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1962年(昭和37年)京都大学-数学(文系)[5]

2026.01.14.23:41:54記

[5] 各点 \mbox{P}(x,y) に対して実数値 z をさだめようとするのに,2次方程式
z^2+(a+x)z+\dfrac{1}{4}(x^2-y^2)=0a は正の定数)
が異なる2実根をもつ場合には大きい方の根の値を採ることにし,他の場合には z の値を定めないことにする.こうして,正の値 z が定まるような点 \mbox{P} の範囲を明らかにし,この範囲をできるだけ正確に図示せよ.

本問のテーマ
2次方程式の解の配置
包絡線

2026.01.15.10:25:12記
「できるだけ正確に」というのは「境界を含むか含まないかがわかるように」ということと,「図は丁寧に描くように」ということぐらいの意味でしょう.

z\gt 0 における双曲線 z^2+(a+x)z+\dfrac{1}{4}(x^2-y^2)=0 の通過範囲を求めれば良く,2z+a+x=0 から,包絡線である放物線 2ax+a^2-y^2=0 が得られますが,曲線が動く場合,通過領域を正確に定めるのは慣れないと少し難しいです.

[解答]
z^2+(a+x)z+\dfrac{1}{4}(x^2-y^2)=0a は正の定数)が相異2実解をもち,そのうち少なくとも1つが正となる条件を求めれば良い.

(i) 正負1つずつもつとき:
x^2-y^2\lt 0 である.

(ii) 正と0となるとき:
x^2-y^2=0y=\pm x) かつ a+x\lt 0 である.

(iii) 相異なる2つの正の解となるとき:
判別式から (a+x)^2-(x^2-y^2)=2ax+a^2+y^2\gt 0,軸から a+x\lt 0,端点から x^2-y^2\lt 0 である.

(i)〜(iii) を整理すると,
\begin{cases} |y|\gt \sqrt{-2ax-a^2} &  (x\leqq -a) \\ |y|\gt |x| & (-a\leqq x) \end{cases}
となり,これを図示すれば良い(図示略).

(i)〜(iii) を y について整理すると,
\begin{cases} -\dfrac{y^2+a^2}{2}\lt x\lt y & (|y|\gt a) \\  -y\lt x\lt y & (a\lt |y|) \end{cases}
となります.

[解答]
異なる2実解をもつので,判別式から (a+x)^2-(x^2-y^2)\gt 0,つまり
x\gt -\dfrac{y^2+x^2}{2}…① であり,このとき解の公式から
z=\dfrac{-(a+x)+\sqrt{2ax+a^2+y^2}}{2}\gt 0
となれば良い.

(i) a+x\leqq 0 のとき:①のもとでは z\gt 0 となる.

(ii) a+x\gt 0 のとき:①のもとでは 2ax+a^2+y^2\gt (a+x)^2 から|y|\gt |x| となる.

(以下略)




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