数の関係の x の係数をみることにより,
\alpha\bar{\alpha}+\beta(\alpha+\bar{\alpha})=p^2+q^2+2p\beta=16-k
つまり
k=16-2p\beta+\dfrac{32}{\beta}
を計算すると k=12,-8 となる.

(2) でどのみち,f(x)因数分解するので,(1) は組立除法などで実際に割り算するのが吉。




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