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1963年(昭和38年)京都大学-数学(理系(A型))[3]

2026.01.16.15:21:58記

[3] 連立方程式
xz=x+z^2+z……①
yz=y+z^2+z……②
z^3+yz^2+2z^2+xz-yz=0……③
を解くのに,A君はつぎのようにして,4 組の解をえた.この答案は正しいかどうか判定し,正しくないならば,どこをどう直せばよいか,A君の答案に加筆訂正せよ.

A君の答案
\times y -\times x
(y-x)z(z+1)=0
ゆえに,(イ) z=0,または(ロ) z=-1,または(ハ) x=y

(イ) z=0 のとき,①によって x=0,②によって y=0
ゆえに x=0y=0z=0 は解の 1
である.

(ロ) z=-1 のとき,①によって x=0,②によって y=0
ゆえに x=0y=0z=-1 は解の 1 つである.

(ハ) x=y のとき,③から z^3+yz^2+2z^2=0
z=0 は(イ)で既に吟味したから,z \neq 0 とすれば,上式から
z+y+2=0 すなわち z=-(y+2)
これを②に代入して,-y(y+2)=y+(y+2)^2-(y+2)
2y^2+6y+2=0,すなわち y^2+3y+1=0\displaystyle y=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}

z=-(y+2) であったから,\displaystyle z=\dfrac{-7\mp\sqrt{5}}{2}
ゆえに \displaystyle x=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}\displaystyle y=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}
\displaystyle z=\dfrac{-7\mp\sqrt{5}}{2} (複号同順)も解である.

2026.01.19.00:27:25記
-②から (x-y)(z-1)=0 となることを用いた方が良く,

(a) z=1 のとき:x=x+2 より不適.

(b) x=y のとき:
xz=x+z^2+zz^2(z+x+2)=0 で,後者で z=0 のときは x=y=0 となり,z\neq 0 のときは x+z=-2 から
z^2+z-1=0 から z=\dfrac{-1\pm\sqrt{5}}{2}x=y=\dfrac{-3\mp\sqrt{5}}{2}(複号同順).

となります.

[解答]
\times y -\times x
(y-x)z(z+1)=0
ゆえに,(イ) z=0,または(ロ) z=-1,または(ハ) x=y

(イ) z=0 のとき,①によって x=0,②によって y=0
ゆえに x=0y=0z=0
\fbox{となり,これは③を満たすので} 解の 1 つである.

(ロ) z=-1 のとき,①によって x=0,②によって y=0
ゆえに x=0y=0z=-1
\fbox{となり,これは③を満たさないので不適} である.

(ハ) x=y のとき,③から z^3+yz^2+2z^2=0
z=0 は(イ)で既に吟味したから,z \neq 0 とすれば,上式から
z+y+2=0 すなわち z=-(y+2)
これを②に代入して,-y(y+2)=y+(y+2)^2-(y+2)
2y^2+6y+2=0,すなわち y^2+3y+1=0\displaystyle y=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}

z=-(y+2) であったから,\displaystyle z=\fbox{$\dfrac{-1\mp\sqrt{5}}{2}$}
ゆえに \displaystyle x=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}\displaystyle y=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}
\displaystyle z=\fbox{$\dfrac{-1\mp\sqrt{5}}{2}$} (複号同順)も解である.




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