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1957年(昭和32年)京都大学-数学(幾何)[3]

2025.12.17.17:20:17記

[3] 二点 \mbox{A}\mbox{B} で交わる二円において,\mbox{A} を通る一直線を引き,その二円と交わる点を \mbox{P}\mbox{Q} として \mbox{AP}=\mbox{AQ} ならしめる.\mbox{P}\mbox{Q} においてそれぞれの円に接線を引きその交点を \mbox{C} とするとき,つぎのことを証明 せよ.

(1) 四点 \mbox{B}\mbox{C}\mbox{P}\mbox{Q} は同一円周上にある.

(2) \mbox{AP}^2=\mbox{AB}\cdot \mbox{AC}

2025.12.17.19:49:51記
(1)では \mbox{AP}=\mbox{AQ} という条件を使いません.(2)で使います.

[解答]
(1) 接弦定理により \angle\mbox{CPA}=\angle\mbox{PBA}\angle\mbox{CQA}=\angle\mbox{QBA} であるから,
\angle\mbox{PCQ}+\angle\mbox{QBP}=\angle\mbox{PCQ}+\angle\mbox{QBA}+\angle\mbox{PBA}=\angle\mbox{PCQ}+\angle\mbox{CQA}+\angle\mbox{PCQ}=(\triangle\mbox{PCQ}の内角の和)=180^{\circ}
となり,四点 \mbox{B}\mbox{C}\mbox{P}\mbox{Q} は同一円周上にある.

(2)(i) 三点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{P} を通る円と三点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{Q} を通る円が同じ大きさのとき:
\mbox{C} は直線 \mbox{AB} 上にあるので方羃の定理から \mbox{AP}^2=\mbox{AP}\cdot\mbox{AQ}=\mbox{AB}\cdot\mbox{AC}
が成立する.

(ii) (i)でないとき,三点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{P} を通る円が三点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{Q} を通る円より小さいとしても一般性を失わない:
このとき \mbox{AB} と(1)の円の \mbox{B} 以外の交点を \mbox{D} とすると(1)の円上に \mbox{P}\mbox{C}\mbox{D}\mbox{Q} の順番に並び,\mbox{D} は劣弧 \mbox{CQ} 上にある.

\mbox{DQ} の円周角から \angle\mbox{DCQ}=\angle\mbox{DBQ} となり,接弦定理から \angle\mbox{DBQ}=\angle\mbox{CQA}((1)で用いた)となるので \angle\mbox{DCQ}=\angle\mbox{CQA} となり,\mbox{CD}\parallel\mbox{PQ} となる.

よって四角形 \mbox{CDQP}\mbox{CD}\parallel\mbox{PQ} の等脚台形となり,\mbox{A}\mbox{PQ} の中点であることから \mbox{AC}=\mbox{AD} となる.

よって方羃の定理から \mbox{AP}^2=\mbox{AP}\cdot\mbox{AQ}=\mbox{AB}\cdot\mbox{AD}=\mbox{AB}\cdot\mbox{AC}
が成立する.

三点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{P} を通る円が三点 \mbox{A}\mbox{B}\mbox{Q} を通る円より大きいときは \mbox{P}\mbox{Q} を入れ換えることになります.




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