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2005年(平成17年)京都大学後期-数学(文系)[1]

2025.09.24記

[1] 放物線 y=ax^2+bx+c が3直線 y=xy=2x-1y=3x-3 のすべてと接するとき,abc の値を求めよ.

2025.09.30記
接線の傾きが 1,2,3 と等差数列になるということは,接点の x 座標も等差数列になります.

[解答]
f(x)=ax^2+bx+c とおくと f'(x)=2ax+b と1次式であるから,3直線 y=xy=2x-1y=3x-3 との接点は等差数列となる.よって
f(x)-x=a(x-p+q)^2=a(x-p)^2+2aq(x-p)+aq^2…①,
f(x)-(2x-1)=a(x-p)^2…②,
f(x)-(3x-3)=a(x-p-q)^2=a(x-p)^2-2aq(x-p)+aq^2…③
とおくことができる.よって①-②,②-③から
2aq(x-p)+aq^2=x-12aq(x-p)-aq^2=x-2
となり,2aq=12apq=\dfrac{3}{2}aq^2=\dfrac{1}{2} から
p=\dfrac{3}{2}q=1a=\dfrac{1}{2}
となる.
よって f(x)=a(x-p)^2+2x-1=\dfrac{1}{2}\left(x-\dfrac{3}{2}\right)^2+2x-1
=\dfrac{1}{2}x^2-\dfrac{3}{2}x+\dfrac{9}{8}+2x-1=\dfrac{1}{2}x^2+\dfrac{1}{2}x+\dfrac{1}{8}
となり,a=b=\dfrac{1}{2}c=\dfrac{1}{8} となる.

同じことですが,次のようにも表現することができます.2次式の階差は1次式というのが[解答]の肝になっていますが,さらに階差をとると定数になる,というのを次の[別解]では用いています.

[別解]
f(x)=ax^2+bx+c とおくと f'(x)=2ax+b であるから,
f(x)-x=a\left(x+\dfrac{b}{2a}-\dfrac{1}{2a}\right)^2…①,
f(x)-(2x-1)=a\left(x+\dfrac{b}{2a}-\dfrac{2}{2a}\right)^2…②,
f(x)-(3x-3)=a\left(x+\dfrac{b}{2a}-\dfrac{3}{2a}\right)^2…③
となる.①-②,②-③から
x-1=\dfrac{1}{2}\left(2x+\dfrac{b}{a}-\dfrac{3}{2a}\right)…④,
x-2=\dfrac{1}{2}\left(2x+\dfrac{b}{a}-\dfrac{5}{2a}\right)…⑤
が成立し,④-⑤から 1=\dfrac{1}{2a} が成立する.よって a=\dfrac{1}{2} である.

よって④より x-1=\dfrac{1}{2}(2x+2b-3) であるから b=\dfrac{1}{2} である.

よって①より
f(x)=\dfrac{1}{2}\left(x-\dfrac{1}{2}\right)^2+x=\dfrac{1}{2}x^2+\dfrac{1}{2}x+\dfrac{1}{8}
となり,a=b=\dfrac{1}{2}c=\dfrac{1}{8} となる.

放物線は左右対称なので,2つの接線の傾きが互いに -1 倍となるように1次式を引くことによって軸の情報が得られます.

[うまい解答]
f(x)=ax^2+bx+cg(x)=ax^2+bx+c-(2x-1) とおくと,y=g(x)y=-x+1y=0y=x-2 のすべてと接する.よって y=g(x) の軸は y=-x+1y=x-2 の交点から x=\dfrac{3}{2} となる.また y=g(x)x 軸と接するので y=a\left(x-\dfrac{3}{2}\right)^2 と書ける.これが y=x-2 と接するので,a\left(x-\dfrac{3}{2}\right)^2-x+2=a\left(x-\dfrac{3}{2}\right)^2-\left(x-\dfrac{3}{2}\right)+\dfrac{1}{2}a\neq 0)が重解を持つので (-1)^2-2a=0 から a=\dfrac{1}{2} となる.

よって f(x)=g(x)+2x-1=\dfrac{1}{2}\left(x-\dfrac{3}{2}\right)^2+2x-1=\dfrac{1}{2}x^2-\dfrac{3}{2}x+\dfrac{9}{8}+2x-1=\dfrac{1}{2}x^2+\dfrac{1}{2}x+\dfrac{1}{8}
となり,a=b=\dfrac{1}{2}c=\dfrac{1}{8} となる.

aX^2-X+\dfrac{1}{2}X の係数と定数項の比が -2:1 となっているので 1:-2:1 を思い出して
a=\dfrac{1}{2} となることは計算するまでもなくわかります.




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