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1963年(昭和38年)京都大学-数学(理系(A型))

2026.01.16.15:21:58記

[1](10点+25点)(イ) 方程式 x^2-(a+c)x+(ac-b^2)=0 は実根をもつことを示せ.

(ロ) 上の根を \alpha\beta (\alpha\leqq\beta) とし,また
\gamma=\dfrac{a+c}{2}-\dfrac{(a-c)(p^2-q^2)+4bpq}{2(p^2+q^2)}
とするとき,つねに \alpha\leqq\gamma\leqq\beta が成り立つかどうかを調べよ.

(イ),(ロ)において,abcpq は任意の実数で,pq の少なくも一方は 0 でないとする.

[2](35点)\triangle\mbox{ABC}\triangle\mbox{DEF} において,\mbox{AB}=\mbox{DE} とし,それぞれの外接円の半径は等しく,また内接円の半径も等しいとする.そのとき 2 つの三角形は合同になるか,理由をつけて答えよ.

[3](30点)連立方程式
xz=x+z^2+z……①
yz=y+z^2+z……②
z^3+yz^2+2z^2+xz-yz=0……③
を解くのに,A君はつぎのようにして,4 組の解をえた.この答案は正しいかどうか判定し,正しくないならば,どこをどう直せばよいか,A君の答案に加筆訂正せよ.

A君の答案
\times y -\times x
(y-x)z(z+1)=0
ゆえに,(イ) z=0,または(ロ) z=-1,または(ハ) x=y

(イ) z=0 のとき,①によって x=0,②によって y=0
ゆえに x=0y=0z=0 は解の 1
である.

(ロ) z=-1 のとき,①によって x=0,②によって y=0
ゆえに x=0y=0z=-1 は解の 1 つである.

(ハ) x=y のとき,③から z^3+yz^2+2z^2=0
z=0 は(イ)で既に吟味したから,z \neq 0 とすれば,上式から
z+y+2=0 すなわち z=-(y+2)
これを②に代入して,-y(y+2)=y+(y+2)^2-(y+2)
2y^2+6y+2=0,すなわち y^2+3y+1=0\displaystyle y=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}

z=-(y+2) であったから,\displaystyle z=\dfrac{-7\mp\sqrt{5}}{2}
ゆえに \displaystyle x=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}\displaystyle y=\dfrac{-3\pm\sqrt{5}}{2}
\displaystyle z=\dfrac{-7\mp\sqrt{5}}{2} (複号同順)も解である.

[4](15点+15点)三角形 \mbox{ABC} の辺上を動く点 \mbox{D}\mbox{E}\mbox{F} が,時刻 t=0 にそれぞれ \mbox{A}\mbox{B}\mbox{C} を出発し,\mbox{B}\mbox{C}\mbox{A} にむかってそれぞれ一定の速さで進んで,時刻 t=1\mbox{B}\mbox{C}\mbox{A} に達するものとする.

(イ) その間 \triangle\mbox{DEF} の重心は動かないことを示せ.

(ロ) \triangle\mbox{DEF} の面積の最小値は \triangle\mbox{ABC} の面積の何倍か.

[5](10点+10点+15点)与えられた三角形 \mbox{OP}_0\mbox{P}_1 において,\mbox{OP}_0=a\angle \mbox{OP}_0\mbox{P}_1=\alpha\angle \mbox{P}_0\mbox{OP}_1=\theta とし,つぎつぎに相似三角形
\triangle\mbox{OP}_0\mbox{P}_1\triangle\mbox{OP}_1\mbox{P}_2\cdots\cdots\triangle\mbox{OP}_n\mbox{P}_{n+1}\cdots\cdots
を作っていく.

(イ) n を限りなく大きくするとき,\mbox{P}_n が定点 \mbox{O} に限りなく近づくための必要十分条件\theta\alpha で表わせ.

「(イ)が成り立つとして,(ロ),(ハ)に答えよ」

(ロ) \mbox{S} = \triangle\mbox{OP}_0\mbox{P}_1 + \triangle\mbox{OP}_1\mbox{P}_2 + \cdots\cdots + \triangle\mbox{OP}_n\mbox{P}_{n+1} + \cdots\cdots の値は,\triangle\mbox{OP}_0\mbox{P}_1 の何倍であるか,それを \theta\alpha で表わせ.ここに,\triangle\mbox{OP}_n\mbox{P}_{n+1} は面積を表わす.

(ハ) \mbox{L}=\mbox{P}_0\mbox{P}_1+\mbox{P}_1\mbox{P}_2+\cdots\cdots+\mbox{P}_n\mbox{P}_{n+1}+\cdots\cdots の値を求めよ.また a\alpha を固定したまま,\theta を限りなく 0 に近づけたとき,\mbox{L} はどんな値に近づくか.

[6](35点)\displaystyle 0\lt x\lt \dfrac{\pi}{4} のとき,\displaystyle \int_0^x \cos t dt \gt 2 \int_0^x \sin t dt を証明せよ.

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