2020.09.18記
(1) 任意の実数 に対して,
であることを証明せよ.
(2) のグラフは
で上に凸であることを証明せよ.
2020.09.18記
ニューラルネットワークで用いられる活性化関数の sigmoid は と双曲正接関数を使って表現できる.
関数方程式を解く.
を
で微分すると
となり, を代入すると
が任意の実数
について成立するので,この微分方程式
を解くと
となり
(複号同順)
となり, から
となる.このとき, より
をみたしており,
の加法定理
において、
は任意の実数
に対して有限の値になるので
が成立し,問題文の全ての条件を満たしている.
(1) は
をみたす.
(2) は
の範囲で単調減少するので上に凸となる.
なお,関連して大昔の入試問題にもあった
(2) のとき
を証明せよ.
を から眺めてみるとほぼ自明である.
また、
2015年(平成27年)東北大学後期-数学(理系)[4] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
も参照のこと.
2025.10.19記
関数方程式の問題として解いておく.関数方程式で の形があれば,
,
を代入するのが定石で,
,
,
が得られるので次の一手を考える.先程の大昔の入試問題の(1)を
が
の2解が
の範囲にあるので
を満たすことから導けることに気付けば
(1)
が成立する.ここで
が任意の
が任意の
以上から ,
となり
が任意の実数
に対して成立するので,
を改めて
と置くことにより題意が成立する.
(2) を
で微分すると
となり, を代入すると
…(★) が任意の実数
について成立する.
ここで(1)により が任意の実数
について成立するので,
とから
が任意の
について成立する.
(★)を で微分すると
は
で負となるので,
は
で上に凸である.
(1)
関数方程式で とおくことにより
となるので
,つまり
は奇関数となる.
ここで は任意の実数
について連続であり,値が
にならないので定符号であり,
のときに
となるので
は任意の実数
について正の値をとる.
とおくことにより
が任意の実数
について成立することがわかり,題意は証明された.