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2012年(平成24年)京都大学-数学(文系)[5]

2025.05.10記

[5] 次の条件 (\ast) を満たす正の実数の組 (a,b) の範囲を求め,座標平面上に図示せよ.

(\ast) \cos a\theta = \cos b \theta かつ 0 \lt  \theta \leqq \pi

となる \theta がちょうど1つある.

2025.05.19記
y=\cos a\thetay=\cos b \theta のグラフを追跡しようとすると大変そうなので計算で処理をする.このとき,\cos a\theta = \cos b \theta という条件は「(a+b)\theta または (a-b)\theta」の整数倍となるが,これをこのまま処理をしても良いが(例えば京大・入試数学51年の軌跡など),a+b=pa-b=q とおいて p,q の条件として書き下す方が間違いにくい.以下の[解答]では \cos a\theta = \cos b \theta という条件を和積の公式から \sin p\theta \sin q\theta =0 と変形して条件を整理している.

[解答]
a=b のときは任意の \theta に対して \cos a\theta = \cos b \theta が成立するので,条件 (\ast) は満たさないので a\neq b として良い.また,条件は a,b について対称なので,まず a\gt b の場合について考え,その条件を b=a について対称移動させたものとあわせれば良い.

さて,a=p+qb=p-q,つまり p=\dfrac{a+b}{2}q=\dfrac{a-b}{2} とおくと a\gt b\gt 0p\gt q\gt 0 となる.

今,\cos a\theta-\cos b\theta=\cos (p+q)\theta-\cos (p-q)\theta =2\sin p\theta \sin q\theta =0 となるのは,p,q\neq 0 により \theta\dfrac{\pi}{p} または \dfrac{\pi}{q} の整数倍となるときである.ここで p\gt q\gt 0 により,条件 (\ast) を満たす 0 \lt  \theta \leqq \pi なる \theta がちょうど1つである必要十分条件\theta=\dfrac{\pi}{p} のみが 0 \lt  \theta \leqq \pi を満たすことである.よって
0\lt \dfrac{\pi}{p}\leqq \pi\lt \dfrac{2\pi}{p} かつ \pi\lt \dfrac{\pi}{q}」,
つまり
1\leqq p\lt 2 かつ (0\lt ) q\lt 1
となる.よって a\gt b のときの範囲は「2\leqq a+b\lt 4 かつ 0\lt a-b\lt 2」となり,a\lt b のときの範囲はこの範囲を a=b について対称移動させた「2\leqq a+b\lt 4 かつ 0\lt b-a\lt 2」となる.

よって求める範囲は「2\leqq a+b\lt 4 かつ 0\lt |b-a| \lt 2」となる.




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