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2015年(平成27年)京都大学-数学(理系)[5]

2025.05.10記

[5] abcde を正の実数として整式

f(x)=ax^2+bx+c

g(x)=dx+e

を考える.すべての正の整数 n に対して \dfrac{f(n)}{g(n)} は整数であるとする.このとき,f(x)g(x) で割り切れることを示せ.

本問のテーマ
多項式は階差をとると次数が1つ下がる

2025.06.09記

[解答]
\dfrac{f(x)}{g(x)}=px+q+\dfrac{r}{dx+e} を満たす実数 p,q,r が存在する.

h(n)=\dfrac{f(n)}{g(n)}=pn+q+\dfrac{r}{dn+e} はすべての正の整数 n に対して整数であるから k(n)=h(n+1)-h(n)=p-\dfrac{rd}{g(n)g(n+1)} もすべての正の整数 n に対して整数となり,k(n+1)-k(n)=\dfrac{2rd^2}{g(n)g(n+1)g(n+2)} もすべての正の整数 n に対して整数となる.

ここで g(n)g(n+1)g(n+2)=d^3n^3+…n の3次式であるから,r\neq 0 とすると十分大きな n に対して 0\lt \left|\dfrac{2rd^2}{g(n)g(n+1)g(n+2)}\right|\lt 1 となるので \dfrac{2rd^2}{g(n)g(n+1)g(n+2)} がすべての正の整数 n に対して整数となることに反し,よって r=0 である.

よって \dfrac{f(x)}{g(x)}=px+q となり f(x)g(x) で割り切れる.

r=0 のとき pn+qp がすべての正の整数 n に対して整数となるので,p,q は整数となるが,これから例えば \dfrac{a}{d}=p が整数というだけで,a,d が整数とは限らない(例えば a=d=\pi となることもありうる).




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