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1952年(昭和27年)京都大学-数学(幾何)[2]

2025.12.04記

[2] 点 \mbox{C} を中心とする円 K の外部に点 \mbox{P} を取り,\mbox{CP} を直径とする円を書く.これと K との共通弦が\mbox{CP} と交わる点を \mbox{R} とする.K の直径で \mbox{CP} と直交するものを \mbox{NS} とし,\mbox{NP}K との交点を \mbox{Q} とすると,\mbox{Q}\mbox{R}\mbox{S} が同一直線上にあることを示せ.

2025.12.05記
なぜ \rm N,S かと考えると極射影(立体射影)が元ネタであることがわかります.

[解答]
Kx^2+y^2=1 とすると \mbox{C}(0,0) であり,\mbox{N}(0,1)\mbox{S}(0,-1) として良い.このとき \mbox{P}(2p,0)2p\gt 1)とすると \mbox{CP} を直径とする円は (x-p)^2+y^2=p^2 であるから,これと K との共通弦は x=\dfrac{1}{2p} となるので \mbox{R}\left(\dfrac{1}{2p},0\right) となる.

直線 \mbox{NP} は切片方程式から \dfrac{x}{2p}+y=1 であるから,これと K の交点の x 座標は x\neq 0 より x=\dfrac{4p}{4p^2+1} となり,よって \mbox{Q}\left(\dfrac{4p}{4p^2+1},\dfrac{4p^2-1}{4p^2+1}\right) となる.\overrightarrow{\mbox{SR}}=\left(\dfrac{1}{2p},1\right)\overrightarrow{\mbox{SQ}}=\left(\dfrac{4p}{4p^2+1},\dfrac{8p^2}{4p^2+1}\right) であるから \overrightarrow{\mbox{SQ}}=\dfrac{8p^2}{4p^2+1}\overrightarrow{\mbox{SQ}} となるので,\mbox{Q}\mbox{R}\mbox{S} は同一直線上にある.

実は \mbox{Q} の座標は求めなくても構いません.

[解答]
Kx^2+y^2=1 とすると \mbox{C}(0,0) であり,\mbox{N}(0,1)\mbox{S}(0,-1) として良い.このとき \mbox{P}(2p,0)2p\gt 1)とすると \mbox{CP} を直径とする円は (x-p)^2+y^2=p^2 であるから,これと K との共通弦は x=\dfrac{1}{2p} となるので \mbox{R}\left(\dfrac{1}{2p},0\right) となる.

直線 \mbox{NP} は切片方程式から \dfrac{x}{2p}+y=1 であるから \overrightarrow{\mbox{SR}}=\left(\dfrac{1}{2p},1\right) と垂直である.また \mbox{NS}K の直径であるから \angle\mbox{NQS}=90^{\circ} となるので \mbox{SQ}\perp\mbox{PN} である.よって \mbox{SQ}\parallel\mbox{SR} となり,\mbox{Q}\mbox{R}\mbox{S} は同一直線上にある.

極射影(立体射影)が元ネタである,ということで方羃の定理が活躍します.

[解答]
\mbox{CP} を直径とする円と K との共通弦の一端を \mbox{T} とすると \mbox{CP} は直径であるから \angle\mbox{CTP}=90^{\circ} となり,\mbox{PT}K の接線となるので,方羃の定理から \mbox{PQ}\cdot\mbox{PN}=\mbox{PT}^2…① が成立する.

一方2つの直角三角形 \triangle\mbox{PRT}\triangle\mbox{PTC} は相似であるから \mbox{PR}\cdot\mbox{PC}=\mbox{PT}^2…② が成立する.

①②から \mbox{PQ}\cdot\mbox{PN}=\mbox{PR}\cdot\mbox{PC} となり,\rm C,R,Q,N は同一円周上にあり \angle\mbox{RCN}=90^{\circ} から \angle\mbox{RQN}=90^{\circ} となり,\mbox{QR}\perp\mbox{PN} が成立する.一方 \mbox{NS} は直径であるから \angle\mbox{SQN}=90^{\circ} となり,\mbox{QS}\perp\mbox{PN} が成立する.

よって \mbox{QR}\parallel\mbox{QS} となり,\mbox{Q}\mbox{R}\mbox{S} は同一直線上にある.




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