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2010年(平成22年)京都大学-数学(理系甲)[6]

2025.05.10記

[6] 座標空間内で,\mbox{O}(0,0,0)\mbox{A}(1,0,0)\mbox{B}(1,1,0)\mbox{C}(0,1,0)\mbox{D}(0,0,1)\mbox{E}(1,0,1)\mbox{F}(1,1,1)\mbox{G}(0,0,1) を頂点にもつ立方体を考える.この立方体を対角線 \mbox{OF} を軸にして回転させて得られる回転体の体積を求めよ.

本問のテーマ
立方体の対角線を軸とした回転(有名問題)
シンプソンの公式(ケプラーの樽公式)

2025.05.11記
有名問題.1993年東工大後期[1]などで出題された.

以下の解答では,t が変化すると厚みはその \dfrac{1}{\sqrt{3}} 倍変化するので,積分するときに \dfrac{dt}{\sqrt{3}} としていることに注意.

[解答]
立方体を x+y+z=t で切った切り口は

(i) 0\leqq t\leqq 1 のとき,一辺の長さが \sqrt{2}t の正三角形だから回転軸から頂点までの距離は t に比例し,よって回転体のこの部分は底面の半径が \dfrac{\sqrt{6}}{3},高さが \dfrac{1}{\sqrt{3}} の円錐となり,その体積は \dfrac{2\sqrt{3}}{27}\pi となる.

(ii) 1\leqq t\leqq 2 のとき,同じ長さの辺が交互になる等角六角形であり,回転軸から六角形の頂点までの距離は線分 \mbox{DE} との交点 (t-1,0,1) と回転軸上の点 (t/3,t/3,t/3) との距離 \sqrt{\dfrac{2}{3}t^2-2t+2} に等しいので回転体の断面積は
\pi\left(\dfrac{2}{3}t^2-2t+2\right)=\dfrac{2\pi}{3}\left\{\left(t-\dfrac{3}{2}\right)^2+\dfrac{3}{4}\right\}
であるから,その体積は
\displaystyle\int_1^2\dfrac{2\pi}{3}\left\{\left(t-\dfrac{3}{2}\right)^2+\dfrac{3}{4}\right\}\,\dfrac{dt}{\sqrt{3}}=\dfrac{2\pi}{3\sqrt{3}}\displaystyle\int_{-\frac{1}{2}}^{\frac{1}{2}}\left( t^2+\dfrac{3}{4}\right)\,dt=\dfrac{5\sqrt{3}\pi}{27}
となる.

(iii) 2\leqq t\leqq 3 のとき,(1)と同じく\dfrac{2\sqrt{3}}{27}\pi となる.

以上から求める体積は \dfrac{9\sqrt{3}\pi}{27}=\dfrac{\sqrt{3}\pi}{3} となる.

シンプソンの公式(ケプラーの樽公式) - 球面倶楽部 零八式 mark II
を使うと(ii)の積分
\dfrac{\pi}{6}\left(\dfrac{2}{3}+4\times \dfrac{1}{2}+\dfrac{2}{3}\right)\times\dfrac{1}{\sqrt{3}}=\dfrac{5\pi}{9\sqrt{3}}
と求まる.詳細は 2010年(平成22年)京都大学-数学(文系)[5] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR 参照.




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