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1959年(昭和34年)京都大学-数学【解析I】(旧課程)[3]

2025.12.22.00:20:59記

[3] abc0 でない実数であり,
\sqrt{\dfrac{(c+a-b)(a+b-c)}{bc}}=\sqrt{\dfrac{(a+b-c)(b+c-a)}{ca}}\sqrt{\dfrac{(b+c-a)(c+a-b)}{ab}}=k
であるとき,k の値を求めよ.また,k がこれらの値をとる場合に,abc の間に成り立つおのおのの関係式を,なるべく簡単な形で表せ.

2025.12.29.01:03:57記

[解答]
k=0 と仮定すると,a+b=cb+c=ac+a=b のうち少なくとも2つが成立する.
a+b=cb+c=a の2つが成立するとき,a=c,b=0 となり仮定に反する.他の場合も同様である.よって k\neq 0 である.

このとき,\sqrt{\dfrac{(c+a-b)(a+b-c)}{bc}}=\sqrt{\dfrac{(a+b-c)(b+c-a)}{ca}} から
\dfrac{c+a-b}{b}=\dfrac{a+b-c}{a}
となることが必要である(根号内が負になるかも知れない).

同様にして \dfrac{a+b-c}{c}=\dfrac{b+c-a}{a} が成立し,よって
\dfrac{a+b-c}{c}=\dfrac{b+c-a}{a}=\dfrac{c+a-b}{b}
が成立する.このとき根号内は正となるのでこれは必要十分条件となる.

この式の全ての辺に 1 を足すことにより,
\dfrac{a+b}{c}=\dfrac{b+c}{a}=\dfrac{c+a}{b}
が成立する.この値を K とおき,分母を払って足し合わせると
2(a+b+c)=K(a+b+c) となるので,a+b+c=0 または K=2a=b=c)が成立する.

(i) a=b=c のとき:k=1 となる.

(ii) a+b+c=0 のとき:k=\sqrt{(-2)(-2)}=2 となる.

K=2 のとき \dfrac{a+b}{2}=c\dfrac{b+c}{2}=a\dfrac{c+a}{2}=b から,cab の平均,abc の平均,bca の平均となり a=b=c となります.




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