2026.01.19.23:28:51記
2026.01.20.23:06記
2010年(平成22年)東京大学後期-総合科目II[1]A - [別館]球面倶楽部零八式markIISR の一般論を参照すると,凸な曲線 (
) のチェビシェフ基準による回帰直線は「曲線の両端を結ぶ直線と,それに平行な接線との真ん中にある直線」となることがわかります.
直線の傾き
本問は最大値を最小にする(minimum of maximum)ので,チェビシェフ基準による中点値が登場します.中点値については
中点値(midrange) - 球面倶楽部 零八式 mark II
を参照してください.
このとき であるから,
なら,
(不等式の等号は
),
なら,
(不等式の等号は
),
なら
(不等式の等号は
)
となり, は
のときに最小値
をとる.
さて, を動かしたとき,
,
であるから,
となり,このグラフは について左右対称で,
で単調増加であるから
で最小となる.このとき
となる.
1977年(昭和52年)東京大学-数学(理科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR,
1990年(平成2年)東京大学前期-数学(理科)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
1990年(平成2年)東京大学前期-数学(理科)[2] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR
を参照のこと.
1977年(昭和52年)東京大学-数学(理科)[1] - [別館]球面倶楽部零八式markIISR には の場合の証明がある.
ここでは の場合について証明する.
に注意すると, は
で
と
の間をジグザグする.
ではチェビシェフの定理の証明の の場合を証明しよう.
の
における最大値
が
と仮定する.
このとき なる任意の
に対して
が成立する.
ここで とおくと,
は
次以下の多項式であり,
,
,
が成立する. は
次以下の多項式であるから,この条件を満たすものは
が恒等的に
となる場合しか起こらない.
以上から, の
における最大値
が
となり,等号成立が
であることが証明された.
よって のときである.