以下の内容はhttps://spherical-harmonics.hateblo.jp/entry/Kyodai/1960/SuuII_3より取得しました。


1960年(昭和35年)京都大学-数学【数学II】[3]

2025.12.29.23:31:25記

[3](40点)a\gt 0 のとき
(A) x^2-x-a=0
(B) x^2+ax-1=0
はいずれも異なる二実根をもつことを証明し,つぎに(B)の二根のうち,ちょうど一根だけが(A)の二根の間にあることを証明せよ.

2026.01.06.01:38:37記
中間値の定理から解の場所を絞るのは基本ですが,良い値を見つけるのは少々難しいです.

[うまい解答]
f(x)=x^2-x-a=0g(x)=x^2+ax-1=0 とおく.

f(-a)=a^2\gt 0f(0)=-a\lt 0f(1)=-a\lt 0 であるから(A)の解は -a\lt x\lt 0 の範囲に1つ,1\lt x の範囲に1つある.

g(-a)=-1\lt 0g(0)=-1\lt 0g(1)=a\gt 0 であるから(B)の解は x\lt -a の範囲に1つ,0\lt x\lt 1 の範囲に1つある.

よって(A)(B)はいずれも異なる二実解をもち,(B)の二根のうち,ちょうど一根だけが(A)の二根の間にある.

標準的には次のように解くでしょうか.

[解答]
f(x)=x^2-x-a=0 の判別式は 1+4a\gt 0g(x)=x^2+ax-1=0 の判別式は a^2+1\gt 0 であるから,(A)(B)はいずれも異なる二実解をもつ.

f(x)=0 の二解を \alpha,\beta とおくと \alpha+\beta=1\alpha\beta=-a である.このとき
g(\alpha)g(\beta)=\{(a+1)\alpha+a-1\}\{(a+1)\beta+a-1\}=\{(a+1)^2 \alpha\beta+(a^2-1)(\alpha+\beta)+(a-1)^2=-a(a^2+3)\gt 0
であるから,(B)の2実解のうち,少なくとも1つは(A)の2解の間にある.

ここでもし(B)の2実解のうち,両方が(A)の2解の間にあるとすると g(\alpha),g(\beta)\gt 0 となり g(\alpha)g(\beta)\lt 0 に反するので,(B)の2実解のうち,ちょうど1つだけが(A)の2解の間にある.

もちろん,g(x)=0 の解を \gamma,\delta として f(\gamma)f(\delta)\lt 0 を示して(A)の2実解のうち,少なくとも1つは(B)の2解の間にあることを示して,(B)の2実解のうち,少なくとも1つは(A)の2解の間にあることとあわせて,(A)(B)の解が交互に並ぶことから,(B)の2実解のうち,ちょうど1つだけが(A)の2解の間にあることを示しても良いでしょう.

[解答]
下に凸な2つの曲線 y=f(x)y=g(x) の交点は \left(\dfrac{1-a}{1+a},\dfrac{-a(a^2+3)}{(1+a)^2}\right) だけであり,これが x 軸よりも下にあるのでf(x)=0 の解と g(x)=0 の解はともに2実解であり,交互に並ぶので題意は示された.

ちょっとこれは攻めすぎでしょうか.




以上の内容はhttps://spherical-harmonics.hateblo.jp/entry/Kyodai/1960/SuuII_3より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14