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1953年(昭和28年)京都大学-数学(解析I)[1]

2025.12.05記

[1] 次の式を簡単にせよ.
\dfrac{1}{(a-b)(a-c)(a+1)}+\dfrac{1}{(b-c)(b-a)(b+1)}+\dfrac{1}{(c-a)(c-b)(c+1)}

本問のテーマ
ラグランジュの補間公式

2025.12.05記

[解答]
与えられた式を通分して \dfrac{A}{(a-b)(b-c)(c-a)(a+1)(b+1)(c+1)} となるとき,
A=(c-b)(b+1)(c+1)+(a-c)(c+1)(a+1)+(b-a)(a+1)(b+1)
が成立する.ここで a=b のとき A=0 となるので Aa-b で割り切れ,同様に b-c,c-a で割り切れるので
A=k(a-b)(b-c)(c-a)(次数を考えると k は定数)と書くことができる.b^2c の係数を比較して k=1 となるので与えられた式は \dfrac{(a-b)(b-c)(c-a)}{(a-b)(b-c)(c-a)(a+1)(b+1)(c+1)}=\dfrac{1}{(a+1)(b+1)(c+1)} となる.

[うまい解答]
a,b,c,-1 のうち等しいものが存在すると式が定義できないので,a,b,c,-1 はすべて異なるとして良い.

このとき,f(x)=\dfrac{(x-b)(x-c)(x+1)}{(a-b)(a-c)(a+1)}+\dfrac{(x-c)(x-a)(x+1)}{(b-c)(b-a)(b+1)}+\dfrac{(x-a)(x-b)(x+1)}{(c-a)(c-b)(c+1)}+\dfrac{(x-a)(x-b)(x-c)}{(-1-a)(-1-b)(-1-c)} とおくと,f(x) は3次以下の関数で f(a)=f(b)=f(c)=f(-1)=1 を満たすので f(x) は定数 1 に等しい.よって f(x)x^3 の係数は 0 となり,
\dfrac{1}{(a-b)(a-c)(a+1)}+\dfrac{1}{(b-c)(b-a)(b+1)}+\dfrac{1}{(c-a)(c-b)(c+1)}+\dfrac{1}{(-1-a)(-1-b)(-1-c)}=0
となり,\dfrac{1}{(a-b)(a-c)(a+1)}+\dfrac{1}{(b-c)(b-a)(b+1)}+\dfrac{1}{(c-a)(c-b)(c+1)}=\dfrac{1}{(a+1)(b+1)(c+1)} となる.




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