2024.11.24記
[3] 座標平面における領域

で定める図形
を考える.
に対して,原点を中心とする回転や平行移動を,何回か行って得られる図形を
個用意し, それぞれ
とする.
このとき,
により座標平面全体を覆うことのできる
の最小値を求めよ.
で定める図形
このとき,
2024.11.24記
[解答]
点
を通る半直線
(
)
が,
がある値より大きければ常に図形
に含まれるとき,
は点
に対して良い角度であると呼ぶことにする.そして点
に対して良い角度である
(
)の集合が表す区間を
とし,その区間の長さを
とする.
点
が,
(i) のとき:
十分大きな( をみたす)
に対して
座標が負となるので半直線は
から飛び出すので
は点
に対して良い角度ではない.
(ii) のとき:
である.下に凸な の
における接線を考えて
が成立するので,
を
の置き換えると
となり
で
が成立することに注意すると
(
の係数が負の2次関数)
となるので,十分大きな に対して
となり半直線は
から飛び出すので
は点
に対して良い角度ではない.
(i)(ii) から ,及び
なる
は点
に対して良い角度ではないので,平面上の任意の点
に対して
は
に含まれる.つまり
となる.
つまり,図形 に対して,原点を中心とする回転や平行移動を,何回か行って得られる任意の図形
に対して,
が原点に対して良い角度であるような
の区間の長さは
以下となり,全方向である
方向をカバーするには少なくとも図形が4個必要である.
例えば
は第2象限全体を覆うので,これを原点中心に 回転したものを
とすれば,これらは第3象限全体,第4象限全体,第1象限全体を覆うので,これら4個で座標平面全体を覆うことができ,十分である.
よって の最小値は 4 である.