2025.04.20記
2025.04.20記(16:35)
2016年(平成28年)京都大学-数学(文系)[5] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
の類題.
複素数を係数とする2次方程式は複素数の範囲で解を持つことは今は高校で習うのか?
であり,複素数 を極表示して
とおくと,
なる複素数を用いて
と因数分解できるので, の解は
の2つに限る(
のときは重解).
複素数を係数とする2次方程式は複素数の範囲で重複度も込めて解を2つ持つので
と因数分解でき,(ロ)より
が
で割り切れることから
,つまり
,
,
が成立する.
(i) とすると
であり,(★)から
であるから
である.このとき適する
は
(
の虚数解の1つ) とおき,
とおくと
,
,
,
であり,このとき に注意して
,
,
,
である.
(ii) とすると
である.このとき
(a) の場合は (i) で
と
を入れ替えたもので同じ結果となる.
(b) の場合は
であるから,
となるので
となるが が実数の場合は
も実数となり(★)に反し,
が
の共役複素数となる(
のとき
)場合も(★)に反するので
から
(
の虚数解の1つ) とおくと
となり,,
に注意して
となる.
以上から求める は
,
,
,
,
,
つまり
(複号同順),
(複号同順),
の6個.
双方が単位複素数となることを示すまでが少し面倒であるが,それさえ済めば単なる偏角の問題となる.
複素数を係数とする2次方程式は複素数の範囲で重複度も込めて解を2つ持つので
とおくと
が成立する(詳細は[解答]参照).
よって が成立する.ここで複素数の大きさに着目すると
であるが, のとき
であるから
となり
が導かれ
から
となり
となり矛盾する.
よって であり,同様に
である.
(i) のとき
となり(ロ)に反する.
(ii) のとき
,
であるから
から となり
は実数となり
は実数となり(ロ)に反する.
(iii) のとき (ii) で
と
を入れ替えたものだから(ロ)に反する.
よって である.このとき
,
であるから mod
で
が成立する.ここで(ロ)は
と同値になる.
(a) ,
のとき:
,
より
は
の整数倍だから
は実数となり不適.
(b) ,
のとき:
,
より
は
の整数倍で
は
の整数倍である.
ここで として良く,
により
,
である.
(c) ,
のとき:(b)で
を入れかえたもの.
(d) ,
のとき:
,
より
は
から
の奇数倍である.
よって (複号同順)となる.
以上から
,
,
(3つ目は複号同順)
となる.これらの値を
代入して
(複号同順),
(複号同順),
の6個を得る.