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2003年(平成15年)京都大学後期-数学(理系)[1]

2025.08.15記

[1] 正三角形 \mbox{ABC} の辺 \mbox{AB} 上に点 \mbox{P}_1\mbox{P}_2 が,辺 \mbox{BC} 上に点 \mbox{Q}_1\mbox{Q}_2 が,辺 \mbox{CA} 上に点 \mbox{R}_1\mbox{R}_2 があり,どの点も頂点には一致していないとする.このとき三角形 \mbox{P}_1\mbox{Q}_1\mbox{R}_1 の重心と三角形 \mbox{P}_2\mbox{Q}_2\mbox{R}_2 の重心が一致すれば, \mbox{P}_1\mbox{P}_2=\mbox{Q}_1\mbox{Q}_2=\mbox{R}_1\mbox{R}_2 が成り立つことを示せ.

2025.09.05記

[解答]
正三角形 \mbox{ABC} の重心を原点 \mbox{O} にとり,\overrightarrow{\mbox{OA}}=\vec{a}\overrightarrow{\mbox{OB}}=\vec{b}\overrightarrow{\mbox{OA}}=\vec{c} とおくと
\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}=\vec{0} である.

\mbox{P}_1\mbox{AB}c_1:1-c_1 に内分する点,\mbox{Q}_1\mbox{BC}a_1:1-a_1 に内分する点,\mbox{R}_1\mbox{CA}b_1:1-b_1 に内分する点とすると三角形 \mbox{P}_1\mbox{Q}_1\mbox{R}_1 の重心は
\dfrac{(1-c_1+b_1)\vec{a}+(1-a_1+c_1)\vec{b}+(1-b_1+a_1)\vec{c}}{3}=\dfrac{(2b_1-c_1-a_1)\vec{a}+(b_1+c_1-2a_1)\vec{b}}{3}
である.同様に
\mbox{P}_2\mbox{AB}c_2:1-c_2 に内分する点,\mbox{Q}_2\mbox{BC}a_2:1-a_2 に内分する点,\mbox{R}_2\mbox{CA}b_2:1-b_2 に内分する点とすると三角形 \mbox{P}_2\mbox{Q}_2\mbox{R}_2 の重心は
=\dfrac{(2b_2-c_2-a_2)\vec{a}+(b_2+c_2-2a_2)\vec{b}}{3}
となる.これらが一致し,\vec{a},\vec{b} が一次独立なので
2b_1-c_1-a_1=2b_2-c_2-a_2b_1+c_1-2a_1=b_2+c_2-2a_2
が成立し,
b_2-b_1=\dfrac{(a_2-a_1)+(c_2-c_1)}{2}a_2-a_1=\dfrac{(b_2-b_1)+(c_2-c_1)}{2}
つまり b_2-b_1a_2-a_1c_2-c_1 の平均だからその間にあり,a_2-a_1b_2-b_1c_2-c_1 の平均だからその間にあるので,a_2-a_1b_2-b_1c_2-c_1 の値は一致する.よって \triangle\mbox{ABC} が正三角形であることから \mbox{P}_1\mbox{P}_2=\mbox{Q}_1\mbox{Q}_2=\mbox{R}_1\mbox{R}_2 が成り立つ.




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