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2023年(令和5年)京都大学-数学(文系)[1]問2

2023.11.23記

[1] 問2 次の式の分母を有理化し,分母に3乗根の記号が含まれない式として表せ.
\dfrac{55}{2\sqrt[3]{9}+\sqrt[3]{3}+5}

2023.11.23記
分母それぞれの成分を3乗して消すために a^3+b^3+c^3-3abc因数分解を利用する.

[解答]
x=\sqrt[3]{3}x^3=3) として a=2x^2b=xc=5 とすると
\dfrac{55}{2\sqrt[3]{9}+\sqrt[3]{3}+5}
=\dfrac{55}{a+b+c}
=\dfrac{55(a^2+b^2+c^2-ab-bc-ca)}{a^3+b^3+c^3-3abc}
=\dfrac{55(4x^4+x^2+25-2x^3-5x-10x^2)}{8x^6+x^3+125-30x^3}
=\dfrac{55(12x+x^2+25-6-5x-10x^2)}{72+3+125-90}
=\dfrac{55(-9x^2+7x+19)}{110}
=\dfrac{-9x^2+7x+19}{2}=\dfrac{-9\sqrt[3]{9}+7\sqrt[3]{3}+19}{2}

1変数多項式環の逆元を利用する.

[別解]
x=\sqrt[3]{3}x^3=3) として
2\sqrt[3]{9}+\sqrt[3]{3}+5=2x^2+x+5=:f(x)
である.

このとき
xf(x)=x^2+5x+6x^2f(x)=5x^2+6x+3
であり,
(ax^2+bx+c)f(x) が定数となる a,b,c の組を探すと
5a+b+2c=0,6a+5b+c=0
から a:b:c=-9:7:19 で,このとき
(-9x^2+7x+19)f(x)=-27+42+95=110
が成立する.よって
\dfrac{55}{f(x)}=\dfrac{55(-9x^2+7x+19)}{110}=\dfrac{-9x^2+7x+19}{2}=\dfrac{-9\sqrt[3]{9}+7\sqrt[3]{3}+19}{2}

2024.06.06記
[別解]がやっているのはこういうこと:

ケーリー・ハミルトンの定理から逆行列を求める手法と同じ.




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