2025.01.22記
[3] The curve
revolves around one of its tangents whose distance from the centre of the figure is
. Prove that the volume of revolution is
.
[3] 曲線
をこの曲線の中心からの距離が
となる接線のまわりに1回転させる.この回転体の体積が
であることを示せ.
本問のテーマ
パップスギュルダン(Pappus–Guldinus)の(第二)定理
傘型分割
傘型分割
2025.02.05記
当時の出版物の解答には「Pappus, Guldin ノ定理ヲ用ヒ」とあるが,それで良いのか?
楕円の面積は
であるから,Pappus-Grudin の定理から回転体の体積は
である.
というのはどうかと思うので,Pappus-Grudin の定理を証明するように求めることにする.
パップス・ギュルダン(Pappus–Guldinus)の定理 - 球面倶楽部 零八式 mark II
[解答]
楕円
を原点中心に回転した楕円の式は
(
,
)
の形をしており(このとき
である),この楕円の
座標の最小値は
であるから,
として楕円
を
軸のまわりに回転してできる回転体の体積
が 
となることを示せば良い.
楕円
(
の形をしており(このとき
楕円の式が
となることに注意すると,
(
に置換)
(奇関数の積分は消える)
(半円の面積)
となるので,題意は示された.
楕円 を原点中心に
回転した図形は
となり,として進めると計算が大変になるので[解答]のように適当に置き換えた方が良い.
傘型分割
において,直線
と それよりも下にある曲線
で囲まれる部分
,
を直線
のまわりに回転させてできる回転体の体積は
となる.
[うまい解答]
楕円上の点
(楕円の対称性により
として良く,どちらかが0のときは極限を考える) における接線
は
,
とおくと
となる.この接線と原点の距離は
である.
楕円上の点
このとき回転体の体積 は
とおくと,
(奇関数の積分は消える)
(四分円の面積)
となるので,題意は示された.
パップスギュルダンの定理
であることの証明は,回転軸である直線を 軸とする座標系で考えれば十分であるから,まずパップスギュルダンの定理を証明しても良い.この解答の利点は「被回転体の重心の位置(
座標の両方とも)を計算し易い座標系で求めておけば,点と直線の距離から回転軸と重心の距離を求めるのが簡単になる」というものである.以下の解答では真面目に求めたが,図形の線対称性から 楕円
の重心が
であることは明らかである.