2025.08.11記
[3] 各面が鋭角三角形からなる四面体
において,辺
と辺
は垂直ではないとする.このとき辺
を含む平面
に点
,点
から下ろした垂線の足をそれぞれ
,
とするとき,4点
,
,
,
がすべて相異なり,しかも同一円周上にあるように
がとれることを示せ.
2025.08.13記
平面上の4点が同一円周上にある条件は 以外変化するので計算に乗りにくく,計算で処理するのは難しい.このように計算でうまく行かなさそうな場合,図形的に着目せざるを笑ないが,同一円周上にある状況を具体的に構成できなそうな場合,中間値の定理の利用を考える.ここで
が固定され,
,
が
に垂直方向にしか移動できないので,
,
,
,
(,
として良く,
は同時に動く)
という形になるが, の関係が良くわからないので,特別な場合を考える.
[解答]
から
に下した垂線の足を
,
とすると,辺
と辺
は垂直ではないので
であり,
,
は鋭角三角形なので,
は線分
上(両端を除く)にあり,よって
もすべて相異なる.よって
上にとった座標系において
,
,
,
(
は
,
を満たす定数で,
は変数)
と置くことができる.
(
と置くことができる.
今, が
に一致するとき,
であり,
を連続的に動かすと
も連続的に動くことに注意して,
の範囲内で
を動かすことを考える.ここで,この範囲で
が
に垂直な平面に近づくと
,
となり,
が
に垂直な平面に近づくと
,
となる.
さて, を通る円の方程式は
(
で円は
軸に縮退)
となるので,
とおくと, で
は円の外側,
で
は円周上,
で
は円の内側にあるので
の符号を考える.
が
に垂直な平面に近づくと
,
となるので
となり,
が
に垂直な平面に近づくと
,
となるので
から
となり,
は連続的に変化するので中間値の定理により
となる
が存在し,このとき4点
,
,
,
は同一円周上にある.
まぁ,円の方程式を出して正領域,負領域を考えるよりも円周角の定理の方がわかり易いかも.
[別解]
から
に下した垂線の足を
,
とすると,辺
と辺
は垂直ではないので
であり,
,
は鋭角三角形なので,
は線分
上(両端を除く)にあり,よって
もすべて相異なる.
の値は
を動かすと連続的に変化し,
が
に垂直なときは
,
に垂直なときは
となるので,中間値の定理から
となる が存在し,このときすべて相異なる4点
,
,
,
は同一円周上にある.