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2026年(令和8年)京都大学-数学(理系)[2]

2026.03.05.00:13:26記

[2] r は正の実数とする.1 辺の長さが 1 の正四面体 \mbox{OABC} において,辺 \mbox{OA} 上に点 \mbox{P} をとる.点 \mbox{P} が辺 \mbox{OA} 上のどこにあっても,点 \mbox{P} を中心とする半径 r の球面が,辺 \mbox{BC} と共有点をもたないような r の範囲を求めよ.ただし,点 \mbox{O}, \mbox{A} は辺 \mbox{OA} に含まれ,点 \mbox{B}\mbox{C} は辺 \mbox{BC} に含まれるとする.

本問のテーマ
等面四面体
正四面体と立方体

2026.03.11.23:38:25記
\rm B,C が球の外側にあるが線分 \rm BC が球と交わる場合,をどのように捉えるかが問題です.

[解答]
u=\dfrac{1}{\sqrt{2}} とおき,\mbox{O}(0,0,0)\mbox{A}(u,u,0)\mbox{B}(u,0,u)\mbox{C}(0,u,u) とすることができる.\mbox{P}(tu,tu,0)0\leqq t\leqq 1)とおくとき,球面の方程式は
(x-tu)^2+(y-tu)^2+z^2=r^2
であり,\mbox{P} から直線 \mbox{BC} に下した垂線の足は \mbox{Q}\left(\dfrac{u}{2},\dfrac{u}{2},u\right) である.

\mbox{P}\mbox{O} から \mbox{A} へと動くとき,例えば点 \mbox{B} が球面の内部から外部へと移動する場合,必ず共有点を持つので,点 \mbox{P}\mbox{O} から \mbox{A} へと動くときに,辺 \mbox{BC} は常に球の内部にある,もしくは辺 \mbox{BC} は常に球の外部にある,のいずれかが成立する.

(i) 辺 \mbox{BC} が常に球の内部にあるとき:
\mbox{B},\mbox{C} が常に球面の内部にあれば良く,そのような条件は
(u-tu)^2+(tu)^2+u^2\lt r^2 から t^2-t+1\lt r^20\leqq t\leqq 1 なる全ての t で成立すれば良い.
t^2-t+10\leqq t\leqq 1 における最大値は t=0,1 のときの 1 であるから,r\gt 1 が必要十分条件である.

(i) 辺 \mbox{BC} は常に球の外部にあるとき:
\mbox{BC} と共有点を持たない条件は \mbox{Q} も球面の外部にあるときで
2\left(\dfrac{u}{2}-tu\right)^2+u^2\gt r^2 から t^2-t+\dfrac{3}{4}\gt r^20\leqq t\leqq 1 なる全ての t で成立すれば良い.
t^2-t+\dfrac{3}{4}=\left(t-\dfrac{1}{2}\right)^2+\dfrac{1}{2}0\leqq t\leqq 1 における最小値は t=\dfrac{1}{2} のときの \dfrac{1}{2} であるから,(0\lt) r\lt \dfrac{1}{\sqrt{2}} が必要十分条件である.

以上から求める必要十分条件は「(0\lt) r\lt \dfrac{1}{\sqrt{2}} または 1\lt r」である.

2026.03.12記

[うまい解答]
\mbox{Q} を辺 \mbox{BC} 上にとる.正四面体 \mbox{OABC} を一辺の長さが \dfrac{1}{\sqrt{2}} の立方体に埋めこむことにより,線分 \mbox{PQ} の長さの最小値は,立方体の一辺の長さ \dfrac{1}{\sqrt{2}} であり,線分 \mbox{PQ} の長さの最大値は,辺の長さ正四面体 \mbox{OABC} を一辺の長さが 1 である.よって求める r の範囲は「(0\lt) r\lt \dfrac{1}{\sqrt{2}} または 1\lt r」である.




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