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1953年(昭和28年)京都大学-数学(解析II)[2]

2025.12.05記

[2] 水平な地面に垂直に柱が立つている.まず柱の下端から 100\mbox{m} 離れた地面上の点から柱の上端を望む仰角を測定したところ 15^{\circ} であつた.この測定値を用いて柱の高さを求めよ.(有効数字 3 桁目まで算出せよ.)

次に柱の高さを直接巻尺で測つた結果上記の計算値よりも 0.1\mbox{m} 長いことを見出した.仰角の測定に何度の誤りがあつたか(有効数字 1 桁目を算出せよ.)ただし距離および長さの測定に誤りがなく,地面は完全に水平であつたとする.

\sqrt{2}=1.414\sqrt{3}=1.732\sqrt{5}=2.236\sqrt{6}=2.450

2025.12.05記
円周率 \pi の近似値が与えられていませんが,これは桁数を合わせて 3.141 で良いでしょうかね.

[解答]
\tan 15^{\circ}=2-\sqrt{3} であるから,柱の高さは 100(2-\sqrt{3})=26.8\mbox{m} となる.

仰角の誤差を \varepsilon^{\circ} とすると,これは \Delta=\dfrac{\pi\varepsilon}{180} ラジアンである.

\tan \left(\dfrac{\pi}{12}+\Delta\right)-\tan\dfrac{\pi}{12}≒\dfrac{1}{\cos^2\dfrac{\pi}{12}}\Delta であり,この100倍が 0.1 であることから \dfrac{1}{\cos^2\dfrac{\pi}{12}}\Delta=0.001,つまり
\varepsilon=\dfrac{18}{100\pi}\cos^2\dfrac{\pi}{12}=\dfrac{18(8+4\sqrt{3})}{1600\pi}
=\dfrac{9(2+\sqrt{3})}{200\pi}=\dfrac{0.16794}{\pi}≒\dfrac{167.94}{3141}=0.053…
となり,0.05^{\circ} となる.

有効数字1桁目ということなので,途中は有効数字2桁で
=\dfrac{9(2+\sqrt{3})}{200\pi}≒\dfrac{17}{310}=0.054…
と計算するのが通常ですので,これでも問題ないでしょう.可能ならば有効数字3桁で計算した方が誤差の蓄積の影響を受けにくくなります.




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