2023.01.23記
直線
直線
直線
とする.6点
外心を位置ベクトルの中心としたときの垂心の位置ベクトル
2023.01.23記
同様に
よって, はどの2つも(異なる直線に関して折り返したのだから)中心が異なるが半径の等しい3つの円
,
,
上にあることになり,この3つの円の交点から3つの円の中心までの距離が等しいことから,そのような点は存在しても高々1つで,それは3つの円の中心を3頂点とする三角形の外心となる.
そして,もしそのような点が存在するとき,,
,
は(円
と)合同であるから,Johnson の定理から,その交点は
の垂心となる.
つまり,題意をみたす点 が存在するならば,それは
の垂心である必要がある.
が鋭角三角形のとき,垂心は
の内部にあり,
と
は合同な円であるから,
上の点
と直線
に関して点
は円
上にある.
同様に も
上にあるので十分である.
以上から求める個数は の垂心1個である.
同じ大きさの3つの円が共通する1点を通過する場合,他の3つの交差点は同じ大きさの別の円上にある,という定理
Johnson's Theorem -- from Wolfram MathWorld
Johnson circles - Wikipedia
もとの三角形をジョンソン三角形,元の3つの円はジョンソン円と呼ばれ,3つのジョンソン円の中心を通る円もまた同じ大きさの円となることが知られている.
Johnson の定理の応用例を上げておく.
2円に対するポンスレの閉形定理(三角形の場合)の反転を利用した証明 - 球面倶楽部 零八式 mark II
ここで紹介した解法のスーパーテクニックにある Johnson の定理の美しいアイディアをそのままパクって答案を書くこともできる(初等幾何でもできるがベクトルに焼き直した方が速いのでそうした).
が
上になるので,
を直線
に関して折り返した円
上に
がある.ここで 円
の外心
は
を直線
に関して折り返したものであり,よって四角形
は一辺の長さが
の菱形である.
同様に
を直線
に関して折り返した円
上に
があり, 円
の外心
に対して四角形
は一辺の長さが
の菱形であり,
を直線
に関して折り返した円
上に
があり, 円
の外心
に対して四角形
は一辺の長さが
の菱形である.
さて, はどの2つも(異なる直線に関して折り返したのだから)中心が異なるが半径が
で等しい3つの円
,
,
上にあることになり,この3つの円の交点から3つの円の中心までの距離が等しいことから,そのような点は存在しても高々1つで,それは
の外心である.
よって, の外接円の半径が
に等しく,外心が
の内部にあれば
が唯一存在し,それ以外の場合は
は存在しない.
さて,
,
,
とおき,
をみたす点 を考えると,3つの菱形から
となり,同様に
である.
ここで であるから,
は
の外心であり,外接円の半径は
となる.あとは
が
の内部にあるかどうかを考えれば良い.
今, より
であるから,
だから は
から
に下した垂線上にある.
同様に
は
から
に下した垂線上にあり,
は
から
に下した垂線上にある.
よって は
の垂心であり,
が鋭角三角形のとき,垂心は
の内部にあるので,求める点はこの点1つである.
外心 を位置ベクトルの中心としたときの
の垂心
の位置ベクトルが
となることは有名事実であるが,証明も含めて理解しておこう.